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脳出血は後遺症が残るの?くも膜下出血の後遺症~神経症状~

 

脳出血は、脳内で血管が破れて出血するという病気です。

 

高血圧の方、もともと脳血管障害のリスクが高い方は、特に脳出血に注意が必要です。

 

また、40-50代にみられやすい病気でもあります。

 

脳出血の後遺症ってあるの?

脳出血によってできる血腫が脳を圧迫して後遺症を発症することもあります。

 

脳出血の後遺症の多くは麻痺、運動障害、言語障害、精神障害の4つのうちどれかに分類されると言われています。

 

最も多いのは片麻痺で、体の左右どちらかがうまく動かないという症状です。

 

運動障害は片麻痺と非常に似ており手や足が動かない、ものを上手く飲み込めないという障害です。

 

言語障害では失語症が代表的です。

 

話すことも、人の話を理解することも出来なくなることがあります。

 

精神障害では感情の起伏が激しくなるなどの症状が出ます。

 

これは、脳の前頭葉が影響を受けているためと考えられます。

 

後遺症の対処

脳出血の後遺症が出ているなら、まずはリハビリテーションが必須です。

 

入院中にリハビリ科に通うこともありますし、通院治療としてリハビリテーション施設で1日数時間リハビリをすることもあります。

 

そして、社会生活が送れそうにない場合は、早めに障がい者手帳の申請をする必要もあります。

 

麻痺などは身体障がい者手帳の対象、高次脳機能障害があれば器質性精神障害となるので精神障がい者手帳の対象です。

 

介護認定・介護保険の利用も

脳出血の後遺症で介護を必要とする場合、家族だけではなく介護サービスを利用するのもひとつの方法です。

 

家族だけの介護だと、介護者が精神的に参ってしまう場合も少なくはありません。

 

介護保険の認定制度を利用してみてください。

 

脳出血の後遺症には麻痺や言語障害、精神障害があります。

 

脳出血の後遺症が出ているならリハビリと、介護や障がい者を支えるシステムの利用が必要です。

 

脳出血を予防する大事なポイント

脳出血の原因は、高血圧と脳血管障害にあると言われています。

 

脳血管障害を予防して脳出血を予防する方法を見ていきます。

 

努力でどうにもならない因子

脳血管障害になりやすい人は、40-50代で家族歴がある人と言われています。

 

家族歴、そして年齢についても変えられるものではないので予防の際にはあまり役に立ちません。

 

変えられる因子

一方で、同じように脳出血を引き起こす脳血管障害の予防でも努力次第でリスクを減らせる因子もあります。

 

食事、運動、たばこ、肥満などの因子です。

 

これらの因子は努力によって改善可能で、リスク減少にも役立ちます。

 

何をすればいいの?

では、具体的に脳出血を引き起こす脳血管障害を予防するためにすることを見ていきます。

 

まずは禁煙です。

 

煙草を吸っている方は脳に血が行きにくいので脳の血管が詰まりやすく、煙草を吸わない方と比べると2倍以上のリスクがあります。

 

煙草を吸っている方は禁煙から脳出血を予防しましょう。

 

食事については食物繊維の摂取、脂肪の減少を主な目的とします。

 

肥満は脳出血だけではなく、さまざまな生活習慣病に関わってくるので予防するのが望ましいです。

 

食事の前にサラダをまず食べる、野菜を煮てカサを減らして食べるなどの工夫がおすすめです。

 

脂肪については、肉の脂肪も控えた方が良いですがそれ以上におやつでの脂肪摂取を控えるのが大切です。

 

ついつい口さみしくなりがちなときは飲み物(ノンカロリーや低カロリーのもの)で紛らわすという方法もあります。

 

脳出血の原因となる脳血管障害の予防には、自分の努力でリスクを減らすことが必要とされています。

 

禁煙、食事などに気を遣って脳血管障害を予防し、脳出血のリスクも減らしていきましょう。

 

 

ただの寝不足による頭痛!?と思ったら脳出血などの危険な病気かもしれない!

最近忙しくて全然寝れていないので頭痛がする、という人は要注意です。

 

睡眠不足が原因であるか否かに関わらず、頭痛は体の異常を示していることは確かなことです。頭痛を軽く考えて放置していると、重大な病気が隠れている可能性もあります。 

 

脳血管疾患

・くも膜下出血

突発的な頭痛から始まる病気で、持続性の強い頭痛を伴います。

 

耐えがたいほどの激しい痛み、悪心・嘔吐を伴う場合もあり、数日間持続します。高度な出血の場合には意識障害を併発し、髄膜刺激症状の神経症状が現れる場合も多くあります。

 

・小脳出血

小脳の障害から、四肢の麻痺を伴わない歩行不能などの症状が発生します。

 

頭痛・悪心・嘔吐・めまいが見られることもあり、重度の症状の場合には昏睡状態に陥ることもあります。

 

・慢性脳循環不全

頭痛・頭重感・物忘れ・耳鳴り・立ちくらみ・めまいなどを伴います。

 

脳血管の動脈硬化が進むことで全般的な脳の血流障害がある場合でも、四肢の麻痺や言語障害などの神経症状は現れません。

 

感染症

・脳膿瘍

脳に局所的に膿が存在するもので、頭部・血流に生じた感染症・外傷から細菌が脳に侵入することが原因になることがある病気です。

 

頭痛・眠気・吐き気・筋力低下・けいれんなどが見られます。

 

・髄膜炎

重度の頭痛の症状を伴う病気で、羞明(明るい光を避ける)や音恐怖(大きな音に耐えられない)の徴候が見られる場合もあります。

 

・ウイルス性脳炎

急性脳症では発症してから数時間~数日後に、意識障害・痙攣・異常行動(奇声・意味不明な発言や行動など)・不随意運動などが見られます。

 

重度の場合は、突発的な痙攣・意識障害が現れることが多くあります。

 

頭痛はもちろん、体にいつもと違う違和感がある場合は、病院で診察を受けることを何より大切です。

 

 

くも膜下出血の後遺症~神経症状~

くも膜下出血は3分の1から半数が発症すると命を落とし、3分の1が後遺症を残すといわれています。後遺症を残す理由は様々ですが、どのような症状があるかまとめます。

 

脳動脈瘤のある位置によって起こる障害

前交通動脈瘤

・嗅覚脱失

 

・記憶障害

 

・人格変化

 

・視床下部障害:特徴的な精神神経症状、自律神経症状、痩せや肥満などの症状が出ます

 

内頸動脈瘤・中大脳動脈瘤

・片麻痺

 

・失語症

 

・動眼神経麻痺

 

・視力、視野障害

 

椎骨動脈瘤

・下位脳神経障害:声がかすれたり、飲み込みに障害が出るなどします

 

脳梗塞・くも膜下出血での脳の損傷によって起こる障害

・片麻痺

損傷があった部分とは逆側に麻痺の症状が出ます。右半球であれば左片麻痺、左半球であれば右片麻痺になります。症状は軽度から重度まで様々です。

 

・言語障害、失語症

左半球が障害されている場合、失語症がおこる可能性があります。失語症の症状も様々であり、相手が話していることはわかるが自分の言葉が出づらいもの、流暢に喋ってはいるが意味の分からない文章になってしまうもの、書いてある文章の意味がわからなかったり、字が読めなくなったり、それぞれの症状が重なりあったりなど損傷された部位によって変わります。リハビリテーションは言語聴覚士を中心に言語訓練を行います。

・高次脳機能障害:失行、失認、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会行動障害、自己認識の欠如など

体の機能の障害はなくても、ものの使い方がわからない、道具を使うのに手の動かし方がわからないと言った失行症状、そのものがどのような意味を持っていてどのように使用するものなのかわからない、人が色が文字がわからないといった失認症状が出ることがあります。他にも、他の人から見ると明らかに障害があるにも関わらず、自分で自分自身の事を認識できない症状が出ることもあります。

 

・発声、嚥下の障害

口腔機能や喉の機能に障害が出ることがあります。

 

・排泄障害 

排尿や排便のコントロールができない症状がみられることがあります など

 

損傷された部位によって症状がみられますが、損傷が広範囲であったり、限局した障害ではないことが多く、様々な症状が重なりあっていることが多いため、その人その人にあった対応、リハビリテーションが必要となります。

 

 

なぜ起こる?くも膜下出血の原因・好発部位とは

一度発症すると恐ろしい病気という印象が強いくも膜下出血。どのような原因で起こるのでしょうか?

 

くも膜下出血とは?

脳は内側から軟膜、くも膜、硬膜という3つの膜に包まれています。その内のくも膜と軟膜の間に出血があることをくも膜下出血といいます。

 

軟膜とくも膜の間には脳脊髄液という液が満たされており、それに脳が浮かんでいるような形になって脳を保護しています。脳はたくさんの血液を必要とするため、くも膜の下にはたくさんの太い血管があります。この血管が切れることで大量の出血がおこり、脳脊髄液の中にも血液が混ざります。

 

どうして血管が切れるのか

ほとんどがくも膜の下にたくさんある太い血管にできたコブ、脳動脈瘤の破裂によるものです。脳動脈瘤は100人に2~3人いるとされ、その中の1~1.5%が破裂するといわれています。

 

その他には、脳血管の壁が破れる場合(脳動脈解離)、けがで血管が切れる場合、脳血管の奇形である脳動静脈奇形から出血する場合、血液が止まりにくくなってしまう他の病気(血液や他の内臓)の場合などがあります。

 

脳動脈瘤の症状

一般的には脳動脈瘤は破裂するまでは無症状です。まれに、脳動脈瘤が大きくなったことによって周りの神経や脳を圧迫して症状を出すこともあります。

 

脳動脈瘤の好発部位

脳への血管は、首の前後左右の4本の大きな血管からつながって、脳の底の部分で輪になって、そこから枝分かれして脳の周りや脳の深層へ伸びていきます。脳動脈瘤は脳の底の部分にある分岐でよく見られます。

 

なぜ症状が出るのか

くも膜の下で出血したことによって、脳の周りを保護している膜を刺激することで激しい症状(髄膜刺激症状)を起こします。

 

多くの人が脳動脈瘤が原因となって起こるくも膜下出血は、脳ドックなどで発見できるようになりました。何かの機会をつくって、他の病気の予防のためにも受けることを検討してもいいかもしれません。

 

 

くも膜下出血の原因!脳動脈瘤はなぜできる?

くも膜下出血の原因のほとんどが脳動脈瘤の破裂によるものといわれています。では、脳動脈瘤の発生、破裂を防ぐことができるのであればくも膜下出血を防ぐことができる?

 

脳動脈瘤の発生

脳動脈瘤は生まれつき持っているものではなく、40代以降に発生するものといわれています。男性よりも女性に多いという統計があります。

 

脳動脈瘤の原因

・原因は完全に解明されていません

 

・生まれつき脳動脈の壁に弱い部分があり、そこの部分に長年血液が流れて圧が加わることで膨らんでくるという説

 

・脳動脈に家族性があることが示唆されており、先天的に弱い部分があるということが支持される

 

・複数の脳動脈瘤が見つかることもあり、生まれつき動脈の壁が弱い体質がある可能性がある

 

・脳動脈瘤がある人の5人に1人は複数の脳動脈瘤がある

 

・線維筋性異形成、多発性嚢胞腎などの病気は脳動脈瘤を合併しやすい

 

脳動脈瘤の人はどれくらいいるの?

脳動脈瘤があるのはあまりまれなことではありません。脳ドックを受けた100人に2~3人、600人の6%の人にいたという報告もあります。この方々のすべてが破裂の危険があるわけではなく、この内1年間に破裂する確率は1%程度と言われています。なので、脳動脈瘤はあるけれど生涯破裂しないという人も多く存在します。

 

脳動脈瘤は血流によってどんどんと圧力をかけられてその壁が薄くなって破れてしまうことによってくも膜下出血がおこります。

 

くも膜下出血の予防

脳動脈瘤は前述したように、原因が完全に解明されていません。なので、脳動脈瘤を予防して、くも膜下出血を予防するというのは現在のところ不可能です。しかし、未破裂脳動脈瘤を見つけて、脳動脈瘤を破裂させないように治療して、くも膜下出血を予防することはできます。

 

血縁者の中にくも膜下出血の方がいる人は特に病院でMRI,MRA,CTなどの検査を受けることが勧められます。

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2012/09/21/19/50/little-57495_640.jpg?i])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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