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歩ける=大丈夫!ではない足首痛の症状 変形性足関節症の症状や治療法とは?

 

世の中には痛みに強い人、痛みに弱い人がいます。痛みに強い人や我慢してしまうタイプの人が特に気を付けたい足首の痛みへのアプローチは『歩けるから大丈夫』ということです。

 

●『歩けるから大丈夫』は間違い!?

足首や足の痛みを感じても歩けるし病院には行かなくてよいだろうと思っている方は案外多いようです。

 

確かに歩けないよりは歩ける方が症状が軽いです。

 

ただし、歩けたとしても不便さを感じているのであれば、組織が傷ついたり関節軟骨がすり減ってきている可能性は否定できません。特に注意したい症状は、足の腫れが見られる場合や特定の方向に曲げた時、もしくはある部位を押した時に痛むという症状です。

 

一時的な痛みではなく、体の中に異常が起きている可能性が非常に高いので病院へ行ってください。

 

●病気が進行することのデメリット

とりあえずまだ歩けるし、しばらく自分で様子を見てみようと思っているうちに病気が進行することもあります。

 

例えば、変形性足関節症の場合には病気が進行すると人工関節に取り換える手術が必要な場合もあります。早期発見すれば負担の少ない治療だったものが、ちょっと様子を見ているうちに、時間的にも金銭的にも負担の大きい治療しか選択肢がなくなることもあるので要注意です。

 

足首を痛めた時には『押して痛い』『曲げて痛い』などの症状があれば、たとえ歩けたとしても病院に行くのがお勧めです。

 

早めに病気やけがを発見することで病気の進行リスク、怪我の悪化リスクを減らせます。

 

捻挫後の長い痛みの理由は?

足首をひねった後にどうも痛みが長く続くということはないでしょうか。

 

捻挫などで足首を痛めた場合、それが軽度の捻挫で、素早く適切な応急処置をすれば数日程度で治ります。もし捻挫の痛みが数か月も続くということであれば、足をひねったことによって、別の部分を損傷している可能性もあります。

 

外くるぶしの前上方の痛み

この場所には脛骨と腓骨という骨同士をつないでいる靭帯があります。ここは捻挫によって損傷することが多くありますが、レントゲンなどで異常が見られないため、最初はただの捻挫として処理されることもあります。

 

しかし、ただの捻挫よりも痛みが長期にわたることが多いため、捻挫の後遺症として扱われることがあります。

 

外くるぶしの前下方にあるくぼみの痛み

捻挫のあとにこの部分が腫れて、痛みがとれないことがあります。こうした状態のときに考えられるのが足根骨癒着症というものです。

 

足の甲を形成する足根骨は、本来それぞれが靭帯によってつながっています。しかし、足根骨同士が一部癒着したり、中途半端に癒着している状態のことを足根骨癒着症と言います。

 

この足根骨が中途半端に癒着している場合、捻挫によって癒着部分を損傷し、痛みが生じます。足根骨癒着症を持っている人には偏平足の人が多いのが特徴です。

 

 

本来捻挫(内反捻挫)によって痛みを感じる場所は、前距腓靭帯という外くるぶしの前下方の部分が主な場所です。それ以外の部分が長期にわたって痛むという場合は、何らかの原因があるはずですし、場合によっては手術が必要になることもありますので、適切に対応することが求められます。

 

変形性足関節症の痛みの特徴

足首の関節軟骨がすり減り、骨が増殖する病気が変形性足関節症です。

変形性足関節症の痛みについて見ていきます。

 

●初期症状はほぼなし

足首に限らず膝の関節軟骨がすり減っている場合なども初期症状は特に見られません。

最初のうちは、歩いているときにも不便を感じることもないのでこの時点で病気・怪我かもしれないと感じる人はとても少ないです。

強いて言うなら長時間の歩行、長時間の立ちっぱなしなどの場合には足が痛むことがあるのですが、疲れから足が痛んだと勘違いされやすいです。

 

●徐々に歩行に支障が出る

関節軟骨が大分すり減ってくると歩行に支障が出るようになります。

今まで運動などをしてきた方の場合は急に走れなくなったり、走ろうとする度にじわじわと足首が痛むようになってきます。

また、足首の腫れが見られます。

足の痛みと足首の腫れと言えば捻挫の可能性がありますが、捻挫の場合は曲げると痛いということが多いのに対して変形性足関節症では何もしていないのに痛い場合が多いのです。

 

●不安なら病院へ

捻挫にしても変形性足関節症にしても不安があるなら早いうちに病院にいくことをお勧めします。

早いうちに対処しておいた方が再発を防いだり症状の進行を遅らせたりできるからです。

 

変形性足関節症の痛みは、最初はまったくありませんが徐々にじわじわと痛み出します。

足首を左右・前後に動かさなくても痛いのが変形性足関節症の特徴のひとつで、歩行が難しくなる場合もあります。

 

レントゲン、MRI、CT、足関節鏡で見る場所の違いは?

足首の異常を感じて病院に行くと問診、触診、画像検査が行われるのが基本です。

そのうち、画像検査で使われるいくつかの機械で見る場所の違いを確認します。

 

●レントゲン検査

レントゲン検査は医療ドラマなどでもおなじみの存在です。

足関節が痛いときには足を正面から、そして横からという風に2枚撮ります。

骨の状態を見るのにレントゲン検査は適しており、骨のひびや骨折を発見できるのが特徴です。

 

●MRI

磁気共鳴によって体の内部の病気を発見する絵を作り出すのがMRIです。

脳や脊髄の異常が疑われる場合にもMRIが用いられることが多いです。

MRIは骨ではなく組織を見るのに使われます。

足首付近の組織に異常がないかどうかをチェックします。

 

●CT検査

CT検査もMRIとよく似ていますが構造が異なります。

CT検査は放射能を使った検査で、骨の断面を診られるのが特徴です。

レントゲンは骨しか見られないのですが、CT検査では骨に囲まれた部分もスライスしたように見えます。

 

●足関節鏡

MRI、CT、レントゲンは外から足首の内部の様子を探るタイプの画像診断です。

一方で足関節鏡は直接足首を診られるという特徴を持っています。

足首の中で実際にどのようなことが起きているかがわかるのは足関節鏡ならではの特徴です。

 

足関節が痛むときには画像診断も行われます。

画像診断にはいくつかありますが、それぞれ見える場所が違うので2つ以上の画像診断方法を組み合わせて総合的な診断を下すこともあります。

 

変形性足関節症の3つの治療

足首の関節の軟骨がすり減り、関節同士の隙間がなくなっていく状態が変形性足関節症の症状です。

変形性足関節症の治療方法は装具療法、保存療法、手術療法の3つです。

 

●装具療法

装具療法とは足首にサポーターやギプスをつける療法です。

支柱がついているタイプのサポーターで関節を支えることもあります。

それだけではなく、インソールを作る方も多いです。

これは変形性足関節症のほか変形性膝関節症や変形性股関節症の治療にも見られます。

足の長さが異なる場合があり、片方の足に負担をかけないためです。

 

●保存療法

初期から中期の変形性足関節症であれば保存療法を用います。

保存療法は症状を進行させないための治療法で、歩き方に工夫したり鎮痛剤の使用なども保存療法に含まれています。

外用の消炎剤での治療を行っているという方も多いです。

装具療法を保存療法のひとつとして数える場合もあるので、変形性足関節症の治療は2種類と言われることもあります。

 

●手術療法

足首の関節軟骨がほとんどなくなり、生活にも大きな影響を及ぼすくらいの重度の変形性足関節症の場合は手術療法で治療することもあります。

自分の骨を使った手術の他に人工関節を使った手術もあります。

手術後にはリハビリが必要です。

 

変形性足関節症の治療には装具療法、保存療法、手術療法があります。

症状の程度や本人の暮らしにくさによって適切な治療は異なります。

信頼できる医師とよく相談したうえで自分に最も適切な変形性足関節症の治療をしていってください。

 

足首の異常をチェックする触診の方法とは?

足関節が痛い、というときにも行われるのが触診です。

外科などで一度は触診を受けたことがあるという方も多いはずです。

足の異常を確かめるための触診の方法を見てみます。

 

●骨折を調べる圧迫、タップテスト

骨折の疑いがあるときに行われるのが圧迫の確認とタップテストというものです。

圧迫では名前の通り足のくるぶしを外側と内側の両方から圧迫します。

タップテストでは足首を90°に曲げて足裏の下の方にあるかかとの骨を叩きます。

 

●内反、外反ストレスのチェック

足首の怪我、足関節の痛みの原因に多いのが足首捻挫です。

捻挫の有無を確かめるために足首を内側にひねったり外側にひねったりということを行います。

これで痛みが出れば捻挫の可能性が高いです。

 

●ハンマーを使ったチェック

医療用の小さめのハンマーを使って神経障害をチェックします。

足首の後ろ、アキレス腱のあたりを叩いて反射がなければ神経障害の可能性が高いです。

 

●触診以外の方法もある

足首の異常を確かめる方法は触診以外にもあります。

本人の訴えはもちろん、画像検査や場合によっては血液検査も行って総合的に足首の痛み、足関節の痛みの原因を究明し治療します。

 

足関節が痛いときには足をひねったり圧迫したりする触診だけではなくハンマーを使った触診も行われます。

触診によって足首の痛みの原因が予測できることも多いです。

最終的な診断は触診だけではなく問診や画像診断など複数の診断結果を総合的にみて行われます。

(Photo by:http://pixabay.com/) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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