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メンタル

統合失調症を発症させやすい家族

 統合失調症を発症させやすい場として「高度感情表出家族」というものがあると言われています。

これは単に相手の事を考えてハラハラしている家族のことではありません。お互いに感情を相手の事を考えずにぶつけ合う家族です。

 

「えっ?そんなめちゃくちゃな家族なんているの?」というのが、正直なところでしょうが、精神科で多くの患者の家族に接していると、かなりの確立で存在していることが実感できます。

 

イギリスで、統合失調症の家族について研究したところ、統合失調症から回復した患者が干渉することの多い家族と少ない家族とで、どちらが再発率が高いかという調査をしたところ、圧倒的に干渉することが多い家族でした。

 

ですから、イギリスでは週に何時間以下というふうに、家族の感情に患者をさらす限度を医師が処方して再発率を下げているといいます。

 

日本人の感情のぶつけ合いは欧米ほどむき出しではありません。

海外の映画を見るとわかるように、身振り手振りをつけ、大声で、家具などを叩いて音を立てながら感情を表出するのが海外の「高度感情表出家族」の実際です。


日本では「あなたのために言っているんだよ」という前置きで、相手の反撃をあらかじめ封じ込めおいてから、うるさくコメントを加えるのがこれにあたります。


例えば。

「どこへいくの?」

「まだ働いてないのに、みっともない」

「人にちゃんと挨拶するんだよ」

「この間、変なかっこうをして歩いてるとおもったらおまえじゃないか。こっちは穴にでも入って他人の振りをしたいぐらいだよ」


「本ばっかり買って。それも、役にも立たない本を何冊も!おまえは何歳になったと思ってるんだ?この間も○○さんちのおじさんが、お前はどうするつもりなんだって聞いてきたよ。聞かれる方の身にもなってほしいね。」


「パソコンパソコンって、お前の友達はパソコンなのかい?そんなのでやり取りしてる奴を本当の友達って呼べるのかい?どうせ実際にあったら、お前なんて気持ち悪いってあっさり切られるよ」

 

など、まだまだこれぐらいでは治まりません。

自尊心の傷ついた人、さしあたり自尊心のよりどころを持たないひとには致命的です。


この「高度感情表出家族」はうつ病の回復の妨げにもなると最近のデータで言われています。

心の病は遺伝ではないと言われますが、こういう家族の環境要因は大きいといわれる理由がよくわかる気がします。

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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