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生活習慣病

ロキソニンは痛風を長引かせる?高尿酸血症治療薬の新しい薬~フェブキソスタット~

痛風発作が発症した時、痛みや炎症を止める薬としてロキソニンが処方されることがあります。病院で処方される薬は市販の薬よりも強い配合がされていることがありますので、一般のロキソニンと同じだと思わず医師の指示に従って飲むことが賢明です。

 

さて、このロキソニンですが、これは本当に痛風治療によい影響を及ぼしているのでしょうか。 

 

痛風発作とはどうしておこるのでしょう?

痛風発作というのは元々、体内にたまってしまった尿酸の結晶を発熱によって溶かすことを目的として起こります。白血球が尿酸の結晶があることを危険だと判断して攻撃するのです。このときに起こるのがあの激痛と腫れです。

 

では、ロキソニンはどういった働きをするでしょうか?

 

ロキソニンは炎症を和らげ、痛みを和らげてくれる働きをします。

 

 

さて、この流れのどこが悪かったのでしょう?

 

体は自分の正常性を保つために過剰に溜まった尿酸の結晶を溶かし、体外へ出そうとしています。これ自体は自分の体を守ろうとしているのですからよいことです。

 

しかし、その痛みに耐えられず、ロキソニンなどの痛み止めを服用することで、この体を守ろうとする作用の邪魔をしてしまうのです。つまり、体内の尿酸の結晶がなかなか溶けずに体内に残ったままになってしまうということです。その結果、痛風が長引くのだそうです。

 

ロキソニンは痛みに効果の高い薬ですから、それだけ強く、胃腸障害や食道の炎症など多少の副作用もあります。そして強い薬だからこそその効き目に頼り気味になってしまいます。

 

しかし、頼ってはいけないのではありません。ロキソニンを飲んではいけないとなってしまうと、今度は痛風発作の痛みに耐えなければなりませんし、それでは痛み止めを処方された意味がありません。

 

処方された薬は過度に使用しなければ問題ありません。あまり我慢しすぎないで、痛み止めを服用してください。 

 

 

注目される新薬「フェブリク」!新しい薬だからこそ、その副作用もしっかり知っておこう! 

痛風、そして高尿酸血症の患者さんは日本に多くいます。

 

痛風は痛風だけでなく、他の生活習慣病を合わせると、健康障害の危険が高くなることが分かっており、その治療や予防において非常に注目されています。

 

痛風の新薬「フェブリク」

痛風というよりも、そのもととなる高尿酸血症の治療薬として、最近承認された薬にフェブリクという薬があります。フェブリクは商品名で、成分の名前はフェブキソスタットと言い、尿酸降下薬としては40年ぶりに新薬として承認された、日本発の治療薬だそうです。

 

この新薬は尿酸値を下げる薬の中でも、尿酸の生成を阻害する尿酸生成抑制薬に分類されるものです。

 

気になる新薬「フェブリク」の副作用は?

新しい尿酸値の降下薬として注目を集めているフェブリクですが、新しい薬だからこそ、副作用もしっかり確認しておきたいところです。

 

国内外の臨床試験では約20%に何らかの副作用が認められています。

 

・飲みはじめの痛風関節炎

 

・関節痛

 

・手足の痛み、不快感、しびれ

 

・下痢

 

・吐き気

 

・腹痛

 

・倦怠感

 

・肝機能検査異常

 

・甲状腺刺激ホルモンの増加

 

・発疹

 

・かゆみ

 

飲みはじめは尿酸の結晶が関節から溶け出すことによって、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります。ですが、これ自体は薬の効果が出ているということですので、ある程度は仕方のないこととして扱われます。

 

痛みは服用した最初のみで、結晶となった尿酸が排泄されれば、その後発作が起こることはありません。

 

重い副作用もあるんです

ほとんどの副作用があったとして、上記のようなものですが、まれに重い副作用が起こることがあるようです。

 

・肝障害による症状

 

 倦怠感・食欲不振・吐き気・発熱・発疹・かゆみ・黄疸・尿が茶褐色になる

 

・過敏症

 

 発疹・発赤・じんましん・かゆみ

 

最初の発作が出ないためにも、服用の初めは少量からで、段階的に数週間単位で量を増やしていくようです。医師の処方を守ると共に、適切な自己管理と、症状の観察が必要です。

 

 

コルヒチンの副作用とは? 

痛風発作の特効薬であるコルヒチンは、痛風発作を抑えてくれる魔法の薬ではありません。確かにコルヒチンを適度に服用していると痛風発作は起こりにくくなります。しかしそれだけ効果のある薬ですから、気をつけなければならないこともあります。

 

コルヒチンの副作用

大量摂取してしまったとき

脱毛・下痢・吐き気

 

長期間服用し続けたとき

再生不良性貧血・白血球の一種である顆粒球の減少・血小板の減少・脱毛・末梢神経炎・血尿・欠尿・筋肉障害

 

過敏症

全身のかゆみ・発疹・発熱

 

胃腸障害

下痢・嘔吐・腹痛・むかつき

 

他にも脱力感や一過性の無精子症を引き起こす場合があります。病院では適正な量が処方されると思いますが、それを越えて服用すると非常に危険です。痛風治療のために長期間にわたって服用し続けることでも、これらの副作用を引き起こ可能性がありますので、やはり、根本原因の解決が望まれます。

 

コルヒチンの副作用の特徴として挙げられるのが、骨髄の働きを低下させてしまうことです。そのため血液に影響が出たり、末梢神経にまで作用してしまいます。

 

特効薬とされるコルヒチンですが、そう呼ばれるにはそれ相応の理由があります。押さえ続けた痛風発作をより強く抑えるために、いつもよりコルヒチンを大量に摂取してしまった場合、確かに痛風発作を抑えることはできますが、上記のような副作用に襲われる可能性があります。目の前の痛風の痛みだけに目を向けず、副作用の恐怖も知っておきましょう。 

 

 

コルヒチンは爆発を先送りしている?

痛風発作発症前に飲むのはコルヒチンという薬です。痛風発作を繰り返している場合、「発作が来そうだな」という前兆が分かる場合があります。そういった場合、コルヒチンを服用することによって発作を抑えたり、発作の痛みや炎症を軽減することができます。

 

コルヒチンの働き

コルヒチンは痛み止めではないので、発作による痛みが生じてから服用しても何の意味もありません。そもそも痛風の痛みはどんなことで起こるのかというと、体内にたまった尿酸の結晶を、白血球が異物と判断して攻撃することによって痛みが発生するのです。コルヒチンはこの白血球の働きを抑制してくれるので、発作の予防や痛みの緩和に効果を発揮します。

 

つまり根本は解決されていない

コルヒチンによって痛風発作が予防されても、だからと言って痛風の症状がよくなったわけではありません。体の中の白血球をだましながら、その時の対処をしているだけなのです。何かそれ以外の対処をしていない限り、体内にたまった尿酸の結晶の量に変化はありませんから、いずれは痛みがやってきます。

 

特効薬と呼ばれるコルヒチン

コルヒチンは痛風発作の特効薬として広く使用されています。特効薬というだけあって、その効果は素晴らしく、比較的簡単に痛風発作を抑えてしまいます。しかしその効き目の良さに甘んじず、痛風の素の治療を行うことが重要ということを忘れてはいけません。

 

痛風で病院に行くと最初にコルヒチンが処方されるそうです。確かにコルヒチンを服用することによって発作を予防できますが、さらにその薬の意味を理解することで生活習慣の見直し等により力が入るのではないでしょうか。 

 

 

血清尿酸値を下げるための薬~通風を治すアロプリノール~    

痛風の原因となる尿酸は、プリン体を代謝する過程で最終的に作られる代謝物質です。

 

尿酸は水溶性で、血中溶解度は6.8㎎/dlで、これを超えると体内で尿酸塩の沈着が進行します。

 

関節内の尿酸塩結晶が、これを異物とみなした白血球に攻撃されるために急性関節炎(痛風発作)を発生させ、尿酸塩結晶や尿酸結晶・結石により腎尿路系障害を起こします。

 

痛風の治療には、痛風発作の治療と、高尿酸血症治療という2つの治療をしていかなければなりません。

 

尿酸をさげる尿酸下降薬にはXO阻害の尿酸生成抑制薬と腎臓での排泄を増加させる排泄促進薬があります。

 

その中でも「アロプリノール」は1964年に開発され、1969年に日本でも発売になりました。

 

この薬は2011年にフェブキソスタットが登場するまで、唯一の尿酸降下治療の要となる薬でした。

 

アロプリノールによる治療

この薬は尿酸値を急激に変化させるために、それが逆に誘因となって痛風発作を誘発するという副作用が時折みられるため、少量から服用を始めます。

 

血清尿酸値5~6㎎/dlを目標に服用量を調整します。

 

腎機能が正常な方には100~400㎎ほどの服用でその達成が可能だとされています。

 

透析患者の方は、透析直後に1錠服用します。

 

アロプリノールの登場により、尿酸値の十分なコントロールが可能となり、痛風の方が発作から解放され腎障害や尿路結石の悪化防止など、多くの高尿酸血症患者が救われています。

 

しかし一方で、様々な副作用や薬剤相互作用、腎機能低下例での問題点も抱えてきました。

 

この薬は腎臓で排泄されるので、特に腎臓機能低下の方が使用する場合は重篤な副作用が発生することが、尿酸値を下げるための妨げになってきました。

 

このような問題のために、新たな尿酸生成抑制薬の開発がいくつもされてきましたが、アロプリノールを超える薬剤は長らく現れませんでした。

 

2011年に新たな生成抑制薬のフェブキソスタットが登場しましたが、新しい治療薬として活躍してくれることが期待されています。

 

 

高尿酸血症治療薬の新しい薬~フェブキソスタット~        

高尿酸血症の治療薬として1964年にアロプリノールが登場してから、既に40年以上経過し、アロプリノールの痛風治療に対する有効性はすでに確立されています。

 

しかし、治療にあたっては、アロプリノールの問題点もいくつか明らかにされています。

 

それらの一つとして有名なのはStevens-Johnson症候群(重症型多形滲出性紅斑と同義語)で、腎機能低下例での使用はそれらの副作用を起こす頻度が高くなるとされて、安全の観点から減量する必要がありました。

 

長年、アロプリノールに変わる新薬が研究されましたが、2011年に新たな尿酸生成抑制薬である「フェブキソスタット」が登場し、これらのアロプリノールの問題点を克服できる薬剤として期待されています。

 

フェブキソスタットは、非プリン体骨格であるため、主要な核酸代謝酵素に影響を及ぼしません。

 

結果として、経度~中等度の腎機能低下患者にも要領を減らすことなく安全に使用できるとされています。

 

フェブキソスタットの適用は痛風に加え、我が国ではじめて合併症の有無に関わらず、尿酸血症に適応可能です。

 

ただし、フェブキソスタットの成分に対して過敏症の既往のある方、メルカプトプリン水和物(ロイケリン)またはアザトプリン(イムラン、アザニン)を服用中の方は使用できませんので注意が必要です。

 

重度の腎機能障害・肝機能障害のある方には慎重投与が必要です。

 

フェブキソスタット服用中は定期的に検査を行うなど、自分の体調に気を付け、少しでも異常を感じたらすぐに服用をやめ、主治医に相談しましょう。

 

40年以上ぶりにアロプリノール以外の尿酸生成抑制薬が登場し、フェブキソスタットは幅広い患者に対する高い有用性を示し、その使いやすさからも今後痛風・高尿酸血症に対する第一選択薬になる可能性が高いと言えます。

(Photo by:http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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