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介護・認知症

高齢者の骨折治療~様々な治療法~

骨折した際の治療法は、骨折の部位と骨折の状態によってことなります。

 

 

基本は固定

高齢者に関わらず、骨折の基本的な治療は固定して骨がくっつくまで待つことです。

折れた骨がずれていなければ、ギプスやそえ木(シーネ)を使って固定します。

骨折した箇所を外部の衝撃から守り、動きを制限する役割をはたします。固定のみで完治する骨折は、比較的完治までの時間が短く、後遺症も残りづらいでしょう。

 

認知症の高齢者の場合、そえ木と包帯程度の固定では、自分で外してしまうことがあります。

ギプスでしっかり固定し、注意深く経過を見守らなくてはなりません。

 

 

骨がずれていたら

ずれた骨を正しい位置に戻す(整復)必要があります。

麻酔をした上で骨を皮膚の上から正しい位置に戻す徒手整復、おもりが付いた牽引装置で引っ張り続ける牽引といった方法があります。

牽引は、脚など周囲の腱や筋肉の引っ張る力が強く、骨がずれやすい部位の骨折に用いられます。直に骨を正しい位置に戻すため、皮膚を切り開く施術が行われるケースもあります。

 

 

手術が必要な骨折

ギプスやそえ木で外部からの固定が難しい鎖骨・肩・脛骨・大腿骨などの骨折は、手術で骨のずれを治し、金属のワイヤーやプレートを用いて骨を固定します(内固定)。

手術になるため体への負担が大きく、感染症の危険もあります。完治までも時間がかかります。

 

 

高齢者に多い大腿骨頸部骨折の治療

脚の付け根の骨折では、通所の固定も内固定も難しく、非常に治療しにくい部位です。内固定の手術を受けても完治しにくく、後遺症も残りやすくなります。

脚の付け根の骨頭を人口の骨頭と置換する、「人工骨頭置換術」では早くから体を動かせるため、長期安静からの衰弱を予防できます。

 

 

ひと口に骨折といっても、その治療法はさまざまです。高齢者の体力、その後の生活を見据えた治療が肝要です。

 

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/11/22-353529.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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