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気になる病気・症状

梅雨時の神経痛の原因は低気圧だった?「天気痛」について

「天気痛」って何?

◆低気圧を三半規管が感知して痛み物質を放出させる?

天気によって神経や関節などが痛む病気を「天気痛」と言うそうです。よく神経痛やリウマチを患っている方などは雨や低気圧の前に痛みが増すということを聞きますが、これには非常に科学的な根拠があるという事なのです。

 

欧米の研究では「天気と痛みの相関」についてというテーマで統計解析が行われていて、このデータによると、痛みを引き起こす要因は「気圧、湿度、温度の変化、降雨、雷、風」にあるということが分かりました。

 

この中でも特に体の痛みに影響があると言われるのが低気圧です。

低気圧が接近すると、

内耳の中の三半規管が気圧の変化を感知

  ↓

交感神経が刺激神経伝達物質であるノルアドレナリンが放出

  ↓

痛みを感じる痛覚神経を興奮

ということだそうです。

 

◆低気圧による「細胞の膨張化」が痛みを引き起こさせる!

さらに、低気圧によって起こる痛みの原因のもうひとつが「細胞の膨張化による神経の圧迫」です。我々の体には、常に大気からの気圧が掛かっていますが、これにて対抗するように、身体の内側からも同じだけの圧力が掛かっています。

 

標準的な大気圧は「1013hPa=1気圧」ですが、晴天の高気圧時はこれより高い値に、雨天の低気圧時はこれより低い値になります。仮に標準大気圧の1気圧の圧力が体に掛かると、それに対応して1の圧力で細胞は外からの圧力を押し返すように形状を保っています。

 

しかし低気圧の接近で外側からの気圧が急に低下すると、内側からの対抗圧力が対応しきれず、内外の気圧差が生じて体の細胞が膨張を始めるのだと言います。その結果、膨らんだ細胞に神経が圧迫され、神経痛などが起こります。

 

では、この痛みの対処法としてはどのようなものがあるでしょうか?

 

◆天気痛の対処法とは?

低気圧を内耳が感知するとノルアドレナリンが放出されるとお話しましたが、そこからさらにヒスタミンという痛みを引き起こす物質が分泌されます。

 

痛みの対策としては、このヒスタミン除去すれば良いわけですが、これは血中に産生されるため、運動などによって血流を良くして排出させる方法が最も適しています。

 

<具体的な運動法>

1)自転車やウォーキングなどの全身を使った有酸素運動…約20分程度行う。

2)痛みを感じる部位の周りの筋肉をストレッチする…約30秒ほど伸ばす。

3)入浴によって血流を良くする…約20分程度行う。

 

気候による神経や関節への痛みは、周囲からは理解しづらく、その辛さは患ったことのある人にしか分からないものであると思います。しかしその痛みにもはっきり明確な原因があると知ると、客観的に理解が出来少し気持ちが楽になるのではないでしょうか?

 

まだもう少し長引きそうな梅雨の時期を、上記のような例によって少し工夫することにで乗り切っていきましょう! 

(photo by://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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