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高齢者の背中が丸いのは、骨折が原因!?症状から早期発見!手術の必要性など

高齢者で、腰や背中が曲って丸くなる人がいます。これは「円背(えんぱい)」と呼ばれ、脊椎の圧迫骨折が大きな原因です。円背の症状をまとめました。

 

老人性円背

高齢者特有の円背です。脊椎の椎間板が変性するほか、骨粗鬆症でもろくなった脊椎(とりわけ胸椎と腰椎)に力が加わり、押しつぶされるように圧迫骨折して起こります。

1回の骨折で背中が丸くなるのではなく、数回の骨折を繰り返して次第に丸くなるケースがほとんどです。女性に多い症状です。

 

痛み

重いものを持つ、立ち上がる、尻餅をつくといったきっかけで脊椎圧迫骨折が起こる場合は、本人も気づくことが多く、痛みやしびれを感じるようです。

圧迫骨折を起こした脊椎の部分は背中側に突起が飛び出しているうように見え、触ると痛みます。

しかし、骨がもろくなっている人では、衝撃が加わらなくてもいつの間にか骨折していることもあり、痛みもあまり感じません。

 

円背で起こる二次的症状

背中や腰が極端に丸くなるため、内臓が圧迫されて働きが低下する恐れがあります。血流の悪化も心配です。

姿勢の保持、歩行も不自然な状態になり、負担がかかった筋肉が痛んだり、転倒につながることもあります。

背中や腰が慢性的に痛んだり、手足の震え、痺れに悩まされる人もいます。

 

 

脊椎圧迫骨折が多発すると、円背に至ります。

1度、脊椎圧迫骨折をした人は、繰り返し骨折する危険が高まるので、背中や腰の異常を察知したら早目に骨折の有無を調べ、適切に治療しましょう。

骨を丈夫にする、背筋をつけるといった予防も大切です。

 

症状から早期発見!高齢者の骨折【外見編】

高齢者の骨折で表れる外見上の症状とは、どのようなものがあるのでしょうか?以下に挙げてご紹介します。

 

皮下出血(内出血)

折れた骨が周囲の組織を傷つけ、皮下出血します。骨折直後から2~3日で出血が広がります。色は赤みを帯びた紫、青、黒です。

 

皮下出血が見られるのは骨折した部位周辺ですが、時間とともに重力で血液が下がってくるので、骨折部位よりも下にアザができているように見えます。

 

皮下出血がみるみる広がっていく、顔面蒼白で貧血のような症状があるなら、かなり激しく組織が損傷し、出血が多いと考えられます。急いで処置を受けてください。

 

胸部の骨折で皮下出血がひどいようなら、折れた骨で肺などが傷んでいるかもしれません。骨折の程度に関わらず、重大な事態に至りかねないので、病院へ急ぎましょう。

 

折れた骨が皮膚を破って飛び出してしまう開放骨折でも、激しく出血します。細菌感染の恐れもあるので、救急車などで緊急搬送が必要です。

 

腫れ

骨折による腫れは、折れた骨によって傷んだ周辺の骨や組織が炎症を起したり、多量に出血することが原因です。転倒や、落下などの事故で骨折に至ったなら、事故の衝撃自体による打撲症も合わさっているでしょう。

 

骨折直後から腫れ始め、特に3日間はひどく腫れます。完全に腫れが引くのは骨折の程度によりますが、長ければ2~3週間に及びます。

 

変形

骨がずれ、外見から明らかに異常が分かるほど変形することもあります。体の部位が、ありえない箇所で曲っている、歪んでいるなら、間違いなく骨折しているでしょう。

 

変形をともなうほどの骨折では、皮下出血と腫れもひどく、痛みも強いので、迅速な処置が重要です。

 

皮下出血が大きく広がる、痛みを伴って大きく腫れあがる、明らかな変形がある場合は、骨折している可能性が高いでしょう。

 

高齢者に多い腕の骨折!早急な外科的手術や整復術が必要です!

転倒や転落などにより発生する高齢者の骨折の多くは、身体の様々な部位で発生しますが、中でも脊椎骨折や大腿部頚部骨折に次いで多いのが橈骨遠位部骨折(前腕骨折)と上腕骨近位部骨折(腕の骨折)です。

 

転倒などにより、腕の骨幹部が折れるほどの強い力がかかると、骨以外の組織も損傷してしまう可能性が高く、骨折の程度としてはかなり重症になるケースが多いようです。

 

腕の骨折の症状

1. 骨折部位の疼痛(激痛)

2. 出血または内出血

3. 腫脹

4. 運動機能障害

5. 出血や疼痛によるショック症状

 

皮膚が破れて出血することもあり、そのキズが骨折部につながっていれば開放骨折と呼ばれる状態となります。

その場合、骨折部に体外の細菌が進入する恐れがあるので、治療がより一層難しくなります。

また血管や神経が損傷することで血流が低下したり麻痺が生じることがあります。

いずれにしても早急な外科的手術や整復術を行わなければなりません。

 

橈骨遠位部骨折(前腕骨折)は50歳台から発生率が上昇し、80歳以上ではその増加が少ないという特徴があり、上腕骨近位部骨折は60歳以上で発生率がほぼ直線的に上昇します。

これは転倒時に手をついて防御できるかどうかの違いと考えられ、前期高齢者では転倒した際反射的に手をついて、橈骨遠位部骨折(前腕骨折)を生じるのに対し、後期高齢者では転倒時に手での防御が出来ず、大腿骨頚部骨折や肩関節を直接受傷して、大腿骨頚部骨折や上腕骨近位部骨折を発症すると考えられます。

 

いずれにしても高齢に伴い運動機能や反射機能が低下するために、転倒や転落がすぐに骨折につながるということが問題となりますので、普段から骨粗鬆症などの防止と転倒しにくい環境を作ることが大切だと考えます。

 

症状から早期発見!高齢者の骨折【痛み編】

高齢者が骨折しているかどうかを判断する際、参考になる症状、なかでも「痛み」についてまとめました。

 

痛みが少ない骨折もある

通常、骨折といえば強い痛みを伴うイメージがあります。

若い人は骨が丈夫なので、相当大きな衝撃を受けるのが骨折の前提です。

大きな衝撃を受けて骨が大きくずれ、周囲の筋肉も傷むので、痛みも激しくなります。

 

しかし加齢で骨がもろくなると、些細な衝撃でも骨折します。

骨がずれず、周囲の筋肉なども傷むとは限りません。

 

苦痛が少ないことは良いことのように思えますが、骨折に気づくのが遅れて後遺症が残る心配もあります。

 

局所的な痛み(疼痛)

骨折による痛みは、骨折部位とその周囲だけの局所的な疼痛です。

骨には神経が無いので、骨が痛むことはありません。

 

痛みを感じるのは、硬骨の外側にある骨膜という血管と神経に富んだ組織が破壊されるからです。

動かすと痛い、触ると痛いというのが、骨折の痛みの特徴です。

 

しびれを伴う痛み

骨粗鬆症の高齢者に多い圧迫骨折では、痺れるような痛みを感じることがあります。

代表的な例が、背骨に対して垂直に力が加わって起こる脊椎圧迫骨折です。

 

脊椎の中でも高齢者に目立つのが腰椎圧迫骨折で、腰や背中が痛みます。

体を動かすと、骨折した部分に負荷がかかって痛むのとともに、神経が圧迫されてしびれを生じます。

くしゃみ、体位変換だけでも圧迫骨折する恐れがあり、何となく腰が痛いと感じていても、転倒事故のように骨折をすぐ疑いにくくなっています。

 

しびれを伴う痛みが続くようなら、圧迫骨折の可能性を考えてください。

 

局所的に痛みがある、触ったり動かすと痛む、しびれをともなった痛みが続くなら、骨折しているかもしれません。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2011/07/10-348325.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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