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頭痛

頭痛と耳鳴りの併発は危険信号?耳の痛みと頭痛に関係する病気...

耳鳴りと頭痛は、どちらが原因かわからないような場合もあります。

時には脳や中枢神経系の疾患が隠れているかもしれません。

 

まれに起きる硬膜動静脈瘻

頭痛と耳鳴りが同時に起こる病気の一つに、「硬膜動静脈瘻」というものがあります。これは、脳を包む硬膜の内側と外側にあって、本来つながっていない動脈と静脈が、何かの原因でつながってしまった状態です。

 

本来高い圧力がかかるはずのない静脈に、動脈から直接強い血圧がかかるため、場合によっては出血したり、脳圧が上がってしまったりするのです。

 

頭痛や耳鳴りのほか、眼の充血や痙攣、視力低下など、様々な症状をおこし、さらには脳出血による重篤な後遺症を起こす場合もあります。

 

頭痛+耳鳴りは危険?

この病気はごくまれにしか起きませんが、食生活の欧米化によりリスクは高くなっていると言われています。

 

この病気以外でも、頭痛と耳なりがサインとなる病気の可能性がありますから、早めに医師の診察を受けましょう。

 

耳の痛みと頭痛に関係する病気

耳の痛みや違和感、耳鳴りと、頭痛があった場合に疑いがある病気はこんなものがあります。

 

1.耳管狭窄(きょうさく)症

気圧の変化で耳のなかにある「耳管」が閉じてしまう状態です。体調の悪いときに飛行機に乗ったりすると、強い痛みや耳鳴り、頭痛が続くこともあります。

 

2.中耳炎・外耳炎

細菌やウイルス感染で耳の中に炎症が起きた状態です。風邪やインフルエンザが引き金になることもよくあります。

 

外耳炎では耳鳴りがよく起きます。慢性化することもあるので、注意が必要です。

 

3.顎関節症

あごの関節への負担やストレスなどから起き、口が開けなくなります。あごから耳にかけて痛みが生じ、耳鳴りや頭痛にもつながります。

 

4.おたふくかぜ

おたふくかせウイルスに感染し、耳の付け根にある耳下腺が炎症を起こします。まず耳が痛くなり、高熱・頭痛・嘔吐などが見られます。

 

5.三叉神経痛

顔のこめかみから目、あご、頬と三本に分かれた三叉神経が痛む状態です。耳の奥の痛みや耳鳴りのような違和感と、頭痛がおきます。

 

6.耳性帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)

帯状疱疹ウイルスが耳の神経や顔面神経に感染する病気です。耳たびから頭痛、耳鳴り、めまい、聞こえにくい状態が起き、耳の入り口などに発疹や水ぶくれができます。

 

耳の異常は、耳掃除のときに耳を傷つけないことや、寒い日は耳を温める、気圧差で痛くなったら耳抜きをするなど、予防することができる場合もあります。

 

ですが、なにか重篤な病気が隠れている場合もありますし、早めに治療を始めることで慢性化を防ぐことにもつながります。

 

耳が聞こえなくなると、生活に大きな影響がでますから、おかしいな、と思ったら、すぐに耳鼻咽喉科などを受診しましょう。

 

 

顎関節症からくる頭痛と耳の異常

女性に多くみられる顎関節症。あごの噛み合わせだけでなく、いろいろなところに影響が出ます。その頭痛と耳の違和感も、もしかしたら顎関節症が原因かもしれません。

 

【顎関節症とは】

顎関節症では、あごの関節円盤がずれたり、悪化するとつぶれて変形したりします。原因はいろいろで、噛み合わせが悪い場合や歯並びなどがありますが、精神的ストレスも原因ともいわれています。

 

口腔外科がおすすめ

心配があれば、口腔外科がある歯科医へ相談しましょう。悪化すると、あごが開かなくなりますから、食事も一時的に困難になります。マッサージやあごの体操で、あごの周囲の筋肉を鍛えることが主な治療になります。

 

ほかにも超音波治療やマウスピースでのサポートなどが行われることもあります。

 

頭痛や耳の違和感の原因であることも

顎関節症だと気づかずに、頭痛や耳のつまったような感じが続いていたのが、顎関節症治療とともになおっていくという場合もあります。顎関節症は、あごの周りだけでなく、首から肩にかけてのハリや痛みや、めまい等を起こすこともあるのです。

 

【顎関節症チェック】

・あごが指3本以上開くか

・あごの付け根周辺に痛みや違和感がある

・あごを動かしたときに音がする

 

なおりにくい頭痛や耳の違和感があるときには、顎関節症のこんなチェックもしてみてはいかがでしょうか?

 

【顎関節症の体操】

顎関節症と診断されたら、あごの関節の体操をして動きがいい状態を保つことが大切です。

 

あごの体操は、こんなポースです。

・大きく口をあける

・あごを前に突き出す

・あごを後ろにひく

・あごを左にずらす。同じように右に。

 

それぞれのポーズで5つ数える間、静止します。痛みがあるときは、あまりつよく動かさないようにしましょう。

 

これを1セットで、朝晩続けると、顎関節症の悪化防止になります。あごの関節の動きがよくなると、頭痛が起きにくくなることがあります。

 

また、毎日表情の筋肉を動かすことで、より笑顔になりますよ。

 

 

頭痛と耳痛!三叉神経痛とは?治療は薬?注射?手術?

頭痛と同時に耳にも痛みがある場合、何らかの原因がある場合が殆どです。風邪を引いたり、耳の掃除できた傷により細菌感染が起こっている場合もありますし、痛み方が広範囲に渡り、耳以外にも移行する場合は神経痛を疑います。

 

耳の後ろ側が痛む場合は後部神経痛の場合があり、耳の奥側から頭全体や目の周りまで痛みが及ぶ場合には、三叉神経痛を疑います。

 

【三叉神経痛とは】

顔のこめかみの部分から、目、顎、頬と三本に枝分かれした三叉神経が支配する領域に起こる痛みを三叉神経痛と言います。

 

本来顔の熱感・痛覚・冷感・触感などを脳に伝える神経が三叉神経ですが、この神経に痛みが起こり、顔の片側に激しい発作性の痛みが走ります。痛みは非常に強いものですが、突発的な痛みです。

 

痛みそのものは数秒のものがほとんどで、長く続いてもせいぜい数分です。ですが、その間は強い痛みが続くので、次にいつ来るかと思うと憂うつです。

 

【治療法】

治療としては薬物療法や手術療法がありますが、三叉神経痛か、他の痛みかを判断する際に、てんかんの治療薬でもある抗けいれん薬を使用することがあります。

 

この薬は神経の過剰な反応を防ぎますので、この薬を使用して痛みが楽になるようであれば、三叉神経痛の可能性が強いと言えます。

 

注射療法としては形成外科などで使用されるボトックスがあります。これはボツリヌス毒素を局所注射するものです。ただしこの治療法は数か月で効果がなくなりますので、数か月後に再発するようでしたら注射をもう一度しなくてはなりません。

 

手術療法は神経血管減圧法を行います。この手術は、直接の原因となる神経の圧迫を取り除くので根治手術となります。手術用顕微鏡下で圧迫している血管を神経から離し、再び血管が神経を圧迫するのを防止します。

 

手術というのは極端な話ですが、痛みが酷い場合は有効です。

 

頭痛などの痛みには様々な原因が隠れていますので、安易に鎮痛剤で紛らわすだけでなく、長期で続く痛みや酷い痛みは出来るだけ早く専門的な治療をすることをお勧めします。

 

 

頭痛を伴う耳の痛みは早めの治療が必要

頭痛と同時に耳も痛くなるということがあります。原因として良く知られているのは中耳炎や外耳炎、神経痛があります。それ以外に流行性耳下腺炎などもあります。

 

ほとんどは耳の疾患が原因で起こりますが、耳の疾患は放置せず早めに治療をしなければ聴力が低下するなどの後遺症が残る可能性があります。

 

耳が痛くなった時点で、すぐに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

【急性中耳炎】

急性中耳炎は、インフルエンザ菌や連鎖球菌、ブドウ球菌などが耳管を経由して中耳に侵入しておこる感染症です。風邪などの上気道感染後に、その菌が中耳に侵入することで発症します。風邪を引いた後から耳に違和感が出、微熱が続いたり、鼻水が止まらず耳漏(みみだれ)や耳痛(耳の痛み)が出現します。

 

よく、風邪などの症状のひとつとして鼻汁がありますが、この鼻水をかまずにすすったりしていると、鼻汁の中に存在している細菌が耳管側へと入り込み、中耳に侵入しやすくなります。中耳に細菌が入り込んで膿が貯まり、痛みが発生します。

 

そして中耳の圧が変化することで耳周囲の血管が鬱血したり、炎症を起こすために頭痛がおこります。

 

さらに中耳の内圧が高まると、鼓膜の一部が破れて外耳道にながれ、耳漏となります。耳漏が流れ出すと、内圧が下がるために一時的に痛みは軽減しますが、その後の治療をきちんと行わないと、聴力が低下したりすることがありますので注意が必要です。

 

大人の場合は比較的重症化することは少ないですが、乳幼児の場合はきちんと治療しないと何度も再発したり重症化したり難治化し、入院治療が必要となることがあります。

 

治療には抗生物質などの薬を使用します。内服薬が効かずに中耳腔に膿が貯まる場合は、鼓膜切開をし排膿します。

 

急性中耳炎の治療が不十分な場合は、滲出性中耳炎に移行することもありますが、その場合は痛みこそないものの、聴力が低下し、耳閉感(耳が詰まり塞がっている感じ)が出現します。そのため、乳幼児の場合は治るまできちんと治療することが必要です。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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