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顔面片側の麻痺が起こったら…【ベル麻痺】を疑う

顔面片側の麻痺が起こったら…ベル麻痺を疑う

ある朝、起きて歯磨きをしていたら、何故か口の片側からポタポタ水が落ちていたので、鏡をふと見てみると、顔の片側だけがダランと垂れて、口や目の筋肉を動かそうとしても動かない…。

 

このような症状になって、顔面の片側だけに麻痺が起こるという状況に、脳卒中の徴候では無いだろうかと病院に駆け込まれる方が多いようです。

 

このような顔面の片側に麻痺が起こる病気を、「ベル麻痺」と言います。この病気は、脳神経系の第7神経である顔面神経が何らかの原因で機能不全に陥ることにより、顔の片側の筋肉に突発的な脱力と麻痺が起こる病気です。脳卒中と間違われる場合が多いですが、

 

◆ベル麻痺の場合は顔片側の全体

◆脳卒中の場合は顔片側の下半分

 

に麻痺症状が出るのが特徴です。

 

このベル麻痺が起こる原因として、ヘルペスウィルスによる感染が指摘されていますが、はっきりとした原因はまだ分かっていません。

 

この病気の発症率は、10万人中約23人と言われ、稀な病気のようですが、末梢性顔面神経麻痺の約60~70%を占めていると言われています。

 

ベル麻痺の初期症状とは?

顔面片側の麻痺が起こったら放置せず、早期に治療を行うことが重要です。最初の症状としては、顔の筋力低下が起こる数時間~1、2日前に耳の後ろの痛みが起こります。脱力の徴候が始まったら、通常は48時間以内にピークになります。

 

検査方法について

ベル麻痺特有の検査方法というのは存在しないようですが、他の病気の候補を除外するために行われます。

 

<顔面麻痺症状を表す他の病気>

1)脳卒中…顔面下側の麻痺なのでベル麻痺と区別可能。

2)脳腫瘍などの腫瘍性疾患、中耳などの感染症、頭蓋底の骨折…X線、CT・MRI検査によって判断する。

3)ライム病・サルコイドーシス…血液検査によって判断する。

 

治療について

基本的な治療方法は、投薬治療で、病気発症後2日以内に開始し1~2週間継続します。

 

◆抗ウイルス薬(アシクロビル)

◆ステロイド薬(プレドニゾロン)

 

また、補助的な治療薬としては、眼が閉じられない場合は失明を防ぐため、点眼薬が用いられます。なお半年~1年程度経過しても麻痺が回復しない場合は、まれに神経吻合術が行われます。

 

◆神経吻合術(顔面神経と、第12脳神経である舌下神経を繋ぐ手術。術後の副作用としては、顎の動きに問題が生じることがある。)

 

 

入院治療で多くの人は、徐々に麻痺が回復していくようですが、治療の開始時期が遅れたり、治療が不十分であった場合は、麻痺が完治せず「陳旧性顔面神経麻痺」のような後遺症が残る可能性があるようです。

 

鏡を見て顔の神経に違和感を感じた場合は、早期に病院で受診することが重要であると言えます。 

(photo by://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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