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育児・子供の病気

子供の胸部にへこみがあったら、漏斗胸という病気の可能性

子供の胸に「へこみ」が見られたら…それは漏斗胸という病気かもしれません

 

漏斗胸という病気をご存知でしょうか?この病気は先天性の胸部の骨(前胸壁)の形成にへこみが見られる病気です。1000人に1人の割合で小児に発現するといわれ、男女比では男児が75〜80%と高比率になっています。

 

合併症として、心臓機能異常・呼吸困難・無気肺・肺感染症・喘息・肺機能低下などの症状を引き起こす事があります。

 

受診に来られる患者さんは、実際にはこういった循環器や呼吸器の症状よりも、外見的な悩みを抱え受診される方が多いようです。

 

子ども自身が、学童期・思春期に悩んだり、クラスメートからのからかいやいじめに遭ったりすることもあるようです。ですので、手術を受けるなら、お子さんにとってどの時期が最も良いかと言うことも考えなくてはいけません。

 

以下では、この病気の治療法についてご説明したいと思います。

 

漏斗胸の治療法について

以前の治療法では、「胸骨翻転術・挙上術」という胸に大きな傷あとの残る手術しか存在せず、へこみは消失したが傷が目立つため嫌だという声が多数あったようです。

 

この治療法が変わったのは、アメリカにおいてNUSS法とよばれる手術が開発され、日本にもそれが普及したことで、漏斗胸手術の流れが大きく変わったそうです。NUSS法とは、胸腔鏡補助下で金属製のバーを挿入し胸骨を挙上する手術法です。

 

<NUSS法の実際>

術後は、金属が挿入されるので、胸部のへこみが消失します。この金属のバーは永続的に設置するものではなく、骨の矯正が完了する約3年後に取り除きます。バーを取り除いた後に再び胸部が陥没することは非常に少ないとされています。

 

NUSS法手術の入院期間はおよそ1週間です。バーを取り除く手術の際にも2~3日の入院が必要となります。呼吸器症状の併存や他の合併疾患の治療上どうしても早期手術が必要な場合を除き、基本的には5歳になってからの手術が勧められているようです。

 

一般的な手術の至適年齢は8~12歳とされていますが、個々の症状や陥没の程度、生活スタイル(部活動や受験など)を考えながら手術の時期を決める必要があります。また、高校生や成人での手術例もあり、至適年齢を超えていても手術は可能であるようです。

 

 

漏斗胸の手術の実際について調べていると、合併症の後遺症に苦しまれている例も少なくは無いようです。しかし、ある外科の手術実績を調べてみたところ、術後合併症発生件数が0件というような病院も見つけることが出来ました。

 

もし手術を受けることになられた場合は、公開されているなら数種の病院の手術の実績を比較されたほうが良いかもしれません。

(photo by://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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