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女性のカラダの悩み

多嚢胞性卵巣症候群と糖質制限について

 

インスリン抵抗性が高いと排卵できない?!多嚢胞性卵巣症候群と糖質制限について

 

多嚢胞性卵巣症候群という病気をご存知でしょうか?

 

通常卵巣には卵胞というたくさんの卵子を包んだ袋が存在しますが、成熟すると破裂して卵子を排出する「排卵」が起こります。この病気では、卵胞が破裂することなく未発達な状態のまま、卵巣中に溜まり続ける状態のことを言います。


この病気の特徴として、次のように3種類のホルモンに変化があります。
1)プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が抑制される
2)インスリン(血糖降下ホルモン)の抵抗性がある
3)アンドロゲン(男性ホルモン)の分泌が増加する

排卵障害を引きこしている原因は男性ホルモンのアンドロゲンが卵巣の膜を肥厚化し、また卵胞の発育を抑制しているためであると言われています。このアンドロゲンの値を高値にさせているのが、インスリンの過剰分泌です。(プロゲステロンの分泌低下は、無排卵周期であることによる)このような理由から、排卵障害を治療するには、まずインスリン値を改善していくことが必要になります。

 

<排卵障害が起こる流れ>

インスリン抵抗性⇒高インスリン血症⇒アンドロゲン産生促進⇒排卵抑制

 

インスリン抵抗性の検査について

 

インスリン抵抗性があるかどうかは、採血検査で「HOMA指数」を計算して判断します。HOMA指数とは、

 

「空腹時の血糖×インスリン値÷405」

 

で計算されます。糖尿病などの場合は値が2.4以上になりますが、多嚢胞性卵巣症候群の場合はおよそ1〜1.5以上を目安にします。

 

糖質制限療法について

 

ここでは、高インスリン値の改善に効果のある糖質制限療法についてご紹介したいと思います。

 

◆糖質制限の基本的な摂取基準10箇条

 

1)魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてもOK
2)糖質(特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質)の摂取は極力控える。
3)主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
4)飲料は牛乳・果汁は飲まない。成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
5)糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK果物は少量にとどめる。
6)オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂りリノール酸を減らす。
7)マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
8)お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK醸造酒(ビール、日本酒など)は控える。
9)間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る菓子類、ドライフルーツは不可。
10)できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。

 

◆上記の10箇条を考慮した実践方法3パターン

つぎに、上記の10箇条を考慮して1日の主食を抜く回数を決めます。


A:厳しい)「スーパー糖質制限食」3食すべて主食抜き。非常に効果的で早い。
B:普通)「スタンダード糖質制限食」朝・夕は主食抜き
C:優しい)「プチ糖質制限食」夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが好きな人に。

 

(参考ホームページ:ドクター江部の糖尿病徒然日記)

 

最後に

 

多嚢胞性卵巣症候群は、10代~30代の女性に多い病気ですが、およそ10%程度の羅患率であると言われており、女性にとっては身近な病気であると言えます。妊娠の予定がない方は、この病気を放置しておくケースも多いようですが、女性ホルモンのうち、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が低下すると、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌を抑える物質がなくなってしまい、子宮内膜がエストロゲン優位な環境となってが発生しやすくなります無月経などの症状が現れたときは、早期に婦人科を受診しましょう。

 

(photoby//pixabay.com/ja/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E8%85%B9-%E4%BD%93-%E5%AD%90-%E6%9C%9F%E5%BE%85-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3-%E6%AF%8D-18937/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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