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初期は自覚症状がなくて危険!肝臓癌

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構造は?

肝臓は人間の臓器の中で一番大きな臓器です。おなかの右上にあり、肋骨に囲まれて守られています。 肝臓の上には横隔膜があって、横隔膜が肝臓を吊上げています。肝臓の中身は左右2つに分かれていて、右葉と左葉に分かれています。

 

肝臓の細胞からは胆汁と呼ばれる消火液を分泌していて、脂肪を消化する働きをしています。 胆汁は肝臓から出ている肝管を通り、一時的に胆のうに蓄えられて十二指腸に排出されます。肝臓に流れ込む血液は2つの大きな血管をとおってきます。
肝動脈と門脈です。

 

肝動脈は、酸素を含む新鮮な血液を供給し、門脈は胃や腸の血管が吸収した栄養素や毒素を含む静脈血を送り込んでいます。 肝臓に流入した血液は、肝臓の細胞と接触して様々な物質のやりとりを行います。

 

アルコールなども肝臓の中にある「クッパー細胞」と呼ばれる細胞に取り込まれて無害な物質に変えられます。 また、肝臓は脂肪を蓄えたり、コレステロールの合成と放出をしたりしています。このように肝臓の働きを大まかに言うと、栄養素の代謝と言えるでしょう。

 

健康な肝臓は、全体の80%を切り取っても数日のうちに残された細胞が増殖を始めます。そして、わずか数カ月~1年で、元の大きさに戻ります。

 

「原発性肝がん」と「転移性肝がん」

「肝臓がん(もしくは肝がん)」は、肝臓に発生した悪性腫瘍の総称です。 一口に「肝臓がん」と言っても腫瘍の発生の形によって「原発性肝がん」と「転移性肝がん」の大きく2つに分けられます。

 

・原発性肝がん
原発性肝臓がんとは、肝臓を作っている細胞自身ががん細胞に変化するものです。原発性肝臓がんにもいくつか種類がありますが、90%は「肝細胞がん」と呼ばれるものです。肝細胞がんは、肝臓細胞ががんに変わり、際限なく増殖を繰り返します。

 

一般的に肝臓がんという時には、ほとんどが肝細胞がんを指し、肝細胞がんだけで、日本のがん死亡者の第3位となっています。

 

・転移性肝臓がん
転移性肝臓がんとは、体の他の場所に発生したがんが肝臓に転移し、そこで成長するものです。
たとえば、はじめに発生した場所が結腸なら「結腸がんの肝転移」などの表現を用います。

 

体内のどこかでがんが生じると、そこからはがれ落ちたがん細胞は血液の流れに乗って全身をめぐり、最後は肝臓の中の何千もの小葉のどこかに引っかかる可能性が高くなります。

 

このような理由によって、肝臓はすべての臓器の中で転移性のがんが最も発生しやすい場所となっています。

 

症状は?

肝臓がんは初期の段階では、症状はほとんどあらわれることはなく、肝炎や肝硬変の症状がでるくらいです。 ある程度進行してしまうと起きやすくなるのが肝臓がんの破裂です。これは肝臓がんの一部が破れて出血するもので、激しい腹痛と出血で貧血になります。

 

がんが進むと肝臓が腫れて、外から触れてもしこりが分かるようになります。しこり部分に痛みを感じたり、背中にも痛みを感じるようになります。

 

肝臓がんは初期のうちはほとんど自覚症状がないのですが、がんが進んでくると一気に症状が噴き出してくるという特徴がありますから、自覚症状が出た時にはすぐに医師に相談しましょう。

 

治療は?

肝臓がんの治療方法は、腫瘍の大きさ、腫瘍の数また肝機能の状態により治療方法が選ばれます。
手術での切除または移植などの外科的療法。そして化学塞栓療法、エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、などのいくつかの内科的療法があります。

 

・主な外科的療法
部分肝切除術
…肝臓の中で手術により悪い部分を切り取る方法です。

 

肝移植
…機能不全に陥った肝臓(肝不全)なってしまっている場合の肝臓を入れ替える移植手術です。

 

・主な内科的療法
肝動脈塞栓療法(TAE)
…肝臓は肝動脈の他、門脈からも血液を介し栄養を供給しています。 肝細胞がんの場合、肝動脈からのみ血液を供給しているため、肝動脈に詰め物(塞栓)をする事で肝細胞がんだけを壊死(細胞が死ぬこと)させる治療です。

 

経皮的エタノール注入療法(PEIT)
…最近、新しい治療法として注目されています。 エコーで見ながら肝臓がんに直径約1.5mm程度の電極を挿入し、マイクロ波よりも周波数の低いラジオ波を流し約100℃前後の熱で焼いて、肝臓がんの細胞を壊死させます。

 

入院期間は約2週間で治療を受ける患者さんの体への負担は少ないのですが、まだ新しい治療法のため健康保険が適用されていません。治療を行う病院施設によって異なりますが、約数十万円の治療費がかかる所もあり事前によく担当医師と相談が必要です。

 

抗がん剤(化学療法)
…抗がん剤を肝臓に直接注入し治療する方法です。

 

放射線療法
…放射線療法とは放射線を細胞にあて細胞を死滅させる治療法です。手術のできない難しい部位にも治療を施すことができ、手術による患者さんの負担を軽くできるなどのメリットがあります。 しかし、放射線療法においてはがん細胞だけでなく正常な細胞に作用することも考えられます。そのために、いかにがん細胞だけを狙い撃ちできるかが大きなポイントとなります。

 

「腹水」がたまるのはなぜ?肝臓がんで起こりやすい症状

肝臓がんは初期ではほとんど症状がありませんが、がんが進行してくると臓器が侵され、さまざまな症状があらわれるようになります。その中の一つに「腹水」があります。なぜこのような症状がおきるのか、腹水とは何なのかを見ていきましょう。

 

お腹に水がたまる腹水

がんにより肝臓の機能が低下すると起こる症状です。たんぱく質を作る機能が低下することにより、浸透圧のバランスが崩れ血管から血管の外側に水分が浸み出してしまい、お腹にたまるというものです。

 

腹水にはたんぱく質などもともと体内にあった栄養などがふくまれています。お腹が異常に膨らんできたり、体重が急激に増えたりすることで気づかれます。症状としては、お腹が張る、顔や手足がほてる、倦怠感、息苦しくなる、下痢や便秘になるなどがあります。腹水で怖いのが、腹水に細菌感染がおこり腹膜炎を起こす危険性があるということです。

 

腹水がたまってしまったら

腹水は一度たまると自然に無くなることはありません。体に余分な水分をためないよう、水分を保持する働きがある塩分を控えます。薬を用いることもあります。利尿剤を使用し、強制的に水分を体外に排出させることもあります。なかなか解消されない、程度が重い場合はお腹に針を刺し、管を通して水を排出させます。 

 

注意したいのは、腹水を一気に出してしまうと体内の水分バランスが急激に崩れたり栄養不足になり危険な状態になりますので、少しずつ抜き取らなければならないことです。浸透圧のバランスをととのえるために、アルブミンを薬で補うという方法がとられる場合もあります。 

 

お腹が膨れて苦しい、急に体重が増えてお腹が出てきたという場合は腹水がたまっている可能性があり、肝臓に障害がある人は特に注意が必要です。病院で相談してみましょう。

 

肝機能が悪くなると解毒や代謝機能が低下する!肝臓がんによる腹水の症状

肝臓がんになる、または肝機能が低くなると言われてもピンと来ないかもしれません。
「静かなる臓器」は体の中の毒素を解毒し、大切な代謝をする機能があります。 肝機能が悪くなり、解毒や代謝が十分に出来なくなると、他の臓器に負担が大きくなり、症状が現れる事があります。

 

腹水もその一つです。

 

肝機能が衰える

肝臓の働き
肝臓の主な働きは、代謝・解毒・排泄・貯蔵・防御があります。 たんぱく質。糖質・脂質・ビタミン等を肝臓内で分解し調節します。 毒物や科学物質や薬物などは、分解、酸化、解毒して胆汁に変えたり、排泄するようにします。
病原菌を破壊し、グリコーゲンやビタミンや脂質を貯蔵し、常に血液のコンデションを一定に保つ働きがあります。

 

肝機能が低くなる
上記の働きが全て他の臓器の負担に成ります。
腎臓の働きが悪くなり、塩分が体に貯まり高血圧と浮腫・腹水の原因に成ります。

 

肝機能が低下したら

塩分(味の濃いもの)・アルコール・脂肪・香辛料の刺激の強いものは極力避けましょう。 肝臓が機能していないのですから、負担をかけない様に口から入るものをしっかりとコントロールします。

 

腹水の症状

お腹が張る  
食不振
倦怠感
便秘下痢
手足顔がほてる

 

腹水とは

腹水は肝臓がんに拠って、肝臓が機能しなくなり、お腹の中に体の中の水分がたまる事です。腹水の内容はたんぱく質や電解物質が血管から浸透圧が壊れてにじみ出たものです。

 

大量に腹水が有る場合は利尿剤で尿として出す方法や、針で水分を抜く方法があります。 腹水がたまったら、尿として出したり針で抜いたりしますが、やはり肝臓が機能していないことによりたまった水分ですから、再度出す必要があります。 

 

‐概要‐
腹水は肝臓が機能しない為に貯まる水分の事です。
腹水は体を攻勢する大切な水分がお腹にたまったものですから、むやみに取るのも危険ですから慎重に対処しましょう。

 

血管や細胞内の水分がにじみ出たものがお腹に溜まる?!肝臓がん の症状 「腹水」

肝臓がんの後期に入ると出る症状といわれる腹水ですが、腹水とは何なのか、なぜ溜まるのかをご紹介させて頂きます。

 

腹水とは

腹水とはお腹に体内の液体水分が溜まり、お腹がぽんぽんに張る状態を指します。肝臓がんでは肝機能が働かず、血液中のある種のたんぱく質(アルブミン)を作ることが出来ず体内の浸透圧が壊れ、血管や細胞内の水分がにじみ出たものがお腹に溜まったものをさします。

 

ナゼお腹に溜まるのか

腹水はお腹の中に溜まりますが、お腹の中の臓器が有る部分を腹腔と言います。この腹腔は腹膜で覆われており、中に肝臓・胃・腸・膀胱・卵巣・子宮などの大切な臓器が収まっています。

 

この腹膜はまるで、スムーズなボールの内側のように、摩擦が全く無く臓器と接しています。
そこに浸透圧が崩れて、少しずつ水分が染み出てきて溜まるのが腹水です。 腹膜は柔軟で収縮がしやすい為に、そこに大量の水が溜まることがあります。 

 

腹水は肝臓がんだからか

腹水は肝臓がんの後期に現れる症状だと言われますが、腹水は肝硬変の症状として現れる事が多く、肝臓がん特有の症状とは言えません。 

 

腹水の成分は何か

肝臓がんに成る前の肝硬変では、肝臓が硬くなり、肝臓内部の圧力が高くなり、血液が流れる入り口の圧力が高まる事により、血液の水分(血漿)が血管からにじみ出たり、リンパ液がリンパ管からにじみでます。

 

腹腔にたまる腹水の成分は血漿やリンパ液などの、体内で作られている液体の水分が集まったものです。

 

ぽんぽんになったお腹は苦しいの?

腹水が大量に溜まると、横隔膜が押し上げられ、呼吸がスムーズに行かなくなるため心臓や肺が苦しくなります。 これはお腹にガスが溜まり、ぽんぽんに張った鼓腸と同じ様な状態と症状です。

 

お腹が張って他の臓器を圧迫する為、血行障害も起こりやすくなります。 

 

 ‐概要‐
お腹に溜まった腹水は、体内の血液やリンパ液の水分がにじみ出たものです。 全て取ってしまうと、体内の水分バランスを崩すことにも成り、腹水の扱いには慎重に致しましょう。

 

倦怠感や腹水など?進行するとあらわれてくる肝臓がんの症状

肝臓がんは沈黙の臓器と言われています。何か病変が起きても症状が起きにくい臓器であり、少しくらいの障害であれば機能に問題がおきることはあまりありません。肝臓がんの場合も、初期のうちは症状がなく進行してくると様々な症状が出てきます。

 

最初は肝硬変や肝炎の症状と同じものが

肝臓がんになる場合、ほとんどが前段階として肝炎ウイルスによる肝炎や肝硬変になっています。肝臓がんへ移行したことがわかるような症状というのは最初のうちはあまりなく、肝炎や肝硬変自体が症状としてあらわれているという状態です。

 

肝炎や肝硬変の人は肝臓がんになりやすいということは明らかですので、定期的に検診を受けることが勧められています。この検診を受けた際に肝臓がんが見つかった、というケースも多いようです。症状としては全身倦怠感、食欲不振、便秘や下痢などがみられます。

 

進行すると肝臓がんに特徴的な症状が

更にがんが進行するとよく見られるのが腹水です。肝臓の機能が低下することでお腹に水がたまるというものです。お腹が膨れてきたり、急に体重が増えたりします。さらに発熱や黄疸が見られることもあるでしょう。また、がん化した部分が破裂し、急に腹痛がおきたり、貧血になることもあります。また、肝臓がん特有の症状としてはみぞおちや右上腹部にしこりができることがあるということです。医師の触診だけでなく自分で触って見てもわかるほどのものです。

 

肝臓がんは他のがんに比べ転移しにくいがんと言われてはいますが、肝臓に入ってくる大きな血管である門脈にまで進行すると血流が悪くなり、血管が破裂するなど命の危険があります。定期検診を受けることが進行を食い止める最良の手段となります。

 

(Photo by http://photo.tail-lagoon.com/?p=45)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-14掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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