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気になる病気・症状

脳卒中の後遺症はどんな症状なの?③

 

 

 

脳卒中の後遺症は、損傷をうけた場所によって後遺症が異なります。
脳卒中の後遺症をまとめました。

 

脳卒中の後遺症

嚥下障害
舌やあご、のどの筋肉のコントロールが障害を受け、飲食物がうまく飲み込めなくなったり、誤って気管に飲食物がはいってむせたりします。また、つばをうまく飲み込めないので、口の中にたまったよだれが出やすくなります。

脳卒中の急性期の患者の6~7割に起こり、短期間で自然に治りますが、後遺症として残る場合があります
高度の嚥下障害がある時は、口から食事をとることが難しいので、鼻から管を通す方法や、胃に穴を開けて管を通して、栄養補給する方法があります。
嚥下障害の一番の問題は、口の中のものが肺に入り込む誤嚥性肺炎を起こしやすくなることです。誤嚥性肺炎は、高齢の脳卒中患者の死亡原因の第1位です

 

高次機能障害
大脳皮質など知的活動を受け持つ脳の領域が損傷を受けたため、ものごとを理解する、判断するといった機能が低下し、行為や記憶などの障害があらわれます。
高次機能性障害には、失語症、失行、失認があります。
失行や失認は感覚や運動機能には問題がありません。
失行や失認がみられる時は、理解回復や認知に関わる行動療法などのリハビリをします。

失行
観念失行は、行動の手順や道具の使い方が分からなくなります。
着衣失行は、衣服の着方や脱ぎ方が分からなくなります。
運動失行は、体をスムーズに動かせなくなり、日常的な動きもうまくできなくなります。
構成失行は、図形を書く、積み木を積む、服をたたむなど、物の形を作ることができなくなります。

 

失認
物体失認は、よく知っているものを見ても、それが何か分からなくなります。触ったり、聴いたりすれば分かります。
聴覚失認は、よく知っている音を聞いても、何の音か分からなくなります。
身体失認は、体の一部の位置や感覚が分からなくなります。体の片側にあらわれることが多いです。
病態失認は、自分の症状を認識できなくなります。
視空間失認は、左側の視野の空間が分からず、無視をする状態になります。
地誌的障害は、よく知っている場所で道に迷ったり、地図上の位置関係を把握できなくなります。


視覚障害
脳卒中が発症した時に、視覚障害が起こることがあります。発症後、軽減されることもありますが、そうでない場合は回復することはありません。
視覚障害は複視半盲があります。
複視は、眼球運動の中枢がある脳幹に障害が起こった場合あらわれます。左右の眼球の動きがずれるため起こります。片側の目だけで見ると正常ですが、両目で見ると、物がぶれて見えます。


半盲は、左右どちらの目で見ても、両目で見ても、右側または左側の視野が欠けて見えます。半盲は片麻痺と一緒で梗塞を起こしたがわとは反対側の目に起こります。また、視野の1/4だけ欠ける場合は、1/4盲といいます。

 

脳梗塞は1人、1人後遺症の種類や程度が異なります。

後遺症の機能回復のためには、リハビリが必要です。

後遺症が残っても諦めずに、医師や理学療法士、作業療法士のもと、リハビリを受けましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/07/03-379576.php?category=3 )

 

著者: mymakikoさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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