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メンタル

親の問題点としての「過保護」

 

統合失調症を患う方の家族に話を聞くと、「過保護でした」「甘やかしました」という親がいますが、良く聞くと、子どものほうから甘えたり、ねだったりはしていないのが常です。

 

親の単なる自己満足であればそれはそれほど害はありませんが、「甘やかす」親の心理には、次のようなものがあります。

 

* 何かの代償(たとえば仕事が忙しくてほとんど家にいない)

* 欲求不満のあらわれ(甘えたい人は、甘えが満たされないと人を甘やかす傾向が出てくる)


……など、ほかにも色々あります。

 

過保護とは「子どもの尊厳性を考慮しない保護」を言います要するに「不安を伴った保護」のことです。


過保護の中で、相手の精神健康をもっとも悪くするのは、「先回り保護」です。

 

「あなたは、かくかくしかじかのことをして欲しいはずだ。そうでしょう?」と親が言ってしまう。

例えば、自分が子どもの頃凄く欲しかった物を、子どもが欲しいという前に与えてしまった結果、子どもはぜんぜんその物に興味を示さない……といった事例です。


要するに、「先回り保護」は子どもにとって「押し付け」「恩着せ」であり、それを拒否させず我慢させることに他ならないのです。

 

また、親子の対話が少ないと良くないという噂を真に受けて、「さぁ、話し合いをしよう!」と一部屋に家族を集め、無理に話し合いをさせるのも良くありません。


わざわざ会話をするのに目的意識を持たせ、部屋に集まるときの子どもは、緊張と相互の疑心暗鬼が相当な水準になっているはずです。これはストレス以外の何者でもありません。


本当に子どもの本心を聞き、話をしたいと思うなら、かしこまることなく話ができるはずです。

それが出来ないということは、日頃から子どもとコミュニケーションが取れていない何よりの証拠です。

 

子どもの精神健康上必要なのは、「ゆったりとした気持ちでの庇護」であり、「親が自分を見捨てない」という安心保障です。


「まったく、あなたはダメなんだから」「お母さんがいなければ、何もできないじゃない」「そんな悪い子は、お母さんの子どもじゃない」などと無意識に子どもを否定する発言を繰り返していると、それは安定保障を根底から覆してしまうことになりますので気をつけましょう。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/05/05-378333.php )

 

 

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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