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原因不明の病気!肺サルコイドーシス その合併症とは?

 

サルコイドーシスによる肉芽腫と、それによる影響は全身に至ります。

それはもちろん眼も例外ではありません。

サルコイドーシスには眼内炎症疾患を誘発することもあり、それが眼サルコイドーシスと呼ばれます。

そのほとんどはぶどう膜炎ですが、他にもいくつかの病変が確認されます。

中にはサルコイドーシス特有の眼病変もあり、それによってサルコイドーシスを見分けることも可能となるでしょう。

 

サルコイドーシスによる眼内炎症疾患

●肉芽腫性前部ぶどう膜炎

豚脂様角膜後面沈着物や虹彩結節が認められる前部ぶどう膜炎で、サイコイドーシス特有の眼病変とされています。

 

●硝子体病変

サルコイドーシスでの硝子体病変は、硝子体上に類上皮性肉芽腫が形成され、数珠上の硝子体混濁が引き起されます。

 

●網膜静脈周囲炎

網膜血管炎には様々なパターンがあり、静脈炎が主体の網膜血管炎はサルコイドーシスや結核によるものです。さらには、網膜静脈に沿って竹の節状の白色浸潤が生じる静脈周囲炎はサルコイドーシスの特異的なものです。

●隅角結節

●テント上虹彩前癒着

●脈絡膜炎

●前部ぶどう膜炎

サルコイドーシスだけによるものではなく、他の原因でも見られる眼病変です。

 

サルコイドーシスによる眼病変は、まず失明などのリスクはない、ある意味では軽い物ですが、それでも視力低下や眼圧上昇などは避けられません。

また、通常の自然消退するサルコイドーシスならともかく、慢性化してしまえば眼への悪影響も長期化し、さらにリスクが悪化してしまいます。

 

原因不明の病気!肺サルコイドーシス

肺サルコイドーシスとは?

サルコイドーシスとは、原因不明の病気で、類上皮細胞肉芽腫病変の形成を主な特徴としています。

この肉芽腫は体の色々な細胞に出来、その場所によって現われてくる症状も変わってきます。

肺サルコイドーシスは、この肉芽腫が肺に出来たもので、サルコイドーシスの内最も多くの人に病気が現われるのがこの肺です。

 

肺サルコイドーシスの症状

軽度であれば、咳や深呼吸時の痛みなどですが、病状が進んでいると呼吸困難などを引き起こすこともあります。

自覚症状としては、慢性的な咳や胸の痛み、深呼吸すると痛みが出る、ちょっとの運動ですぐに呼吸が乱れるなどです。

胸部へのX線撮影で、両側の肺門部にあるリンパ節に腫れがみられることによって、発見されることが多いのが特徴ですが、これだけではまだ症状として現われていないことが多いようです。

 

肺サルコイドーシスの治療

肺門部のリンパ節が腫れているだけならば、治療の必要はなく、定期的な検査と経過観察になります。

しかし、強い咳や息切れ、呼吸困難などが症状にあわられている場合は、ステロイド剤治療が必要となります。

 

肺サルコイドーシスと診断されたら

もし健康診断などで、症状が出ていない状態で肺サルコイドーシスだと診断されたら、あまり心配などする必要はないでしょう。

サルコイドーシスのそのほとんどが、症状が現われてから2年以内に自然治癒するものですので、診断されたからといって、病院側でも何もしてくれません。

定期的な検査と経過観察のみで特に治療などはありません。

 

もし、慢性化した咳や呼吸困難などで病院を訪れ、サルコイドーシスだと診断されたならば、ステロイド治療などを含めた、症状を和らげる治療を行ってもらいましょう。

 

症状が悪化しないように薬の服用をしながら、重労働や激しい運動は避け、経過観察のための定期的な検査を行うようにしましょう。

 

多彩な各種サルコイドーシスにおこる合併症

サルコイドーシスの症状の多彩さは、それぞれの主だった症状の箇所ごとにサルコイドーシスの名前を加えた病名が用意されていることからもわかるでしょう。

心臓のサルコイドーシスの症状ならば心サルコイドーシス、肺への症状ならば肺サルコイドーシスなど、各種症状ごとに名前が割り振られています。

さらには、名前が割り振られていなくても、それ以外に多くの合併症を伴っているのです。

全身に肉芽腫が形成されるサルコイドーシスはそれだけ多彩な症状を誘発すると言うことが窺えるでしょう。

 

多彩なサルコイドーシス

●心サルコイドーシス

サルコイドーシスによる心臓の病変で、これによる不整脈は時として致命的に至る可能性もあります。

 

●肺サルコイドーシス

両側肺門リンパ腫脹により咳症状。

 

●眼サルコイドーシス

ぶどう膜炎を合併し、視力低下眼圧上昇をきたします。

 

●皮膚サルコイドーシス

サルコイドーシスの皮膚病変として結節性紅斑が認められることがあります。

 

●神経サルコイドーシス

血管周囲膣に肉芽腫が侵入することで神経に障害が起こるきわめて稀な合併症です。

 

サルコイドーシスの名前が付けられなくても、それ以外に様々な臓器への影響が確認されます。

たとえば、肉芽腫性病変としては肝病変に、脾病変があり、さらにはサルコイドーシスは合併症として高カルシウム血症があり、それによる腎障害などの腎病変を引き起すことになります。

原因不明でありはっきりとした治療法がないサルコイドーシスですが、今のところステロイドが数少ない有効な治療法としてあげられています。

(Photo by: http://www.photo-ac.com/main/detail/1443)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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