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子宮頸がんとは?定期検診での早期発見の大切さ!検査キットの使用とは?予防ワクチン「本当に安全?」

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■子宮体がん(子宮内膜ガン)とは?

婦人科のガンで最も多いのは子宮ガンです。子宮ガンは「子宮頸ガン」と「子宮体ガン」に分けられます。

 

子宮体ガンは子宮内膜ガンとも呼ばれるように、胎児を育てる子宮の内側にある子宮内膜から発生する病気です。

 

一方、子宮腟部や頸管の上皮から発生したガンが子宮頸ガンです。

 

また、成人になると子宮はくぼんだ西洋梨状になります。その子宮の筋肉に発生する病気の子宮肉腫とは異なります。

 

同じ子宮のがんであっても、「子宮体ガン」と「子宮頸ガン」は、診断・治療・予後においてすべて異なります。
子宮体ガンと子宮頸ガンはまったく別の病気だと考えてください。

 

子宮頸ガンは、ガンができる組織により大きく「扁平上皮ガン」と「腺ガン」、またこの2つが混合した「腺扁平上皮ガン」に大別されます。
 

扁平上皮ガン

子宮頸部は扁平上皮細胞という細胞で覆われており、この扁平上皮細胞にできるがんを「扁平上皮がん」といい、子宮頸がん全体の8割を占めています。
 

腺ガン

子宮頸部の粘液を分泌する腺細胞(扁平上皮よりも子宮体部寄りにある組織)にできたがんを言います。
最近特に若い女性を中心に腺がんが増加しています。腺がんは扁平上皮がんに比べて検診で発見されにくいため、日本だけでなく世界においても腺がんの比率は増えているのが現状です。
また、腺がんは発見されにくいだけでなく、扁平上皮がんに比べると治療が難しいとされています。
 

子宮頸がんの症状は?

初期の子宮頸がんでは、全く症状がないのが普通です。婦人科の症状がなくても、30歳のころから(結婚している場合は25歳くらいからでも)、2年に1回子宮がんの検診を受けることをお勧めします。

 

少し進行するとはじめの症状として、月経でない時の出血、性行為の際の出血やふだんと違うおりものが増えたりします。また、月経の量が増えたり長引いたりすることもあります。
 

検査は?

子宮頸ガンの検診は、まず内診(ないしん:腟内に手指を挿入し、子宮を触診する)し、子宮の形状や大小の変化を調べます。

 

それから、細胞採取のために綿棒、ブラシ、小さな木のスティックなどを使って、子宮頸部の外側と腟を丁寧にこすり、細胞診テストを行います。
 

治療は?

子宮頸がん(しきゅうけいがん)の治療法には、主に手術療法、放射線治療、化学療法(抗がん剤による治療)があります。

 

がんの進み具合やがんの部位、年齢、合併症の有無などによって治療法を決定します。初期のがんであれば、妊娠の希望を考慮することもできます。

 

ごく初期の子宮頸がんであれば、子宮頸部の異常な組織を取り除く「円錐(えんすい)切除術(せつじょじゅつ)」のみで治療が可能です。これは、子宮頸部をレーザーや高周波メス(電気メス)で円錐状に切りとる手術です。

 

円錐切除術は子宮を摘出しないため、術後に妊娠・出産が可能です。
進行したガン(がんが子宮頸部の表面(上皮)を超えて広がっている場合)は原則として子宮の摘出が必要となります。

 

また、手術の前にがんを小さくすることを目的に抗がん剤を使用したり、放射線治療の効果を高めるために放射線治療と化学療法を同時に行ったりすることもあります。

 

 

年に一度は子宮頸がんの検診を!定期検診での早期発見の大切さ

子宮の入り口の子宮頸部にできる子宮頸がんは、今はワクチンなどで名前が知られるようになってきました。
また、自治体では子宮頸がん検診を無料でやってくれるところもあります。多くの場合40歳前後に発症し、初期症状がないため、知らないうちに進行していることがほとんどのようです。
 

子宮頸がんの検診ってどんなことをやるの?

子宮頸がん検診は、最初にスクリーニング検診をします。
内診をして、子宮頸部から細胞を採取する細胞診を行います(子宮頸部組織を綿棒で採取します。痛みはなく、数秒で終わります)。
この細胞診では、組織の病態をある程度想定することができます。細胞診で軽度異形成異常が想定された場合は、コルボ診と組織診によって精密検査を行います。
コルボ診(膣拡大鏡診)で疑いの部位を子宮頸部に見出し、その部位の組織を採取するのが組織診です。
 

検査は月経が終わった後に…

検査を受けるときの注意点があるとすれば、月経時には検査に行かないことです。
月経があるときに検査に行く人も少ないとは思いますが、月経時に検査を行っても出血が多い場合、細胞の採取そのものがうまくいかないことがあります。
また、赤血球に紛れて疑わしい細胞が隠れてしまうこともあり、異型細胞を採取し損ねる可能性も出てきますので、月経時は避け、検査に行きましょう。
 

結果に子宮頸がんの疑いがある場合は?

結果が軽度や、中等度異形成の場合は3~6ヵ月後に細胞診を行います(ときにコルボ診組織診を行うこともあります)。
高度異形成では、軽度と同じく再検診をしながら経過を見ていくときもありますが、病変が大きいときは検査が病変の部分的検査の組織診ではなく、子宮頸部の円錐切除術(メスまたはレーザーにより子宮頸部を切除する方法)を行って、病変部位を含む子宮頸部全体の組織検査になることもあります。
この子宮頸部円錐切除術後は年に数回の細胞診をし、再発の有無について経過観察をすることが必要です。
再発のない場合には、子宮頸部円錐切除術で検査診断がされると同時に治療が行われたことになり、さらに子宮全摘出のような追加治療、手術は必要ありません。
 
婦人科にかかるのは抵抗があるかもしれませんが、予防ワクチンを受けたとしても、できれば25歳くらいからは年に一度は子宮がん検診を受けましょう。早期発見、早期治療が大切です。

 

 

「自宅でやる!」は危険?!子宮頸がん検査キットの使用とは?

近年若い世代にも増えつつある子宮頸がん。がん検査のガイドラインでは20歳を超えると、子宮がんの検査を行ったほうが良いと推進されています。
 
しかし、中には「検査に抵抗がある」や「痛そうだから受診が怖い」「忙しくて受診できない」などの理由から、受診しない女性もいます。
 
そんな中、ネットで販売されている“自宅でできる子宮頸がん検査キット”などを注文し、自宅で検査をしている方も。
 
ネットで購入した検査キットの結果は正確なのでしょうか?
 

◆“抵抗がある”の原因は子宮頸部細胞診?!

女性の意見の中に、「痛みを感じそう」や「抵抗がある」と言われているものの大半は、子宮がん検診でおこなう“子宮頸部細胞診”だと考えられます。
 
膣内に検査器具を挿入し頸部の細胞を採取する方法なので、抵抗がある方は少なくありません。痛みを感じたくないという気持ちと同様に、恥ずかしいという気持ちも併せ持ってしまうため、結果、検診を受けたくない!という決断に至ってしまいがちです。

 

 

◆検査キットを使用することの欠点と利点!

病院に行く時間がない!子宮頸部細胞診が嫌だ!恥ずかしい、などの理由から、医療機関にて検査を受けない方の中には、“それでも心配だから自分で検査をしよう!”という意見を持たれる方もいます。
 
実際に検査キットはネット上で販売されているため、簡単に購入することができます。手軽に購入でき、自分にライフスタイルに合わせて空いた時間で検査をすることが出来ますし、誰にも見られないので恥ずかしさもありません。
 
しかし、検査キットを使用し、自分で子宮頸部の細胞を採取する場合、欠点として、子宮頸部の細胞がちゃんと採取できていないケースもありますし、採取してから郵送・検査結果までの間に時間がかかってしまう、費用が高額(5000円~10000円前後)などが挙げられます。
 

◆最終的には医療機関にて検査を行う事に・・・

たとえ検査キットを使用したとしても、そこで陽性であった場合には、医療機関にて正確な検査結果を調べるために、子宮頸部細胞診などの検査をするようになります。
 
そうなった場合検査キットを購入した費用は無駄になってしまいますし、検査キットよりも医療機関で検査を行ったほうが、信頼性や精度が高いと言えます(検査キットは自分によるミスもあるため)。
 
早期発見が必要とされる子宮がんなので、検査キットを使用するよりも、仕事のお休みをとってでも、医療機関でちゃんと検査を受けることが最善です。
 

◆子宮頸部細胞診への抵抗を無くすためには?

子宮頸部細胞診の内容を話で聞くだけでは、痛みへの不安や出血への心配のほうが大きくなり、やはり躊躇してしまいます。しかし、実際には想像している痛みよりも軽く、検査自体も2・3分で終わるほどの短時間です。
 
痛みを感じるようであれば、医師に伝えながら診察する方法をとることも出来ますし、痛みを感じないように医師も最善の配慮をして検査をおこなうため、「意外と大丈夫だった」と思う場合が殆どです。
  
子宮頸部細胞診は、痛みというよりちょっとした違和感を感じるようなもので、おなかがくすぐったいような印象をイメージすると良いでしょう。抵抗故に受診しないことよりも、万が一子宮がんだった場合には・・・と想像すれば、自然と検査を受けようと思うものです。
 
不安や心配もありますが、勇気をだして、医療機関へ受診しましょう。

 

 

話題の子宮頸がん予防ワクチン「本当に安全?」疑問にお答えします!

子宮頸がんの予防ワクチンでの副作用が数多く報告されている昨今、予防接種を受けようにも安全性に疑問が残り、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。現在日本で認可されているワクチンは2種類あり、サーバリックス (グラクソ・スミスクライン社) とガーダシル (MSD社) です。サーバリックスは2009年の12月から、ガーダシルは2011年の8月から国内販売が始まっています。2011年からはそれぞれ公費助成も始まり、3回の接種が必要ですが、個人負担は無料か1割程度で済みます。
  

◆子宮頸がんワクチンの効果 

子宮頸がんワクチンが必ずしも子宮頸がんを予防できるわけではないことをご存知ですか?これは製薬会社もはっきりと述べています。ヒトパピローマウイルスは100種類以上あるといわれており、その中でも特にリスクが高いものが15種類だと言われています。そのうち、この2社のワクチンで予防できるのは16型、18型、6型、11型の4種類だけなのです。さらに問題なのは、日本人の子宮頸がんの原因は52型、58型が比較的多いといわれていることです。そして、これらのワクチンはがんになる前の前駆病変には効果があっても、がんそのものには効果が確認されておらず、前駆病変を健診などで発見できたら治癒率が高いことや、必ずしもがんになるわけではないことから、ワクチン摂取の必要性に疑問の声も上がっています。
 
 

◆子宮頸がんワクチンの副作用 

子宮頸がんワクチンの副作用は死亡例など重篤なものを含め世界中で確認されています。主な副作用の例は蕁麻疹、めまい、発熱、頭痛、しびれ、全身脱力、手足の痛み、筋肉のこわばり、関節痛、嘔吐、失神など、数多く報告されています。厚生労働省によると、摂取後の意識消失などの症状は2012年3月までにサーバリックスで683件、ガーダシルで129件確認されているということです。そのなかで、失神をして頭をぶつけるなどの二次被害が発生したケースも数十件確認されているようです。この失神などの症例はワクチン接種の際の強い痛みや強い恐怖、ショックが原因と考えられていますが、疑問を感じている人は多いようです。相次ぐ副作用から、厚生労働省は2013年6月に子宮頸がんワクチン接種の推奨を取りやめ、ワクチンの有効性とリスクを理解したうえで接種をするようにと呼びかけています。
 
子宮頸がんワクチンは、リスクと効果を考えると簡単に摂取すべきワクチンではないと言えそうです。摂取する方は必ず副作用と効果を注意深く検証し、自己責任において行う必要があるでしょう。
(Photo by http://magazine.gow.asia/life/column_details.php?column_uid=00000463)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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