妊娠・出産
悪露や高熱、おっぱいの痛みなど…産後に起こりうるトラブル
出産後の入院から退院後もお母さんの体はまだ完全に復活していません。
自宅に帰ってからもしばらくはゆっくりとした生活を送ることになります。
産後に起こりうるトラブルを知っておきましょう。
◇悪露(おろ)がいつまでも出る◇
自宅に戻ってからもしばらくは安静にしなければいけませんが、家事をしなければならない時もあります。
病院で安静にしていたのに、急に動くようになると入院中よりも悪露がたくさん出る場合があります。
注意が必要なのは、いつまでも赤い色の悪露が出ている場合です。
悪露の色はどんどん茶色っぽい赤に近づいて量が減ってくるのが通常ですが、いつまでも赤い悪露が出ている場合は子宮のトラブルが起こっている場合があります。
原因としては、胎盤が子宮に残っていることも考えられます。
◇高熱が出る◇
産後の高熱は乳腺炎や産褥熱のトラブルによって起こっている場合があります。
乳腺炎の場合は高熱の他にも、乳房が熱くなったり、かたくなったりし、痛みを伴う症状が見られます。
産褥熱は分娩の際に傷から細菌が入ったことによって起こります。
ほとんどの場合、抗生物質で治療をします。
◇おっぱいの痛み◇
赤ちゃんはお母さんが思っているよりも力いっぱいおっぱいを吸います。
慣れない内は乳首が切れることもありますが、専用のオイルやオリーブオイルで保護をしたり、柔らかくする為にマッサージをしておきましょう。
おっぱいがよく出るお母さんは、定期的に授乳をして乳腺炎にならないようにしましょう。
産後にトラブルや異変が見られた場合は、なるべく出産した病院ですぐに診てもらいましょう。
また、心配な場合はまず病院に電話で現在の状態を伝えて相談するとよいでしょう。
「無事に退院したからもう大丈夫。」ということはありません。
産後はしばらく無理のない生活を送りましょう。
(photo by http://www.gatag.net/02/09/2009/200000.html)
著者: カラダノート編集部