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妻や友達が産後うつになってしまった時の注意点

産後うつになってしまった人と接する時には、周囲の人は細やかな気遣いが必要です。良かれと思って声をかけても、かえって傷つけてしまったり、悪化させてしまったりする可能性があります。だからと言って、腫れ物にさわるような態度も、よけいに心を閉ざしてしまいます。

いつ、誰が産後うつになってしまうかわかりませんので、どのように接するのが良いのかを知っておきましょう。

 

産後はうつになりやすい

最近の研究でうつ病はホルモンバランスの乱れが、一因になっていることが判明しつつあるそうです。産後は妊娠を維持していたホルモンの分泌が急速におさまり、通常より2000倍にも大きくなった子宮を、元の大きさに戻すためのホルモンが分泌されます。

さらに、赤い血液から乳白色の母乳を生成するべく、ホルモンが分泌されます。つまり、産後の女性の体は、生涯の中で最もホルモンバランスが急激に変化する時期。そのため、産後はうつ病になりやすいのです。

 

睡眠不足が産後うつに拍車をかける

ただでさえ、産後はうつ病になりやすい身体の状態なのに、赤ちゃんのお世話で睡眠が十分にとれません。また、出産祝いなどで来客が増え、リラックスできず睡眠不足も増すことも。

核家族化が進み、家族の協力を得ることが難しくなっている現代。そのためママになった女性が、産後のつらい時期を一人で乗り越えなければならないケースも増えてきました。その結果、乗り切ることができず、うつ病を発症してしまうことが増加しているのです。

 

言ってはいけない言葉 

もし、周りで産後うつになってしまった人がいる場合は、どのようなことを注意すればよいのでしょうか。ここでは、言葉がけについてみていきましょう。まずはうつになってしまった人には、禁句の言葉を紹介します。

 

「がんばって」

うつになりやすい人の特徴として、真面目で一生懸命頑張るタイプがあげられます。もうすでに十分に頑張っていて、それゆえに心が壊れてしまったケースが多いので、これ以上に「がんばって」という言葉は追い詰めてしまいます。

 

「母親なんだからもっとしっかりしなさい」

産後にうつになってしまうと、自分は母親失格だと自己嫌悪に蝕まれます。

そこへ追い打ちをかけるように「母親なんだから」などと言っては余計に自己否定になってしまいます。

 

「気晴らしした方がいいよ」

一度うつになってしまうと、人と会うこと自体が苦痛になるケースが多くなります。

また、旅行やレジャーなどを楽しませようと思って企画しても、逆に楽しめない自分を責めてしまう結果になることがあります。

 

「赤ちゃんって癒されるよね」

うつになってしまうと、赤ちゃんを可愛いと思えなくなり、愛せなくなることがよくあります。そしてそのような母親である自分を、母親失格だと責め続けます。

 

「育児のことは忘れて、ゆっくりしていいよ」

周りの人は、最大限の配慮をしている言葉ですが、本人にしてみたら「自分は必要ないんだ」と、余計に自己否定や嫌悪感が強くなる危険性があります。

 

どれもこれも、言った本人は相手を追い詰める気はなく、応援しようという気持ちから出たもの。しかし、うつ病の時は何事もマイナスにとらえがちになってしまうので、上記のような言葉は、プレッシャーにしかならない可能性が高いのです。うっかり言ってしまいやすいので、気をつけましょう。

 

言ってあげたい言葉 

今度は、うつ病になった時にかけてあげたい言葉です。大切なのは相手を認めている、というメッセージを込めることです。どのような言葉がけができるでしょうか。

 

「頑張りすぎないで、ゆっくりしてね」

ずっと頑張っていたことを認めてあげることが大切です。

誰にも言えず、誰にも認めてもらえず、1人で頑張りすぎた結果、うつになってしまうことが多いので、頑張っていたことを認めてあげましょう。

 

「疲れちゃっただけだよ。まずはゆっくり休もうね」

自分を責め続け、生きる気力を失ってしまっていることに対して、一緒になって深刻に受け止めすぎた言葉はかけるのは控えましょう。

その人がうつになったことを「あなたのせい」ではなく、仕方がないという流れの方が良いでしょう。

 

「今は何がしたい?」

うつになると、基本的には気力がなくなり何もしたくなくなります。それでも聞いてみて、何か求めてきたら、みんなで協力して聞き入れてあげましょう。

 

「ありがとう」

些細なことで良いので、「ありがとう」の言葉を伝えましょう。ご飯を作れた日や、物を取ってくれた時でも、洗濯物を畳めた時でも、日頃は当たり前のことでも無気力の状態でやることは大変なことです。

 

そして、感謝されることで自己肯定する力が生まれます。赤ちゃんの面倒が見られなくなってしまった状況の中では「大変な思いをして赤ちゃんを産んでくれただけで本当に感謝している」と伝えましょう。

 

産後うつの治療には周囲の理解と協力が大切

うつはその日の気分や情緒不安定などの気持ちの問題ではなく、れっきとした病気です。そして1人で治せる病気ではありません。

どうしても生まれてきた子供に目が行きがちですが、ママの状況も周囲の人が理解をし、協力をしてあげることが大切です。

  

(Photo by: http://www.photo-ac.com/ ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-07-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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