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健康診断・健康管理

高血糖症状と早めの対処方法!血糖値測定器の正しい使い方と異常の見極め方とは

血液の中の糖分が異常に多くなってしまう状態を高血糖と言いますが、この高血糖は、身体に様々な悪影響を及ぼします。(健康な人の血糖値が食事前に100mg/dl以下であるのに対し、高血糖の方は約170mg/dl以上。)

 

糖尿病の方、とりわけ1型糖尿病の方は、急に血糖値が上昇し、ケトアシドーシス(血液が酸性になること)になりやすいタイプだといえます。

 

もちろん、2型糖尿病の方も高血糖になることはありますが、どちらかというとゆっくり上昇し、慢性的に高血糖の状況に陥っていることもありますので、注意が必要です。

 

◆高血糖による症状◆

◎異様に口の中が乾いて、水が飲みたくなる。(口渇)

◎その結果、水分を取りすぎて尿が多量に出る。(多飲・多尿)

◎糖分が尿から体外に排出されるために、お腹が空き、たくさん食べるのに痩せてしまう(体重減少)。

◎体力がなくなったと感じ、疲れやすくなる。(易疲労感)

◎風邪をひきやすくなったり、怪我をすると傷口が治りにくくなったりする。(易感染)

◎糖が尿中に多量に排泄されるため、甘い匂いがする。

 

ケトアシドーシスが起きると、その症状がさらに酷くなり、上記の他に吐き気や腹痛が出たり、徐々に意識が朦朧としだします。特に、呼吸は深くゆっくりした深呼吸が規則的に続き(クスマウル呼吸)となり、口臭などから甘酸っぱいアセトン臭がします。

 

そのままの状態を放置すると、最後には昏睡状態に陥ってしまいます。

 

高血糖と思われる症状が出ている場合は、水やお茶などの水分を多めに取り、できるだけ早めに血糖値を測定します。もし、尿検査用の試験紙(テステープ)を持っていたら、ケトン体のチェックをしてください。

 

日頃からインスリンの治療をされている方は、血糖値が高い時にインスリンを何単位か接種するように指示されているはずですから、速やかに実施してください。もし、そういう指示をもらっていない方は、事前に主治医に確認しておく事をお勧めします。

 

また尿検査でケトン体が出ている場合は、早めに主治医もしくは医療機関に相談してください。 

 

糖尿病の方は、普段から高血糖に関する知識を持ち、体調が悪い時はどれぐらい血糖値が上がる…などの管理が必要です。

 

以前風邪をひいた時はどうだった、下痢をして食事量が少ないのに血糖値だけは下がらなかった……という状況を把握するためにも、日頃から血糖値とその時の体調などを記録しておくのが良いでしょう。

 

 

血糖値測定器の正しい使い方

糖尿病と診断され、いざ血糖値測定器で自己測定を始めても、測定に慣れるまではしばらく時間がかかります。

いくら血糖測定器の性能が上がり、測定時の誤差が出にくくなったとはいえ、使用の際の手技をきちんと行わなければ、測定値に誤差が生じるのは止むを得ません。

 

日頃から血糖値測定器の正しい使い方を知っていれば、血糖値の誤差も出にくいですし、いざという時の異常にも気づきやすいかと思います。

「え?どうしてこんなに値が違うの?」という疑問を持った時、それが血糖を測る際の手技による誤差なのか、それとも本当に何らかの体調不良で起こっているものなのかを判断しやすくなります。

血糖値を測定する場合は、以下のことに注意して測定しましょう。

 

 

◎ 血糖値測定器の正しい使い方

1.適切な血液の量を採取する

 

今は色々な血糖測定器が販売されていますが、それぞれの血糖測定器に測定に最適な血液量が設定されています。十分な採血量があれば、値はそれだけ正確になりますが、少ない血液量では、血糖値は低めに測定されてしまいます。

針を刺す前に部位を温めておいたり、さすってほぐしておいたりすると、血液が出易くなり、十分な採血量を得ることが可能です。

もし血の出が悪いからと言って、無理に絞り出しすと、血液以外の組織液が混ざってしまい、正確な値を出せない原因になります。

 

 

2.血液採取部位の消毒が良く乾いてから実施する。

 

血糖測定前にはアルコールなどで消毒を行いますが、消毒液がきちんと乾いていない場合も、測定値が低く出る原因となります。消毒部位はしっかり乾かしてから測定を始めましょう。

 

 

3.センサーチップには使用期限がある

 

使用期限が切れてしまったセンサーチップでは、測定値に誤差が生じます。購入の際は、使用期限内に使いきれる量を購入しましょう。

 

 

 

正確な測定値が出せなければ、せっかく血糖値の測定をしても、する意味がなくなってしまいます。値を過信することで食事の量を調整したり、インスリンの量を増減したりと、身体にも悪影響を及ぼす原因となります。

そうならないためにも、正しい手技で、できるだけ正確な値を出せるように注意しましょう。

 

 

覚えておこう!血糖値測定器の購入と健康保険の適用範囲って?

糖尿病の診断がある・ないに関わらず、何らかの理由で血糖値を自分でチェックしなければいけない状態になったとき、さて、血糖測定器やその備品はどこで購入したら良いのでしょうか。

 

血糖値測定器の入手方法

血糖値測定器は、以前は薬局で取り扱っていて、やや高価ではありましたが普通に購入できました。

 

しかし、平成17年4月から「高度医療器具」として認定されたため、販売するためには「高度医療器具販売業」の資格がないと取り扱うことができなくなりました。

 

そのため、最近ではインターネットで注文したり、病院からパンフレットをもらって通信販売で購入するなどの手段がメインとなっているようです。もちろん、高度医療器具販売業の資格がある薬局では、店頭で購入可能です。

 

血糖値測定器の価格

血糖値測定器本体は、1万円~1万5千円はします。インターネットでは円高のタイミングなら、海外メーカーの物は格安(1/3程度の値段)で購入できる場合もあるようです。

 

しかし、日本語の使用説明書が着いていなかったりするので、使い慣れた物を購入する程度に留めて置いた方が良いかもしれません。

 

保険適用の条件

コストのかかる血糖値測定器ですが、インスリン治療を受けている患者さんは健康保険が適用される場合があります。保険が適用されるのは、指定された1日の測定回数に必要な穿刺針の本数とセンサーチップのみです。

 

血糖値測定器本体や穿刺器具も適応の対象になる場合がありますが、機種によっても違いますので、詳しいことは病院の窓口で聞いてみると良いでしょう。

 

 

また、消耗品の購入にかかった費用については、確定申告の「医療費控除」の対象になりますので、領収書は忘れずに保存しておきましょう。

 

 

血糖値の異常の見極め方

糖尿病などの持病があり、ご自分で血糖値を測定した場合、自己血糖測定器が出した値は全て正しいと思うの普通でしょう。まさか、その値が間違っているなど、よほど値に変動がなければ疑問にも思わないと思います。

日頃から血糖値測定器の正しい使い方を知っていれば、血糖値の誤差も出にくいですし、いざという時の異常にも気づきやすいかと思います。

 

採血時の状況や環境・体調などにより、血糖値は常に変化し続けています。

「え?どうしてこんなに値が違うの?」という疑問を持った時、それが血糖を測る際の手技による誤差なのか、それとも本当に何らかの体調不良で起こっているものなのかを判断しやすくなります。

 

 

◎血糖値はどのような時に、どう変化しているか

*血糖値は、就寝中は低く、起きる時間が近づくにつれて高くなり始めます。

夜中に何も食べていないのに、どうして血糖値が上がるの?!……と驚くかもしれません。しかし、人間の身体の原理として、睡眠中はエネルギーを消費することが少ないために血糖値は低くなります。そして朝目を覚ます時、脳が活動する際のエネルギーを必要とするために、徐々に血糖が上がる仕組みになっています。

 

*食事の前よりも食事をした後の方が、血糖値が高くなるのは当然です。

 

食後2時間後は、健康な人でも食事前の倍近く血糖値は上昇します。但し、インスリン療法中で、超即効性のインスリンを使用している方は、食べ物の吸収速度より早くインスリンの効果が出てしまう場合もあります。

 

◎ 血糖値を左右させる要因

 

1. 運動

適度な運動は、血糖値を下げる効果があります。

逆に体調不良な状況下での運動や、日頃しない過度の運動は、逆に血糖値を上げてしまうことがありますので、注意が必要です。 

 

2.ストレス

インスリンを分泌するすい臓は、身体が発するストレスホルモンの影響を受け易いとされています。そのため、極度の緊張状態やストレスを感じている場合、血糖値が上がることがあります。

ストレスを感じている状況での測定結果と、ストレスが解消された時での測定結果では、測定値に差が生じる可能性が高いといえますので、日頃から自分のストレス耐性度を知っておく必要があります。

 

 

血糖値測定器での測定結果が、このどれにも当てはまらないのに異常な数値が出た場合は、早めに主治医に相談してみましょう。

 

 

血糖コントロールの状態をチェック!ターゲスとは?

ターゲスとは、糖尿病の方やまたはその疑いのある方に行う検査で、1日の血糖値の変動を測定し、血糖コントロールの状態をチェックするのが目的です。

要するに血糖値の日内変動のことを言います。

 

たまに、糖負荷試験と併用し、トレーランGなどを服用して意図的に血糖値を上げ、どのぐらいで下がるのかを確認する場合もあります。

 

通常のターゲスは、朝食前(空腹時)、朝食後2時間、昼食前、昼食後2時間、夕食前、夕食後2時間、夜中の血糖値を測定し、その変動を調べます。どの時間帯の血糖値が高いのか、あるいは低いのかを把握し、インスリンの投与量を増減させるなど、糖尿病の治療のために役立てられます。

 

◎主な測定時間

①朝食前(朝起きてから、何も摂取していない状態の空腹時血糖)

②朝食後2時間

③昼食前30分

④昼食後2時間

⑤夕食前30分

⑥夕食後2時間

⑦就寝前

 

より厳密に検査をする場合は、各食後にもう少し小刻みに測定時間を指示されることもあります。食後2時間が最も血糖値が上がるとされ、食前には下がるのが通常ですが、体調やその日の食事状況によっても変わります。

 

検査なので、少しでも良いデータを出したいという気持ちはわかるのですが、検査の日だけ食事に気をつけてもあまり意味はありません。

 

できるだけ普段と同じ食事内容にして、日頃の血糖コントロールに役立ててもらいましょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)  

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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