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認知症はどんな病気が知ってる?症状とメカニズムについて

認知症の人の脳の中では、なんらかの理由で脳の神経細胞が死滅していきます。

記憶が失われる、時間や場所がわからなくなる、といった中核症状は、この脳の損傷によって起こるものです。
 

■アルツハイマー病による影響 

認知症を引き起こす病気の一つとなっているアルツハイマー病では、大脳皮質の神経細胞がじわじわと死滅・脱落し、脳が委縮していきます。細胞が消失するために、血流が低下するという現象も起こります。さらに、神経細胞が情報をやりとりするときにメッセンジャーの役割をする神経伝達物質が失われていくこともわかってきています。
 

■脳の血管の障害も原因になることが… 

また、認知症は脳血管性の病気で起こることもあります。
脳出血で血管が破れたり、脳梗塞で血管が詰まると、圧迫された部分の神経細胞や神経線維が破壊されます。
小さな脳梗塞が10カ所以上できると、認知症の症状が出始めるといわれます。
 
つまり、認知症とは正確には、原因となるいろいろな病気によってもたらされる症状の集まりであり、症状群といえるのです。
 

■脳の血管障害とアルツハイマーが7,8割を占める 

認知症を引き起こす病気は200~300近くとされますが、その代表がアルツハイマー病と脳血管性の病気です。
この2つと混合型を合わせると認知症全体の70~80%を占めます。
アルツハイマー病が原因のものは「アルツハイマー型認知症」、脳出血や脳梗塞などが原因のものは「脳血管性認知症」と呼んで区別しています。
 
ただし、アルツハイマー型の認知症の経過中に脳卒中の発作が起きて脳血管性の認知症を合併したり、脳梗塞がアルツハイマー病を引き起こす混合型のケースも少なくありません。
 

 ■脳の侵され方によって、症状のあらわれ方も違ってくる

認知症は、脳を損傷する病気によって発症します。
中核となる症状は、記憶障害と認知障害(失語、失行、実行機能の障害)ですが、原因となる病気によって脳の侵され方が異なるため、あらわれ方も違ってきます。
 
たとえば、失語は言葉が上手く出てこない言語障害の症状ですが、脳の「一部」が段階的に障害される脳血管性の認知症と、脳の「全体」が徐々に侵されるアルツハイマー型の認知症とでは、次のような違いがあります。
 
脳血管性では、大脳の言葉をつかさどる場所(言語中枢)が脳卒中などで傷つき、言語能力が障害されます。
 
「言いたい言葉が言えない」
「言い間違いをする」
「他の人の話す言葉が理解できなくなる」
などの言語障害があらわれ、コミュニケーションをとるのがむずかしくなります。
 
一方、アルツハイマー型では、脳血管性のように、突然言語中枢が障害されることはありません。初期のうちは、物の名前を思い出す能力が低下するために、代わりに「あれ、それ」などが多くなりますが、言葉を発する量は保たれ、流暢に話せます。
そのため、初期は、老化による健忘症とほとんど区別がつきません。
  

■認知症の症状―中核症状と周辺症状

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下など中核症状と呼ばれるものです。
これらの中核症状のため周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。
 
本人がもともと持っている性格、環境、人間関係などさまざまな要因がからみ合って、うつ状態や妄想のような精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題が起こってきます。これらを周辺症状と呼ぶことがあります。
 
このほか、認知症にはその原因となる病気によって多少の違いはあるものの、さまざまな身体的な症状もでてきます。
とくに血管性認知症の一部では、早い時期から麻痺などの身体症状が合併することもあります。アルツハイマー型認知症でも、進行すると歩行が拙くなり、終末期まで進行すれば寝たきりになってしまう人も少なくありません。
 
自分の親や周りの人がいつ認知症になるとも限りません。
認知症の症状を学んでおき、いざという時に慌てないようにしておきましょう。
 

著者: ひーちゃんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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