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アレルギー

除去食と代替食の違いって?食物アレルギーへの耐性をつけるには?除去のポイントは?

食物アレルギーの治療の基本となっているのが除去食です。

原因となる食物を取り除いた食事のことです。

 

ただ、実際に学校などで食物アレルギーの子への対応を見ていると除去食の他に代替食というものもあります。

除去食と代替食の違いを見ていきます。

 

除去食と代替食

除去食も代替食もアレルギーの原因となる食べ物を除去しているのは同じです。

目的も同じで、アレルギー症状の発現を防ぐ目的で作られた食事を指しています。

 

では、何が違うのかというと調理の方向性です。

除去食の場合は原因となる食物を除くだけですが代替食の場合は原因となる食物の代わりに食べられる食物を使って調理します。

 

どちらを選べばよいの?

例えば食物アレルギーのお子さんが学校に入学するときにどちらを選べばよいかわからないという場合もあるかもしれません。

 

実は学校における除去食・代替食の導入及び体制は地域、個別の学校によってかなりの違いがあります。

除去食が用意できる学校もあれば用意できない学校もあるのです。

 

代替食についても同じです。

場合によっては自宅から除去食を持ってきて食べるということもあるので入学前に相談しておくことが必要です。

 

また、子どもの場合は年齢とともにアレルギーが治る可能性もあるので基本的には学年が変わるごとに診断書を必要とすると言われています。

 

除去食と代替食の違いはアレルギー源を除去するだけなのか、代わりに何かで補うのかという違いだけです。

アレルギー症状の発現を防ぐ目的は同じです。

 

大豆を除去する時のポイントとアレルゲンとしての特徴

大豆はかつて卵・牛乳と並んで3大アレルギー食品と言われていました。日本人の食生活には欠かせない大豆はどの様に除去をすればいいのでしょうか。

 

大豆油が原因?

大豆アレルギーの方の症状には皮膚炎タイプとアナフィラキシータイプの2種類があります。皮膚炎タイプの方は少量の大豆なら平気で、アナフィラキシータイプのタイプは少量の大豆にも反応します。

 

多少の大豆が食べれる皮膚炎タイプの人が最も反応する大豆食品は大豆油です。しかし、大豆油で皮膚炎が悪化するのはリノール酸の過剰摂取や酸化した大豆油によるものではないかとも言われています。

 

除去の仕方

抗原性の強さは大豆油>大豆そのものを使った食品>醤油や味噌など大豆を発酵させてタンパク質の形が変わった食品となります。皮膚炎タイプの方は症状に合わせて除去しますが、アナフィラキシータイプでは味噌や醤油、もやしのような抗原性の弱いものでっも強い反応が出る事があるので注意が必要です。

また、大豆については研究が不十分なところも多く、皮膚炎タイプの方では大豆は駄目だけど大豆の若いものである枝豆は食べても大丈夫と言う方が多くいます。

 

他の豆は大丈夫?

大豆アレルギーの人は小豆やそらまめ、エンドウ豆などの他の豆でもアレルギーが出るのかどうかはよく分かっていません。まだ研究が十分に進められておらず、個々で負荷試験などを行って除去の範囲を探っていくしかありません。

 

解除の仕方

皮膚炎タイプの方は、他の豆類→もやし→豆腐→納豆→おから→きなこ→大豆油の順番で少量ずつ徐々に馴らしていきます。

アナフィラキシータイプでは少量でも重い症状が出る事もあるので病院で解除を行いましょう。

 

まとめ

大豆アレルギーについてはまだ研究不足なところがあるのが実情です。病院で検査をして、豆類を食べた時の反応をチェックして自分にあった除去・解除の仕方を見つけていきましょう。

 

青魚、白身魚や赤身魚…魚アレルギーの特徴と除去のポイント

魚のアレルギーと言えばサバやアジなどの青魚のアレルギーが有名ですが、白身魚や赤身魚のアレルギーの方もいます。

 

青魚の仮性アレルギーってなに?

サバなどの青魚にアレルギーが多いと言われる理由としては仮性アレルギーが考えられます。

仮性アレルギーとは、古くなった青魚にかゆみを引き起こすヒスタミンが増えて食べると吐き気や蕁麻疹と言ったアレルギーのような症状が出てくる食中毒の一種です。

純粋な食物アレルギーと仮性アレルギーの鑑別は難しくなります。

 

交叉抗原性がある!

魚は種類が違っても他の魚と構造が似ている為に複数種の魚に対してアレルギーが出やすくなっています。

代表的なものとしてはサバ、アジ、サンマ、マグロ、サケ、タラ、カレイなどのアレルギーがあります。

 

魚卵は大丈夫?

鶏の場合は鶏卵でアレルギーが出る人は鶏肉でもアレルギーが出る事がよくあります。しかし、魚と魚卵は鶏ほどは構造が似ていません。

鮭アレルギーがあるからといってイクラでアレルギーを起こすとは限りません。

それでも100%無いとは限らないので念の為に検査はしておきましょう。

 

生魚は成長してから

アレルギー予防の為にも、まだ消化吸収能力の未発達な乳幼児に生魚を食べさせるのは控えた方がいいでしょう。消化の悪い生魚を乳幼児が食べるとアレルゲンとなるタンパク質が十分に消化されないまま吸収されてアレルギー反応を起こす原因となります。2歳ごろまでは必ず火を通した魚を与えるようにしましょう。

 

まとめ

青魚の場合は仮性アレルギーが出る事もあるので、鮮度の良い魚を食べるようにしましょう。魚アレルギーは成長と共に改善していくことが多いので、乳幼児への生魚は厳禁です!

 

食物アレルギーの除去食の期間って?

食物アレルギーの治療の基本と言えば除去食です。

対象となる食物を除去して、アレルギー症状を起こさないようにします。

 

●除去食を食べるとどうなるの?

まずは除去食での治療をするとどうなるかを見ていきます。

除去食は、最初は過敏反応を起こします。

今までよりも少量のアレルギー抗原でアレルギー症状を起こす可能性があります。

ですが、時間が経つにつれて症状の悪化が起こらなくなるのが一般的です。

それから除去食の解除を始めます。

 

●除去食の解除はいつごろ?

除去食の解除がいつごろになるかは人によって異なります。

症状の重さや、年齢、それまでの経過などによって違いがあるので一概にいつ除去食が終わるということは言えないのです。

ただ、一般的には早くても数か月後と言われています。

除去食が1-2週間で終わることはないということです。

長ければ数年単位で除去食を食べることもあります。

 

●除去食解除のために

小さなお子さんの場合は特に、人と食べているものが違うことを気にしてすぐにでも除去食をやめたがる可能性があります。

ですが除去食解除は医師の適切な判断があり、万全の体制で行われるべきものです。

保護者の方はしばらく除去食が続いたとしても楽しめるようなレシピ探しに力を入れるのがお勧めです。

 

 

除去食とはアレルギーの治療のためにアレルギー抗原を抜いた食事のことです。

除去食を食べ続ける期間は人によって違いますが、少なくとも数か月は除去食を食べなければなりません。

 

食物アレルギーへの耐性をつけるには~除去食はいつまで続ければいいの?

食物アレルギーの最も有効な対策は食事から食物アレルゲンを除去することです。

しかし、アレルゲンの中には卵や小麦のような様々な料理に使われる食品もあるので除去食を続けるのは大きな負担となります。

では、アレルゲンの解除はどの様に進めていけばいいのでしょうか?

 

基本は2歳以降からアレルギーを治していく!

乳幼児は消化器機能も免疫機能も未発達です。

食物アレルギーは人体にとって異物とみなされるタンパク質に反応して起こります。

乳幼児はタンパク質をアレルギーの起こらないアミノ酸にまで分解することができないので、アレルギーを起こしやすくなっています。

2歳を過ぎたころから消化機能も大人に近づくので、それからアレルゲンの解除を進めていきます。

 

アレルギーの除去は症状と検査結果を見ながら

皮膚症状だけのタイプなのか、アナフィラキシーショックを起こすタイプなのかなど今までの症状の出方や経過を見ながら解除を進めていきます。

IgE抗体やアレルゲンに対する抗体量などの検査結果を参考にして行います。検査結果が良くても症状が出る場合やその逆もあります。

一つの指標にはなりますが、あくまで参考程度に考えておきましょう。

 

抗原性の弱いものから除去していこう

解除の基本は抗原性の弱いものから徐々に強いものへと変えていきます。

食品全般的に加熱がしっかりされている程抗原性は弱くなり、生に近いほど抗原性は強くなります。

量が多いほど抗原性は強くなり少ないほど抗原性は弱くなります。

 

最初はしっかり加熱された少量のアレルゲンから始めて、徐々に量を増やして抗原性の強いものに変えていきましょう。

 

食物アレルギーへの耐性はある日突然見に付いて食べれるようになるものではなく、少しずつ体が慣れていって見に付くものです。

耐性が付くスピードには個人差があるので、専門家と相談しながら自分にあったペースで解除を進めていきましょう。

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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