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気になる病気・症状

白目から血管が生まれる?!角膜新生血管とは?~目薬の種類と成分~

 

 

コンタクトレンズの使用方法、気を付けていないと…

角膜新生血管という病気をご存知でしょうか?

 

この病気は使用期限が過ぎて酸素透過性の落ちたコンタクトレンズを使い続けることなどによって、角膜(黒目)が酸素不足になり、角膜に酸素を運ぶための血管が伸びていくという病気です。角膜には本来血管がなく、透明です。角膜が酸素や栄養を補給するには、空気や涙などから得ています。角膜に酸素と涙が行き渡らず、慢性的な酸素不足に陥った場合、酸素を供給しようとして、眼球は角膜の周辺から中心(白目から黒目)に向かって細い血管を作り出します。これが、角膜新生血管です。

 

角膜新生血管の原因とは?

この症状が、主にソフトコンタクトレンズを使用している方に多くみられるのは、ハードコンタクトレンズに比べ、角膜を覆う面積が大きいためであると考えられています。

 

原因は、

1)コンタクトレンズの汚れや

2)長すぎる装用時間

3)コンタクトレンズの使用期間を守っていないこと

などがあげられます。

 

残業が続き、疲れていたため、コンタクトレンズをはずさずに眠ってしまう生活が続いた。最初は充血だけだったが、異物感を感じるようになり眼科に行ったところ、「角膜血管新生」と診断されたなどのケースがあります。

 

初期の場合は、今まで使用していたソフトコンタクトレンズを、酸素透過性のハードコンタクトレンズに変えるだけで、治る場合もあります。酸素が補給されることで、血管が徐々に消え、症状に改善が見られるようになります。しかし、症状が重い場合には、完全に消えずに残ってしまう場合もあります。

 

 

出来るだけ眼鏡をかけて過ごすことをお勧めしますが、酸素透過性の高いハードコンタクトレンズを装用しながら治療していくことも可能であるようです。治療の期間としては、一般的に数ヶ月掛かると言われているようです。 

 

最後に

これを書いている著者も、ソフトコンタクトレンズを使用しており、白目部分をチェックしたところ、いくつか新生血管が出来ているのが確認できました。コンタクトレンズを長時間装着、また着けたまま仮眠してしまう、使用期限も1年以上過ぎている、など当てはまる項目があり、一度検査を行う必要性を感じました。皆さんも是非一度ご自身でチェックしてみてください!

 

 

コンタクトの長時間使用が、再発性角膜びらんの発症率を高める!

コンタクトレンズの長時間連続使用が続くほど、「再発性角膜びらん」の発症率は高まる?!

再発性角膜びらんという病気をご存知でしょうか?「角膜びらん」と言うと、角膜上皮という角膜3層のうち最上部の層が剥離を起こし、2層目が剥き出しになってしまった状態のことを言いますが、再発性角膜びらんの場合、この剥離が何度も起こり、角膜の再生が追いつかなくなり悪化してしまった状態のことを言います。

 

この剥離が起こる原因としては、そのひとつに誤ったコンタクトレンズの使用方法が原因であるともされています。1日使い捨てのコンタクトレンズを着けたまま寝てしまった場合などが特に危険なようです。目が覚めると角膜にコンタクトレンズがぴったりとくっついており、それを無理やり引きはがそうとして角膜の細胞まで削ってしまった例などが実際に報告されているようです。

 

ここでは、再発性角膜びらんの原因や、検査方法、治療法についてご説明していきたいと思います。

 

角膜びらんの原因について

角膜とは、眼球の黒目のところにある直径約12mm、中央の厚さ約0.5mmの透明な膜です。表面に近い方から上皮、実質、内皮の三層にわかれて、角膜上皮は更に、最上面の上皮細胞が基底細胞(ボウマン膜)に乗るような形で、合わせて五層の構造になってます。角膜びらんというのは、上皮の一部が、基底細胞から根こそぎはがれ落ち、角膜実質がむき出しになっってしまった状態です。

 

原因としては、紙が目に入ったり、コンタクトレンズによる剥離、糖尿病や目の手術後でも起こる場合もあります。上皮が剥がれると目を開けていられないほどの激痛がありますが、上皮細胞には優れた再生能力があるので、ほとんどの場合は点眼などの治療で2~3日で回復します。但し治ったと思っても、再生した細胞はくっつきが弱いために、何かのきっかけで再発する事もあります。

 

損傷が深く治りにくいという場合もありますが、よくある原因としては、朝目覚めた直後の瞬きです。寝ている間に涙の層が薄くなっているので、目を開いた瞬間にまぶたと眼球が擦れてしまい、傷の治ったところがはがれやすくなっている場合があります。

 

再発性の場合は、数日から数カ月の間隔で角膜上皮が繰り返し剥がれてしまうため、再生が追いつかなくなり、5層すべて剥がれ、上皮に欠損部分ができてしまうこともあります。

 

基本的な症状には以下のものがあります。 

1)目がゴロゴロする 

2)目が開けられないほど光をまぶしく感じる 

3)起床時に急に痛くなる 

4)白目が充血する 

5)涙が出る 

 

など、再発性角膜びらんの人はこれらの症状がとくに強く、また、朝起きた時に突然起こるのが特徴のようです。

 

検査方法とは?

細隙顕微鏡検査などを使用して検査します。通常、びらんの診断は容易ですが、再発性角膜びらんの場合は糖尿病などの血液検査で調べることもあります。

 

治療法とは?

<内科的療法>

一般的な治療法では、涙に似た成分が入った感染予防の抗菌点眼薬をしたり、抗生物質などの軟膏を目に塗ったりしますが、再発性角膜びらんのような重症例では、治療用コンタクトレンズ装用(角膜とまぶたが直接触れるのを防ぐ治療をします。 剥離消失後は潤滑油ジェル点眼(ヒアレイン点眼等)や睡眠前に眼軟膏(フラビタン眼軟膏等)が行われます。

 

<外科的療法>

角膜表層穿刺という治療で、極細の特殊な針で上皮~実皮にかけて数箇所穿刺して刺激をあたえ、細胞の接着力を高める方法や、レーザーで悪くなった細胞を取り除く手術などもあります。

 

最後に

これらの治療法により、治療期間も短く、かなり再発を防ぐことができるようになってきたようですが、角膜上皮に深く傷が付くと、そこから涙の成分が角膜実皮に届いてコラーゲン線維の配列を乱れさせ、角膜を白濁させてしまう原因になるとのことです。これが原因となり視力が低下することもありますので、一旦出来た傷が治るまでは慎重に治療を続けていくのが良いとのことです。

 

 

コンタクトによるかゆみ目を防ぐ、目薬の種類と成分

日本眼科医会ではコンタクトのケアによる弊害が危惧されています。

ここでは、コンタクトによるかゆみ目を防ぐ、目薬の種類と成分についてまとめました。

 

コンタクトレンズには、「ハード」と「ソフト」と「使い捨て」「カラーコンタクト」があります。

 

このレンズの種類によって、目薬の差し方はかわってきます。

 

▼ハードコンタクトレンズ

一般目薬がほとんど使えますが、結膜炎(下まぶたをめくると赤くはれている等)症状がある場合はコンタクトをしないのが基本です。

 

▼ソフトコンタクトレンズ

目薬に、「ベンザルコニウム」という防腐剤が添加されていると使えません。ボトルタイプの目薬にはほとんど使われていますので、防腐剤フリーのソフトコンタクト使用者OKの目薬を使いましょう。

 

▼使い捨てコンタクトレンズ

ハードの方と同じく、どのような目薬でも使えます。

 

▼カラーコンタクトレンズ

他のコンタクトレンズよりも酸素透過率が低く、目に負担をかけ、かゆみなどがでやすいです。一般的にどんな目薬でも使えると思われがちですが、カラコンに合わない成分が入ってることがありますので、やめましょう。さらにコンタクト用目薬でも、使えないものも多くありますので下記を参考に選びましょう。眼科で処方してもらうとより安心です。

 

どのコンタクトレンズの方でも、毎日使うものだからこそ、防腐剤不使用のコンタクト用目薬がおすすめです。以下に、現在大手メーカーから出ている防腐剤不使用をうたっている目薬に限って、リストアップしてみました。

 

≪カラーコンタクトもOKとうたわれている目薬≫

ソフトサンティアコンタクト(人口涙液使用タイプ)

スマイルコンタクト ドライテクト(ドライアイのためのとろみタイプ)

スマイルコンタクト クールフレッシュ(爽快感タイプ)

スマイルコンタクト ピュア(やさしいタイプ)

 

≪カラーコンタクトについてNGまたは明記のない目薬≫

アイリスCL-Iネオ(タウリン配合:水晶体の濁りを防止して眼精疲労・老化防止効果が期待される)

ロートドライエイドコンタクト(ドライアイのためのとろみタイプ)

なみだロートドライアイコンタクト(ドライアイの為のとろみタイプ、ブドウ糖配合:眼精疲労防止が期待される)

ティアーレW(一回使い切りタイプ)

 

コンタクトで障害の出る方も多くいます。カラーコンタクトの使用は特に注意しましょう。上記を参考に、安全でクリアな毎日をお過ごしください。

 

 

コンタクトレンズの誤った使用方法で再生しない角膜内皮細胞を失う?!

再生しない角膜内皮細胞を減少させる~水疱性角膜症について

水庖性角膜症という病気をご存知でしょうか?この病気は、黒目部分に存在する角膜が、(5層構造のうちの)一番内側にある「角膜内皮細胞」に機能障害が起こり、水分排出機能が障害されることで、角膜が浮腫状に厚くなって混濁し、視力が低下してしまうと言う病気です。

 

角膜の病気には、角膜上皮が剥がれる「角膜びらん」などの病気もありますが、上皮は再生が出来るので一度損傷を起こしても自然治癒を待つと言う方法があります。

 

しかしこの水庖性角膜症の原因である角膜内皮細胞は、生まれたときから細胞数が決まっており、また再生能力が無いので、一度損傷を受けると根本的に治療しようと思ったら、現在では移植手術しか手段がありません。

 

内皮細胞が損傷・減少する原因は主に加齢やコンタクトレンズの長時間使用によるものであるとされています。コンタクトレンズによる損傷は、その使用方法を改善すれば確実に予防することができます(加齢によるものを除く)。そのため今からその使用方法を見直すことが重要であるように思います。

 

角膜内皮細胞とはどんなもの?

まず角膜とは、眼球の黒目のところにある直径約12mm、中央の厚さ約0.5mmの透明な膜のことで5層に分かれており、表面から角膜上皮、ボーマン層、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮と成り立っています。

 

最も内側にある角膜内皮は、一層の細胞から成っており、その働きは角膜から水分を排泄して水分量を一定に保ち、角膜の厚みや透明性が維持するという機能があります。

 

角膜内皮細胞の数は、新生児において3000個/mm2(1平方ミリメートルあたり3000個)程度ですが、成人になると2000個/mm2程度と徐々に減少していきます。

 

また強い障害が角膜に起こるなどした場合には、500個/mm2以下になることもあります。この場合、角膜内皮細胞数が少なすぎて角膜の透明性を維持できなくなります。

 

水疱性角膜症の発症の成り立ち

水疱性角膜症が発症するのは、角膜内皮細胞の減少がある一定数を超えることによって、房水(眼球内の血管のない部分に栄養を与える水分)が一気に角膜内に浸入してくることによるものです。

 

角膜内の水分量が多くなると、角膜がふやけて白濁し、外部からの光が上手く網膜まで届かなくなって、像がぼやけ視力が低下した状態になります。類似した病気に白内障がありますが、白内障は水晶体が濁ることにより視力が低下するというものです。

 

この病気であると診断されるには、顕微鏡検査で角膜が浮腫状に混濁しているかを見ます。角膜の厚みが増していたり、角膜内皮細胞の密度が低下している(500個/mm2以下など)などの徴候が見られれば、水庖性角膜症であると診断されます。

 

治療法について 

上記でも述べましたが、角膜内皮細胞は増殖能力が無いため、一度減少すると元に戻ると言うことはありません。一時的な措置として(軽度の場合や角膜上皮に剥がれが見られる場合)、

 

1)ソフトコンタクトレンズの装用

2)高張食塩水の点眼(浸透圧の作用で一時的に水分が排出される)

3)軟膏

 

などの治療方法が行われますが、症状が重度で痛みが軽減しない場合は、根本的な治療方法である「角膜移植」が行われます。

 

この手術の種類には、

 

1)全層角膜移植

2)角膜内皮移植(角膜パーツ移植)

 

があります。

2)の角膜内皮移植は新しい手術法で、適用できる症例が限られているため全ての方が受けられる治療法ではないようです。これらの手術のメリット・デメリットは以下の通りです。

 

<手術法のメリット・デメリット>

1)全層角膜移植

メリット:視力の向上が良好で早い、角膜の接着が良好である。

 

デメリット:手術中に重篤な合併症が起こる可能性がある、縫合糸が原因による術後の乱視や感染が発症する可能性がある。

 

 

2)角膜内皮移植…障害部位のみを移植する方法

メリット:手術中の重篤な合併症が少ない、角膜の接着には縫合糸は使用されないため、術後に乱視などの視力変化が少なく、糸による感染症の心配も無い。

 

デメリット:移植片の接着不良の可能性がある(空気の浮力で移植片の接着を図るため)。手術後に仰向けになっている必要があるなどの体位制限がある。術後に急激な眼圧上昇の可能性がある。

 

また、ドナーから提供された角膜を移植する手術ですので、拒絶反応が起こる可能性があります。拒絶反応は、10%~30%くらいの確率であるとされています。

 

症状としては角膜の透明性の低下とともに、急な視力低下を生じます。しかし、拒絶反応が起こっても、ステロイド薬による適切な治療を迅速に行うと、拒絶反応を治すことが可能です。

 

角膜に関する病気は、加齢によるものを除くと、多くがコンタクトレンズの長時間装用や酸素透過性が低下したものを使用し続けることが原因のため、人為的な原因であるとされています。

 

長時間装用の人の数に関するデータは発見できませんでしたが、学生や働く世代の方たちの間では、日々のオーバーワークによって長時間装用が日常的なことになっているように思います。

 

若年の間には大きな変化は見られず、特に心配する必要が無いものとして軽視されますが、病気が発症するような歳になってから対策を行っても遅く、非常にリスクのある移植手術を行わなければならない可能性もあります。

 

この水疱性角膜症に関しては、今からソフトコンタクトの使用時間を守ること、角膜にダメージの少ないハードコンタクトに換えることなどの対策によって十分予防することができます。

 

将来困ることが無いように、今が対策の始め時ではないでしょうか?

(photo by:http://pixabay.com/ja/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E7%9B%AE-%E7%9C%89%E6%AF%9B-%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%92-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9-%E8%A6%8B-2315/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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