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健康診断・健康管理

手の陽明大腸経

 

 

 

 身体には正経12経と呼ばれる固有の経穴(ツボ)を持ち特定の経路を通る12本の経絡があります。

それぞれの経絡は六臓六腑に対応しており、他の経絡や組織と複雑に絡み合い連絡し合うことによって、人体の全ての組織は繋がりを持つ事ができ、全体としての統一性を保っています。

 

 

手の陽明大腸経

正経12経の一つに手の陽明大腸経があります。

 

○流注(流れ)

手の陽明大腸経は、示指外側端から起こり、第1・2中手骨の間(合谷)を上に向かい、長・短母指伸筋の間を上がり、上腕後外側から肩を通り頸椎の手足三陽経が集まり会するところ(大椎)に出ます。 さらに鎖骨上部に入り肺と連絡して横隔膜を通過して大腸に属します。

 

○支脈

鎖骨上部で分かれた支脈は顔面部に向かい、足の陽明胃経と繋がります。

 

 

失調したら

手の陽明大腸経が失調すると、経絡の走行部位や属する大腸に関連した症状が現れます。

 

○便秘、下痢

失調すると大腸が持つ食物のカスを運ぶ作用が上手くいかずにこれらの症状が起こります。

 

○歯痛、頸部の腫れや痛み

鎖骨上部から分かれた支脈の経絡走行上に出る症状です。

 

○肩や指の症状

手の陽明大腸経の気血の流れが悪くなると、その走行部位に痛みが出ます。

 

 

経穴

1、商陽(しょうよう)・・人差し指の先

2、二間(じかん)・・人差し指の第2関節遠位

3、三間(さんかん)・・人差し指の第2関節近位

4、合谷(ごうこく)・・第2中手骨の中点

5、陽渓(ようけい)・・手関節後外側、手首のしわの上

6、偏歴(へんれき)・・前腕後外側で手首の上3寸

7、温溜(おんる)・・前腕後外側で手首の上5寸

8、下廉(げれん)・・前腕後外側で肘の下方4寸(手首の上方8寸)

9、上廉(じょうれん)・・前腕後外側で肘の下方3寸

10、手三里(てさんり)・・前腕後外側で肘の下方2寸

11、曲池(きょくち)・・肘を曲げた時にできるしわの外側端

12、肘髎(ちゅうりょう)・・上腕骨外側上顆の上縁

13、手五里(てごり)・・上腕外側で肘の上方3寸

14、臂臑(ひじゅ)・・曲池の上方7寸

15、肩寓(けんぐう)・・腕を上げて、肩峰の全部に現れる陥凹部

16、巨骨(ここつ)・・鎖骨の肩峰端と肩甲棘の間

17、天鼎(てんてい)・輪状軟骨の高さで胸鎖乳突筋の後縁

18、扶突(ふとつ)・・甲状軟骨上縁の高さで、胸鎖乳突筋の前縁と後縁の間

19、禾髎(かりょう)・・人中溝中点の高さで、鼻孔外縁の下方

20、迎香(げいこう)・・鼻翼外縁中点の高さで、鼻唇溝(ほうれいせん)中

 

特に、全体の気血のバランスを取るのに曲池、肩コリや皮膚疾患に手三里、顔面部の疾患には合谷、歯痛には温溜がよく使われます。

 

 

まとめ

 経絡の流れを知って経穴を使うとより効果を発揮しやすくなります。局部の症状に対する経穴とその流れで反応の出ている経穴を使うとより治療効果は高まります。

  

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/01/31-375849.php)

 

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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