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気になる病気・症状

水頭症になるとどんな症状が出るの?自分が死ぬ夢?ブレインロック現象とは?日本の夏は自律神経が乱れやすい?脳を損傷から保護する!『低体温療法』とは?

 

水頭症は見た目ですぐわかる病気とも言われています。

頭が人よりもかなり大きく、頭の上側が盛り上がっているように見えるのが特徴です。

その一方でどのような症状が出るのかということについてはあまり知られていません。

水頭症の症状を見ていきましょう。

 

●乳児のころは症状が出ない?

乳児、その中でも未熟児のころというのは体のすべてが柔らかい状態です。

頭の頭蓋骨も柔らかく、水頭症で出来た髄液の固まりに押されて頭が大きくなりはするものの、目立った症状がなかったという子も多いのです。

簡単に言うと頭蓋骨の成長によって髄液の塊と脳が圧迫されない状態ということです。

ただ、脈がゆっくりだったり呼吸がときどき止まる子はいます。

 

●骨がしっかりすると圧迫を受ける

頭蓋骨がしっかりしてくると狭い脳内で髄液と脳がそれぞれ圧迫し合います。

そのためさまざまな症状が出るようになるのです。

頭痛、嘔吐は代表的で、そのほかにうまく歩けなくなったり常にボーっとした状態になる子もいます。

 

●症状緩和のためには手術が必要

水頭症の症状を抑えるためには手術が必要です。

脳内で溜まってしまった髄液を移動して脳の圧を下げれば症状が大分軽くなるからです。

有名なのはシャントという手術で、髄液が溜まる脳室とお腹をつないで脳の圧迫を避ける手術です。

 

水頭症の治療は乳児(特に未熟児)とそれ以降の年代によって異なります。

頭蓋骨がしっかりしていると脳の圧迫によって頭痛や嘔吐といった症状が出ます。

症状緩和のためには脳の圧迫を避けるシャント手術が必要な場合も多いです。

 

 

子どもが水頭症に!学校には行けるの?

我が子が水頭症になったときには症状についても心配ですが、今後社会生活をどのように送っていくのかが不安という方もいます。

社会生活のスタート地点である学校に行けるのかどうかについてみていきます。

 

●地方によって違う水頭症児の扱い

水頭症児の扱いは地域によってかなりの違いがあることがわかっています。

水頭症というだけで特殊学級への入学を勧められた親御さんもいる一方で、日常のことが出来れば普通学級でOKと言われた親御さんもいます。

 

●学習障害の有無、日常生活で出来ること・できないことを知る

水頭症でもわが子にはやはりほかの子と楽しく学校生活を送ってほしいと思う方も多いでしょう。

水頭症の子を入学させる前には、学習障害の有無のチェック、そして日常生活でできることとできないことを知っておくのが健やかな学校生活の手助けとなります。

学習障害が著しい場合は子どもにとって過ごしやすいのは特殊学級です。

一方で水頭症でも学習障害が特になければ普通学級の方が合っています。

学校側に『これは出来る』『これは出来ない』と説明できるようにしておけばお互いに納得できる入学が可能です。

日常生活でもこれくらいの運動はできる、トイレはOKなど細かいところの症状も記録しておきましょう。

 

●水頭症といじめ

水頭症が原因でいじめに遭ったという体験談は少なくありません。

学校に通わせてからは学校生活を送れているかも重要ですが同じくらいいじめを受けていないかも気に掛ける必要があります。

いじめの問題は本人同士の解決は難しいので教師の手を借りるようにしてください。

また、水頭症であっても我が子に変わりなく、そのことを親が恥じたりしないというのも大切なポイントのようです。

 

水頭症で普通学級に入れるかどうかは地域によっても違いますし学習障害の有無によっても違います。

どの学級に入ったとしてもいじめを受けていないかなど親が適宜気を配ることが大切です。

 

 

えっ・・・自分が死ぬ夢?ブレインロック現象とは

自分が死ぬ夢を見ると、本当に死ぬの?

そう不安に思ったことがある人もいるのではないでしょうか?

 

人間の脳には、まだまだわからないことがたくさんあります。

脳の研究は現在も行われてはいるものの、解明されていないことは多いです。

現象はわかっていても、作用機序のよくわからないものもあります。

 

そんな脳の現象のひとつがブレインロック現象というものです。

 

●ブレインロック現象とは

ブレインロック現象とは『ブレイン』つまり、頭が急にロックしてしまう現象のことを指しています。

ふだんから慣れているはずの作業、覚えているはずの動作が、とっさにできなくなってしまうのが、ブレインロック現象の代表です。

 

たとえば、どちらがブレーキでアクセルなのか、きちんと覚えているのに、ある瞬間にブレーキとアクセルを踏み間違うのがわかりやすい例です。

 

他には、ブレインロック現象を、一種の強迫観念と定義づける場合もあります。

 

たとえば自分の上下左右から壁がせまってきていたら、普通はこのまま壁に押しつぶされると思うはずです。

死を感じると実際に身体に影響が出る可能性、というのもブレインロック現象にふくまれるようです。

 

●死ぬ夢を見て本当に死ぬ!?

ブレインロック現象とかかわってネットなどで示唆されることが多いのは『死ぬ夢を見ると脳が死を感じて実際に死んでしまう』というものです。

 

理論からいうと、ブレインロック現象によって現実と夢の区別がつかない、一種の思い込みや強迫観念が体に影響をおよぼし、心臓や脳の動きを左右してしまうということです。

 

ただし、これは科学的な証明はなく、実際に睡眠中に突然死した人がいたとしても、その人が『自分が死ぬ夢を直前まで見ていた』ということは証明できません。

 

脳の誤作動が起きているかどうか、夢と関連しているかどうかは誰にもわからないのです。

このことからブレインロック現象と自分が死ぬ夢が、必ずしも関係しているとはいえません。

 

ブレインロック現象とは、脳の誤作動のひとつで、なれ親しんだ動きが突然できなくなったり、思い込みによって体が影響を受けることを指しています。

夢の中で自分が死ぬと、脳が夢と現実の区別をつけられず、現実の自分が死んでしまうという説もありますが、今のところ科学的根拠はありません。

 

 

まさか・・・ブレインロックで死ぬ?!

ブレインロック現象によって、死亡した例があるのをご存知ですか?

 

ブレインロック現象はふたつの側面を持っています。

ひとつは長期記憶のアクセス不可という側面、そしてもう1つは思い込みという側面です。

 

本来の脳の働きが失われている、脳の誤作動の一種です。

 

●パラシュートを開けないスカイダイビング

空のアクティビティとして体験したいという方も多いのが、スカイダイビングです。

重要なのは、命を落とさないように、パラシュートをある程度上空で開くことです。

 

しかし、アメリカでベテランのダイバーが、パラシュートを開けずに着地、死亡という事故が起きました。

空の上で、心臓発作や脳梗塞を起こしたのではないかという見方もありましたが、検死をした医師によれば、身体的異常は認められないとのことでした。

 

同じくアメリカの、ペンシルベニア州にあるシッペンズバーグ大学で心理学教授を務めるグリフィス氏は、スカイダイビング事故で、体に異常がないのにパラシュートを開けずに死亡する事故が、スカイダイビング事故全体の死亡事故の1割をしめると述べました。

 

ここには、普段から知っているはずのパラシュートの開き方に関する長期記憶が、ブレインロック現象によってアクセス不可になった可能性があります。

 

●血が出ていないのにショック死!?

もうひとつ、ブレインロックが死亡原因と言われているのが『ブアメードの血』という実験です。

19世紀末のオランダで、ブアメードという死刑囚に対して医師団が行った実験とされています。

 

まずは、死刑囚を仰向けに寝せて自分の足を見えないようにします。

そして、足は少しベッドから出して宙に浮かせ、その下にはバケツを置きます。

 

次に、ナイフで足を軽く切って、血の滴る音を死刑囚に聞かせます。

実際には、血は数滴滴っただけで終わるのですがその後は水を1滴1滴滴らせていきます。

 

ここで死刑囚は、この1滴1滴が自分の血だと思って、そのうちにショック死してしまうというのがこの実験のあらましです。

 

間違った情報にそのまま反応してしまうブレインロック現象、もしくは心理的な効果のひとつである、ノセボ効果による死ではないかといわれています。

ただし、この実験は実は行われていなかった、都市伝説のひとつという説も存在します。

 

現在も研究が進められているようです。

もし自分の身に起こったらと思うとぞっとしますね。

 

 

夏バテは日本だけ?!高温・多湿な気候で自律神経が乱れやすい日本の夏!

やっと寒い冬が終わって過ごしやすい春が来たと思ったら、すぐに梅雨のジメジメした日が続き、一気に暑い夏がやってきます。

この時期に「夏バテ」になる人が多いのですが、夏バテする人しない人の違いは何なのでしょうか?!

 

夏バテって何?どんな症状?

日本より暑い国はたくさんありますが、どの国でも夏バテの症状は起こるのでしょうか。夏バテとは、夏の暑さによる自律神経の乱れが原因で起こる様々な症状ですが、日本の夏は高温・多湿な気候のせいで体調を崩しやすくなります。

それは体温を一定に保とうとして必要以上のエネルギーを消費することで、身体にかなりの負担をかけてしまうからです。

通常であれば、その負担に耐えられるのですが、負担が強くなったり、毎日続くとその暑さに対応する事ができずに、体に溜まった熱を外に出すことができなくなって、熱が出たり、だるくなったり、胃腸の働きが弱くなってしまいます。この無理が続いて体が限界になった状態が夏バテです。

 

夏バテの原因は?

夏バテの原因は様々な原因がありますが、自律神経の不調・水分不足・胃腸の働きの悪化が主な原因と言われています。

人間の体は周りが暑くなると、汗をかいたり、血管を広げたりすることで体温を外に逃がして暑さに対応しようとします。

 

この体温調整は自律神経の働きによって行われますが、体が暑くて熱を放出しようとしたところへ、冷房の効いた部屋に入ることで、体は気温の変化について行けなくなってしまいます。これが1日に何度も繰り返すことで、自律神経自体が疲れてしまい、かなりの負担をかけてしまいます。

また、日本独特の湿気も原因と言われています。なので、日本より暑い国もたくさんありますが、湿度が低くカラッとした国は夏バテになりにくいと言われています。

 

夏バテの対策には、湿度も大きく関係していると言えるので、湿度の管理もきちんと行いましょう。

 

 

心肺停止蘇生後、脳を損傷から保護する!『低体温療法』とは?

通常、心停止後に数十分経過すれば脳が損傷を受け、60分以上となると助かる見込みはないと言われていますが、2010年に行われた臨床試験によると25分以内に『低体温療法』が実施されれば、8割が社会復帰が可能、また25分以上でも死亡となる例が回復するなど、多方面から大いに期待されています。

 

しかし、その一方で、助かる見込みのない患者を延命させ、結果植物状態となる例もあり、低体温療法を実施する際は、慎重な見極めが必要と言う声もあります。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

低体温療法のメカニズムとは?

心肺停止によって脳の温度が上昇するのは、脳に冷却機能を持った血液が行き届かなくなり、脳が熱を溜めるためです。脳に血液が行かなくなるのは、脳浮腫によって頭蓋内圧が上昇して圧勾配(血圧-脳圧)が低下するためであると言われています。

 

さらに外傷後24-48時間で最も病態は悪化します(脳浮腫が亢進するため)。そして、この状態を特殊な冷却ブランケットで全身冷却させると、脳浮腫が抑制され、また脳代謝低下によって酸素消費量を減らし、無酸素による大脳損傷・神経毒の放出を抑える作用があると言われています。

 

適応は?

脳低温療法の適応として、以下が挙げられます。

 

1)GCS(グラスゴーコーマスケール:意識レベル)8以下5以上

2)若年であること

3)脳圧が高くないこと

4)脳幹反射が残存していること

5)心肺停止から心拍再開までの時間が短くしかも有効な心肺蘇生が行われていたこと

 

また適応外例としては、

1)GCS4以下

2)高齢者

3)脳圧が40mmHgを超えているもの

4)脳幹反応が廃絶しているもの

5)血圧が維持できないもの

6)重篤な合併症をもつもの

が挙げられます。

 

治療の手順とは

病院搬入直後に、気管内挿管、人工呼吸器、麻酔器をセットし、冷却のためのブランケット(冷水が循環)を胴体に巻く。体温を32℃まで下げて数日置く。

 

臨床試験について

以下の結果が報告されています。

 

林らによる臨床試験(『脳低温療法』/医学書院)

【対象】GCS6未満の重症頭部外傷患者48例・脳虚血患者17例・くも膜下出血患者10例、計75例 

【結果】脳低温療法を行った結果、47例が日常生活可能となった。

 

札幌医大の臨床試験

【対象】GCS平均4.5の17例 

【結果】脳低温療法によって、日常生活可能者が10例となった。

 

Shiozakiらによる臨床試験

【対象】GCS8以下の頭部外傷62例 

【結果】脳低温療法によって、療法導入前の頭蓋内圧が20-40mmHgの患者は結果が比較的良好であったが、40mmHgを越えると効果は期待できないとした。

 

脳低温療法の有効性は上記のようにある程度立証されていますが、治療基準(適応・方法・見通しなど)に関しては未だ施設によって統一されていないのが現状で問題視されています。

 

脳幹部分のみが助かることで、植物状態となる例もあり、実施の際にはこれらのリスクについて医師から十分な説明を受けることが必要となります。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2012/12/21/10/07/woman-71735_640.jpg?i])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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