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薬の副作用で間質性肺炎を引き起こす!?その原因や合併症、治療法まで

間質性肺炎とは、肺線維症とも呼ばれています。正常な肺の場合、息を吸えば膨らみ、吐けば萎む柔軟性があります。しかしこの間質性肺炎の場合は、柔軟性のあるはずの肺が、何らかの原因によって、固くなり縮んでいくのです。

 

間質性肺炎の症状

通常の肺は、蜂の巣状に小さな穴がはりめぐらされていますが、間質性肺炎の場合はまだらな印象を受けます。症状は、痰を伴わない乾いた咳、呼吸困難、発熱、関節痛などです。症状は気付きやすいものから、なかなか気付かないものと人によって様々です。

 

薬の副作用によって起こることも

原因は様々です。ウイルス性のものからアレルギーまで原因は幅広く、特定も難しいのが現状です。

 

特に問題になっているのは、薬による間質性肺炎です。癌などの放射線治療、リウマチの薬、抗生剤、痛みどめ、漢方などの副作用で間質性肺炎を引き起こす事があります。

 

ロキソニン、クラビット、アレビアチン、ケフラール、タリビッド、レニベース、ニュープリン、ノフロ、トーワキサンなどが報告されています。しかしこれを飲んだからと言って肺炎を引き起こすわけではありません。ただ、薬によって引き起こされる事があるという事を、少なからず知っておくことも必要です。

 

また間質性肺炎は、様々な原因がある中で共通して言える事は『喫煙歴』です。間質性肺炎に限らず、様々な病気の要因ともなります。是非禁煙をすることをお勧めします。

 

間質性肺炎の治療

基本的にはステロイド治療ですが、免疫機能が低下している時には効果があまり見られません。そういう方には、肺移植での治療が多いようです。

 

免疫機能というのは、人間が生きていく上でとても大事な機能です。この免疫機能を高めるという事が、何よりも治療につながります。

 

間質性肺炎の合併症と合併率

間質性肺炎は発病すると15年後にはほとんどの方が亡くなってしまう病気ですが、いまだにその病態については謎の部分も多い病気です。研究に取り組んでいる医師はいるのですが間質性肺炎という病気全体をつかむにはまだ数十年の期間が必要と言われています。

 

●間質性肺炎の合併症

間質性肺炎には死に至る合併症が多いことで知られています。例えば呼吸不全や肺がん等の合併症がその代表です。

間質性肺炎の病態は肺が固くなり、小さくなることにあります。元々の肺のように空気を取り込むことが出来なくなるので呼吸不全を起こしてしまうということです。

 

●合併率はどれくらいなの?

間質性肺炎の合併症のうち肺がんの合併率は大体4-15%と言われています。東京医科歯科大学医学部の研究によれば間質性肺炎の合併症で肺がんを発見したときには進行期の場合が多いようです。

というのも間質性肺炎のために定期的な画像診断・画像検査を行っていても間質性肺炎の症状と肺がんの症状を的確に識別するのが難しいため、進行期での発見となってしまうようです。

 

●肺がんになったとしても抗がん剤治療は難しい

間質性肺炎の合併症で肺がんになったとすると抗がん剤治療が難しいのが問題です。というのも抗がん剤は間質性肺炎の患者には肺障害を起こしてしまう可能性があるからです。

投与後の肺障害発生までの期間は平均で3.5年程度、長ければ10年くらいで短ければ数時間で肺障害が現れます。

種類を限定した抗がん剤治療や手術治療などで間質性肺炎の合併症の肺がん治療を行っていきます。

 

間質性肺炎の合併症には肺がんがあり、合併率は4-15%程度と言われています。

間質性肺炎を抱えたままで肺がん治療をする時には抗がん剤が限定されます。

 

間質性肺炎の原因が膠原病!?

間質性肺炎とは?

間質性肺炎とは、肺線維症とも呼ばれています。

正常な肺の場合、息を吸えば膨らみ、吐けば萎む柔軟性があります。

しかしこの間質性肺炎の場合は、柔軟性のあるはずの肺が、何らかの原因によって、固くなり縮んでいくのです。

通常の肺は、蜂の巣状に小さな穴がはりめぐらされていますが、間質性肺炎の場合はまだらな印象を受けます。

症状は、痰を伴わない乾いた咳、呼吸困難、発熱、関節痛などです。

症状は気付きやすいものから、なかなか気付かないものと人によって様々です。

 

膠原病とはいったい何?

人間は様々な細胞が組み合わさっています。その細胞を結び付けるものの結合組織に異常が見られる病気です。

その異常によって、外部からの異物に対して攻撃するはずの免疫機能が、自分の体に対して攻撃をしてしまいます。自己免疫疾患と呼ばれています。

膠原病は病変が生じた場所によって、名称が違いますが、代表的なもので言えば、関節リウマチなどです。

 

膠原病による間質性肺炎

膠原病の病変が肺に生じてしまう事による、肺の病気はいくつかありますが、一般的によく知られているのが間質性肺炎です。

この場合、普通の間質性肺炎とは違い、特発性肺炎とも呼ばれています。特発性は原因不明のものを示しています。

この膠原病の間質性肺炎の場合は、ステロイドや免疫を抑制する薬を使用します。

副作用も心配なので慎重な判断が求められます。原病の発症を肺の異常で気付くというパターンも考えられます。

間質性肺炎の症状が出た場合は、必ず呼吸器内科を受診しましょう。

早期発見で適切な治療をすれば、少しでも症状を緩和することが出来ます。

 

知っておこう!在宅酸素療法の注意点

間質性肺炎が進行してくると肺の線維化が進むことから、どんどん呼吸しにくくなってきます。最終的には呼吸不全で亡くなることもあります。

そんな間質性肺炎の進行期、末期には在宅酸素療法が導入されます。

 

●在宅酸素療法とは

在宅酸素療法とは自宅で酸素吸入をするという治療法です。症状がある程度安定している患者のみができる治療法ですが、在宅酸素療法で得られるメリットは多いです。

中でも大きなメリットは家族生活、家庭生活を正常に営みやすいということです。

入院中は何かと心が落ち着かないという方も多いと思いますが在宅酸素療法があれば自宅で治療が出来るので気兼ねなく過ごせます。

 

●在宅酸素療法の方法

在宅酸素療法では酸素ボンベや酸素濃縮装置を用います。酸素濃縮装置も酸素ボンベもやや大きめではありますが、家具ほど場所を取るわけではありません。

これらの器具にはチューブがついているのでそのチューブを通して高濃度の酸素を体の中に送っていきます。

 

●在宅酸素療法の注意点

在宅酸素療法で最も注意すべきことは火気です。火を使うストーブなどからは最低でも2m以上は離して使用してください。

特にうっかりしやすいのがガスコンロや仏壇のろうそくなどです。これらの小さな火も高濃度酸素によって大きな火になることもあります。

実際に在宅酸素療法の高濃度酸素が引火して火事になった例もあるので取り扱いには十分注意してください。

また、液体酸素装置を使う時には換気をこまめに行うのもポイントの一つです。

 

在宅酸素療法とは自宅で高濃度酸素を体に取り入れる治療法で、チューブを通して酸素を吸い込みます。

高濃度酸素を使うということから火気には十分な注意が必要です。

 

間質性肺炎~安定期に気をつけることって?~

間質性肺炎は肺線維症とも呼ばれています。

正常な肺の場合、息を吸えば膨らみ、吐けば萎む柔軟性があります。

しかしこの間質性肺炎の場合は、柔軟性のあるはずの肺が、何らかの原因によって、固くなり縮んでいくのです。

ひどくなれば、呼吸が出来ず死に至る病です。

 

(原因)

感染症や、放射線療法の副作用、膠原病など実にたくさんの原因があります。

中でも原因不明の物は、特発性間質性肺炎と呼びます。

 

(症状)

感染症や副作用によるものなどは、原因となる病気の症状と共に間質性肺炎の症状が現れます。

・乾いた咳

・息切れ

・指がバチ状になる(先が膨れた感じ)

 

X線写真・CT、肺の生検などによって診断します。

 

(治療)

安定期と急性憎悪期とで治療が異なります。

・安定期

比較的積極的な治療は行いません。経過観察や副腎皮質ホルモンの内服等です。

 

・急性憎悪期

肺炎などを起こしてしまった場合、抗生物質や副腎皮質ホルモンの大量療法を行います。急激に悪化するため、注意が必要です。

 

(気をつけること)

安定期の時は比較的症状が落ち着いています。

その為、風邪を引いて肺炎等を引き起こさない為にも気をつけなければなりません。

基本的なことになりますが、以下のことに気をつけて生活しましょう。

・室内の換気と加湿

・人ごみを避ける

・規則正しい生活をし、休養をとるようにする

・お酒やタバコは控えましょう

・免疫機能を高めるためにも、食事には気をつけましょう

・インフルエンザ等は、予防接種で感染を予防しましょう

・ストレスをためないようにしましょう

怖い病気ですが、生活習慣を改めればリスクが格段に下がります。

少しでも再発の兆候や、悪化しているかなと感じたらすぐに病院を受診しましょう。

 

原因によって違う間質性肺炎の治療法

間質性肺炎には様々な原因があります。原因によって治療法が少しずつ異なるので、どのような原因とどのような治療法があるかを見ていきましょう。

 

●感染以外では炎症を抑制するのが基本

感染症が原因の間質性肺炎以外では炎症の抑制が基本的な治療方針となります。一般的な炎症抑制に使われるステロイド、免疫抑制剤などを使用しながら間質性肺炎の炎症を抑えていきます。

感染が原因の間質性肺炎では免疫抑制剤やステロイドホルモンでもともとの免疫力が弱って感染がひどくなる可能性があるので用いません。

 

●感染症の場合は感染を取り除くのが先決

ステロイドや免疫抑制剤を利用しない感染からくる間質性肺炎では感染の原因を取り除くことが治療の第一となります。抗生剤などを利用して感染原因菌を取り除いてから間質性肺炎の治療に移ります。

 

●原因不明の場合には進行を抑える

間質性肺炎の中にはまったく原因が分からない特発性間質性肺炎、特発性肺線維症などがあります。この場合は抗生剤や免疫抑制剤ではなく抗繊維化薬ピルフェドニンで進行を抑えるのが一般的です。

ちなみに原因不明の間質性肺炎で重度の場合には酸素吸入などで対処するしか方法がなく、ピルフェドニンで進行を抑えるのも難しいです。

 

感染症が原因の間質性肺炎の場合は抗生剤などで感染の原因菌を取り除くのが最も適切な治療法です。感染以外の場合は炎症を抑えながら治療していきます。

原因のわからない特発性間質性肺炎の場合にはピルフェドニンという薬で進行を抑えながら様子を見ます。

(イラスト by: http://kids.wanpug.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-16掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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