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生活習慣病

痛風を判断基準する基準 ~間違えやすい病気や症状、尿酸値の検査の基準など~

 

痛風の症状とリウマチの症状は非常によく似ていて、症状からだけでは、どちらの病気なのか判断がつきにくい場合が多々あります。その上、症状の傾向性はあれど、実際に発症した場合の症状が一般的に言われる症状と必ず一致するとは限りません。

 

もしかしたら自分が発症した症状は特別な場合かもしれませんから、細かい知識があるとより正確に判断ができるようになります。

 

関節性リウマチ

関節性リウマチは痛風に間違えられやすい病気とされていますが、痛風に関してきちんとした知識があれば、そう間違えるものでもありません。痛風と関節性リウマチの最もわかりやすい違いは、症状が出る場所です。

・左右対称の関節の腫れ、痛み

・複数関節に同時に症状

・痛みが継続する

 

痛風の症状は左右どちらかの一か所だけにあらわれることが多いですし、痛みは数日でおさまってしまいます。そのため関節性リウマチとの区別はつきやすいでしょう。

 

回帰性リウマチ

こちらのリウマチの方が、痛風と混同しやすい病気です。回帰性リウマチとは発作的に関節炎を繰り返す病気です。症状も以下のように痛風とよく似ています。

・関節の痛み・腫れ

・痛みは痛風ほどではない

・数日で痛みは消え、一定の期間で痛みを繰り返す

・複数箇所に同時に症状

 

回帰性リウマチの場合痛風と違って関節が変形することもないですし、もちろん尿酸値も正常の範囲内です。しかしやはり複数箇所に同時に症状が出るところは関節性リウマチと同じです。

 

決め手は関節の発赤

痛風の診断に用いられる、アメリカ・リウマチ協会が提案した痛風診断基準の中にもあるのですが、痛風の症状の一つに「関節が赤く腫れる」症状があります。

 

この症状は痛風とリウマチを区別するのに欠かせないもので、リウマチの場合は、患部が赤く腫れあがることはないのだそうです。臨床の場においては、関節の発赤が痛風とリウマチの区別として使われているようです。

 

リウマチと痛風の違いで症状があらわれる箇所が複数か単体かでも区別できますが、痛風の患部が必ずしも一か所にしかあらわれないわけではないので、そこでも判断がしづらいのが現状です。

 

風がふいても痛い?その「痛風発作」はいつまで続くの?!

痛風とは、風がふいても痛いことから、名づけられたともいわれる病気です。

尿酸が体の中に蓄積していると、痛風になりやすいです。

痛風は、痛みをともなう発作が症状の代表です。

この痛風発作は、はたしてどれくらい続くのでしょうか?

 

●鎮痛薬の併用で、2-6日くらい

一般的に痛風の際に用いられる鎮痛薬を服用していれば、痛風発作は長くても1週間以内に治まると言われています。

早ければ2日程度で、長くても6-7日程度が痛風の発作の期間と考えられています。

ただ、体験談などを見てみると、初回の痛風発作は長く続いたという方が多いようです。

その期間は2週間を超えるという場合もあります。

 

痛風・リウマチの専門科を持つ東京都の両国東口クリニックの大山医師によれば、痛風発作は2日目がピークで2週間前後で消失するとのことです。

 

●水分摂取で、痛風発作期間をみじかく!

痛風発作がひどく、鎮痛薬を飲んでいてもなかなか痛みが引ける気配がないという場合は、水分摂取を意識してください。

 

尿酸を尿と一緒に体外に出してしまえば、尿酸値が下がって痛風発作が起きにくく、起きてしまった痛風発作の症状は軽くなります。

 

1日の水分の摂取目安は、1-2Lといわれています。

 

●放っておくと、痛風発作の間隔はみじかくなる

痛風発作を放っておくと、痛風発作の起きる間隔はどんどん短くなっていくので注意が必要です。

 

最初の痛風発作を何事もなく乗り切ったとしても、1年くらいして痛風発作が出てきて、尿酸値が下がらなければその後どんどん痛風発作の間隔が短くなっていきます。

 

人によっては、数日から数週間の間に何度も痛風発作に悩まされるというケースもあります。

 

痛風発作は鎮痛薬の併用を行っていても、2日は続くと考えられます。

一般的に言われるのは2-6日という期間です。

 

最初の痛風発作は長くなりやすく、2週間くらい痛風発作に悩まされる方もいます。

 

関節が痛い!それは本当に痛風ですか?間違えやすい病気と症状

足の親指の付け根が痛くなったら痛風。そんなふうに思っていませんか?

初めての痛風発作、どんな痛みかわからない。歩くこともままならないほど痛いと聞きますが、それは本当に痛風発作ですか?

 

偽痛風

症状:関節に痛風そっくりの痛みと腫れが出ます。

 

原因:関節部にカルシウムがたまって石灰化し、それを白血球が攻撃することで炎症が起こる。なぜカルシウムが貯まるかはわかっていません。

 

見分け方:

・足の親指の付け根より、膝や股関節など大きな関節に起こりやすい。

・痛風ほど痛みは激しくない。

・関節液を採取して結晶を比べる

・レントゲン撮影で偽痛風は関節軟骨や半月板に付着したカルシウムが写る

 

慢性関節リウマチ

症状:関節が腫れて、痛みが出ます

 

原因:関節リウマチは膠原病と呼ばれる、自分の細胞を誤って免疫が攻撃してしまう自己免疫疾患であり、原因は未だにはっきりと解明されていません。

 

見分け方:

・関節リウマチでは2箇所以上に症状が出ることが多い。

・手首や指、肘、肩、膝関節などが多い。

・関節リウマチはじわじわと痛みが進行して慢性的になります。

・リウマチ因子検査で陽性になる

 

変形性関節症

症状:関節部が歪んでスムーズに動かなくなり、痛みが生じます。

 

原因:老化や激しい運動などで変形して炎症を起こします。40代以降の中高年、肥満の人、激しいスポーツや重いものを持つ職業の人に多いです。

 

見分け方:

・痛みは痛風発作ほど強くありません。

・立ったり歩いたりなどすると痛みますが、横になると痛みがおさまります。

・じわじわと始まって徐々に強くなります

・レントゲン撮影で骨の変形がみられます

・最も起こりやすい場所は膝関節

 

外反母趾

症状:変形が激しくなってきて、靴ずれなどで炎症が起きて赤く腫れあがり痛みが出ることがあります。

 

見分け方:

・歩いて患部を動かすと痛む

・尿酸値やX線検査などで容易に見分けられる

 

塩基性リン酸カルシウム結晶沈着症

症状:膝や手指や手関節、肩関節、股関節に起こることが多く、熱をもって痛んだり赤く腫れることがあります。

 

見分け方:

・症状の出る関節

・関節液の検査

 

関節痛を起こす病気には様々なものがありますが、症状の現れる関節や、症状の現れ方などについての知識があると、痛風かどうか適切に対応ができます。

 

尿中尿酸量で知る腎機能

痛風の合併症の中で一番恐ろしいとされているのが腎臓の機能障害です。痛風の原因となる尿酸の結晶が体内にたまることによって、腎機能障害が引き起こされることもありますが、やっかいなのは、痛風前に腎臓の機能障害を持っていることです。腎臓の機能が正常に働いていないと体内の尿酸がうまく排出されず、痛風の症状を加速的に悪化させてしまう可能性があるからです。

 

そこで目安になるのが尿中の尿酸値です。尿中の尿酸の量を調べることによって腎臓の機能が正しく働いているかどうかを調べられます。尿酸が体内にたまっている原因は大きく二種類にわけられます。

A尿酸が尿とともに排出される量が減っている

B体内で尿酸を過剰に作りすぎてしまっている

この二つのどちらが原因となっているかを知るために尿酸値を使って判断するのです。

 

尿中尿酸量の目安

1日に排泄した尿をためて尿酸量を測定する場合、尿酸量が400mg/dL以下ならばAの原因の可能性があり、尿酸量が800mg/dL以上ならばBの原因が考えられます。またその中間の場合はAとBの混合型と考えられます。 

尿の採取方法は1日に排泄した尿をためて検査をする場合もありますが、一定時間に排泄した尿から24時間分に換算して測定する場合もあります。また、血中の尿酸値と尿中の尿酸値を比較することによってAかBかを判断する場合もあります。

 

 

痛風になると腎機能障害になる可能性が高まりますし、腎機能障害の状態で痛風になると痛風の症状進行がはやくなります。痛風と腎臓は切っても切れない関係にあります。尿中尿酸量は痛風発症の危険性を示す、一つの基準として知っておきましょう。

 

尿酸値は血中だけではなく、尿中の尿酸値も調べる!高尿酸原因特定のための尿中尿酸検査とは

痛風であるかどうかの評価は、様々な検査を通して行われます。

痛風と言うと、足の親指の付け根に激痛が生じる痛風発作が良く知られていますが、痛風発作が起こらなくても、症状がまだ出ていない痛風と診断されることもあります。

発作が起こる起こらないという部分より、尿酸値の高さなどから体の状態を把握した方が賢明です。

 

痛風に重要な尿酸値の値

尿酸値が高くて痛風発作を発症していれば、当然痛風の治療が必要になります。

また痛風発作を発症していなくても尿酸値が異常に高い場合は、何らかの治療が必要です。尿酸値は今後の治療の方向を決定する基準として欠かせません。

同時になぜ尿酸値が高くなっているのか、その原因を調べることも重要です。

 

尿酸値が高くなっている原因が重要

尿酸値が高くなっている原因は二つに分類できます。

・尿酸の排出機能低下

・尿酸の過剰生成

薬物療法を選択するとき、どちらの原因で尿酸値が上がっているのかを知ることは欠かすことができません。この原因を調べるには以下のような検査をします。

 

尿中の尿酸の量を調べる

本来尿酸は適切に尿中に排泄されます。そのため尿中の量を調べることで、排泄器官である腎臓の働きを調べることができます。尿中の尿酸値はおよそ0.4~1.0g/日が正常値です。

尿中の尿酸値が高くて、血中の尿酸値が高ければ尿酸が過剰生成されているということになりますし、尿中の尿酸値が低ければ排出機能の低下が疑われます。

尿の検査は同時に尿酸値が高いことによって、腎臓の機能がどれくらい障害されているかを知ることもできます。そのため尿の検査は合併症の評価にもなるのです。

 

急に痛みが出る?徐々に進行していく?6種類にわけられる偽痛風の基礎知識

偽痛風と一言で言っても、分ければいくつかの種類に分けられます。

偽痛風自体は関節に結晶がたまり、それが剥がれ落ちて炎症が起こるのは変わりません。

ではどのように種類分けできるのでしょうか?

 

実はよく分かっていない偽痛風

偽痛風は関節の激しい痛みを感じ、腫れ、発熱、熱感を伴うものです。

痛風に似ているので偽痛風と言いますが、痛風よりは痛みは激しくありません。

 

冒頭に書いたように、偽痛風は結晶が関節内の軟骨組織に沈着して、それがはがれることで起こると言われています。

しかしながら、はっきりした原因というのは実は分かっていません。

 

6種類にわけられる偽痛風

偽痛風には以下に示すように、6つの病型があります。

 

A型:偽痛風発作型

急性の関節炎、亜急性(急性と慢性の間)の関節炎を繰り返します。

膝関節に発症することが多いですが、手、肘、足関節に出ることもあります。

 

B型:偽性関節リウマチ型

慢性の経過をたどることが多く、炎症が強く見られます。また、炎症の発生場所が多関節に及ぶことが多いです。

朝方にこわばることがあり、診断の際には関節リウマチと誤診されることがあります。

 

C型:偽性変形性関節炎型

徐々に進行するタイプであり、急性発作を伴います。A型と同じく、膝関節に多く見られます。

 

D型:偽性変形性関節炎型

C型のタイプの、急性の発作を伴わないタイプです。

 

E型:無症状

偽痛風の診断では関節の石灰化(結晶の沈着)が認められることが必要です。

ですが、この石灰化が認められるのに症状が出ていないのがこのタイプです。

偽痛風の約半数はこのタイプだと言われています。

 

F型:偽性神経障害性関節症型

偽痛風の症状に加えて、高度の関節破壊が見られるタイプです。

 

偽痛風と言ってもいろいろある

偽痛風と言っても症状のあらわれ方はいろいろです。

中には偽痛風と判断しにくいもの、無症状のものまであります。

まずは自分の型を知り、それに合った治療方法を実践していく必要がありますね。

(Photo by: [http://free.gatag.net/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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