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メンタル

統合失調症のこどもにとっての引越し・転校という心の危機

統合失調症の方の小学校時代は、聞き及ぶかぎり、一般的にあまり波風が立っていない印象があります。

ですが、一般論として言えば、転校はマイナスであるといえます。

 

統合失調症にかぎらず、子どもは人間的環境を含めた環境をほとんど失い、もう一度はじめからつくり直さなければいけないのだから、当然といえば当然のことでしょう。


この点は子どもに限らず、引越しによって中年の男女はうつ病になりやすく、老人は「ぼけ」が進みます。


例えば、今通っている学校でその子が深刻ないじめにあっているとか、周囲の環境が著しくその子に悪影響を及ぼすとか、今の環境に居続ける事が逆にマイナスだというのであれば、転校は止むを得ない事といえるでしょう。


ですが、そういう場合であっても頼りになるのは周囲の「重要人物」と馴染んだ「物」と、馴染んだ「事象」です。
重要人物(例えば母親など)がどれだけ子どもに心配りするかが決め手となります。


この重要な時期は、大人自身も余裕を失いやすいので、子どもと重要な大人とそれまでの関係の全体が、引越しのとき、子どもの支えになるかどうか……それが決め手になることが多いとされています。

 

◆「安心毛布」の持つ意味◆


引越しの時は、表面には出さなくても、小さな心は心配と恐怖に苛まれているものです。

環境が変わることは多大なストレスを子どもにもたらします。
そんな状況を少しでも回避するために、例えば小さいときから慣れ親しんだ毛布やタオル、子どもが小さいときに片時も離さなかった人形など、馴染んだ「物」を持っていく、もしくはすぐに出せる状況にしておくと良いとされています。

 

◆最大の恐怖は置き去りにされること◆


子どもは、一般的に自分が無力で、一人では生きていけないことを良く知っています。身体で学んでいます。

ですから、「重要な人物に置き去りにされる恐怖」は、引越しや転校の際に一番恐ろしい事とされているようです。
「決して大切な人は自分を見捨てない」という基本的な信頼関係を築き、安心感を与えておくことが重要だとされています。

 

日本よりもずっと引越しが頻繁なアメリカでは、統合失調症などの精神疾患の診断をする際、その方の「引越し回数」を重要視するそうです。

 

日本ではそれほど頻回に引越しをする家族は珍しいと思いますが、それだけ引越しや転校が子どもの心に大きな負担を強いているということだけは覚えておいてほしいと思います。

 

 

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/03/08-377024.php)

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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