美容・ダイエット
髪に良いサプリメントって?髪に必要な栄養素を知ろう~女性の頭皮と髪の悩み~
髪に良いことはヘアトリートメントや、頭皮マッサージだけだと思っていませんか?
どんなに外側からケアしても、内側からの栄養素が足りていなければ、その効果も半減してしまいます。
髪は体の一部です。骨や筋肉、臓器を作るのと同じように、必要な栄養素がなければ健康で丈夫な髪にはならないのです。
髪に必要な栄養素って?
亜鉛
髪はその殆どがたんぱく質です。
そのたんぱく質を生成するのに必要不可欠な栄養素がこの亜鉛です。
亜鉛が不足するとたんぱく質が合成されないために抜け毛が増えたり、新しい毛が生えにくくなったりします。
アミノ酸
髪にはキューティクルが必要だと聞いたことはありませんか?キューティクルは毛髪の表面を覆って髪を保護している組織で、このキューティクルを保湿成分となっているのがアミノ酸なのです。アミノ酸が不足すると髪の水分量が失われ、パサついた髪になってしまいます。
ビタミン
髪を健康に保つには、頭皮マッサージが大切だということはよく言われています。
これは髪が生えてくる部分の頭皮の状態がよくなければ、良い髪は生えてこないからです。
そのために頭皮マッサージをして、頭皮の血行促進をして栄養を含んだ血液が隅々まで行き渡るようにしなければならないのです。
この頭皮の血行促進に効果があるのがビタミン類であり、頭皮の新陳代謝を活発にして、髪の成長を助け健康な髪をつくる効果があります。
yリノレン酸
爪や髪等体の末端部分に必要な栄養素がこのyリノレン酸です。
妊娠や産後に髪のパサつきや抜け毛が気になり始めた人は、このyリノレン酸が胎児や赤ちゃんに、胎盤や母乳として必要以上に奪われてしまったからです。
妊娠や産後に髪のダメージが目立ってきた人はこの栄養素を補うようにするように心がけましょう。
髪に必要な栄養素は沢山あります。
しかしこれら全てを毎日の食事で補おうとしても、難しいというのが現状です。
サプリメントを上手に利用して、バランスの採れた食事に補えなかった部分をサプリメントで補えるようにして、健康な髪作りに役立てて生きましょう。
漢方で体質改善して薄毛対策!~女性の頭皮と髪の悩み~
漢方医学の考え方では、「薄毛になりやすい体質」があります。薄毛そのものに対処するのはもちろん、漢方薬などで体質改善を図り、薄毛を治していくというアプローチをします。薄毛になりやすい体質と、効果的な漢方薬を挙げます。
血虚
髪の1本1本が細くて弱々しく、全体的に薄くなっている印象です。
血虚とは血が足りない、血が薄い体質です。冷え症で髪や肌が乾燥し、貧血気味の人は血虚に当てはまります。抜け毛が多いのも、血虚に多い症状です。
ふだんから鉄分を摂るように心がけましょう。不眠になりやすいので、夜型の生活にならないよう注意してください。
漢方薬は、血の巡りを良くして体力を向上させる婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)などがお勧めです。
腎虚
実年齢より老けて見え、髪の毛にハリやコシがありません。
「腎」とは腎臓の機能だけではなく、生命の源をつかさどっている部分と考えます。特にホルモン分泌や生殖機能に深く関わっています。生理不順や、強い不安感やいら立ち、生殖機能の衰えを感じている人は腎虚に該当するかもしれません。
黒ゴマや黒豆、きくらげ、ヒジキなど黒っぽい色の食べ物を積極的に摂ると、体質改善に役立ちます。マッサージや半身浴で下半身の血行を良くし、靴下などで足元を冷やさないよう心がけてください。
漢方薬では、六味地黄丸などの地黄丸系、参茸補血丸が良いでしょう。
湿熱
頭皮がベタ付き、髪が皮脂や汗でペタッとなってしまう人が目立ちます。多汗で皮脂分泌も多く、ニキビなどの肌トラブルもあるでしょう。高血圧、怒りっぽい、興奮しやすい傾向にあります。
日ごろから適度な運動を取り入れ、仕事などでは無理をしすぎないよう気を付けましょう。甘い物や刺激物、味が濃い食べ物は控えめに。
瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)など、黄?(おうごん)を含む漢方薬が向いています。
薄毛が気になっている人は、これらの体質に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。漢方薬は、持病の薬などとの飲み合わせもあるので、服用前に医師や薬剤師に相談するのが安心です。
正しいシャンプーの仕方で髪は変わる
シャンプーとは、「髪を洗う」ではありません!「頭皮を洗う」ということです!普段から使っている「シャンプー」という言葉の語源は、ヒンズー語のヘッドマッサージを意味する「チャンピ」からきています。
人間は昔から髪を“健康の象徴”として大事に扱う習慣があり、髪が生えている頭皮をケアする方法を自然と身に付けていたものと考えられます。
ヒンズー語が盛んに使われていた昔に「シャンプー」という言葉が生まれました。この語源から考えても、髪と頭皮は密接な関係にあります。
■シャンプーには3つの役割がある。
現在の生活における「シャンプー」には、
1、頭皮と髪を清潔にする
2、頭皮の血行を促進する
3、リンスやトリートメント・育毛剤の効果を高めるための頭皮環境の改善
という3つの役割があります。この3つの役割を果たすことのできる「シャンプー」を行い、髪を美しくきれいに保ちましょう。
■さぁ、実践!シャンプーの正しい方法
シャンプーの3つの役割を考えながら、正しい方法を学びます。
正しいシャンプー後の髪は、今までにない感触を感じることができます。だから美容院後の手触りは違うんです。
1.シャンプー前に粗めのブラシでゆっくりとかす
乾いている髪を粗めのブラシでとかします。頭頂部から全体にブラッシングし、最後に毛先のからまりをやさしくとかします。
シャンプー前のブラッシングは、髪の表面についたホコリなどが取れ、シャンプーの際の指通りがスムーズに。
2.髪を軽くすすぐ
地肌全体にぬるま湯(37度前後)がいきわたらせるように、髪の根元から、真ん中、毛先をぬるま湯ですすぎます。
すすぐ際は、髪に軽くお湯をピチャピチャ付け、まんべんなくぬるま湯を通しましょう。
お湯が髪になじんできたら全体的に髪を軽くパンパン叩いて汚れを落とします。この作業をするだけで大分汚れが落ちます。
3.シャンプーは適量、長さに合わせて手にとる
シャンプーの量は、髪の長さに合わせて調整します。
ロング 手のひら2個分(2回に分けて)
ミディアム 手のひら1個分
ショート 手のひら半個分
※ここで紹介している量は、よくあるプッシュ式のシャンプーの場合です。
4.シャンプーを頭の後ろで泡立てる
手に髪の長さに合った量を取り出し、ぬるま湯で少し薄めて両手に広げます。
頭皮だけにシャンプーを付けて、後頭部から頭頂部に向かって指の先で押し込むようにし泡立てます。
※ロングヘアの場合、2回に分けて泡立てるのがよいでしょう。
5.頭頂部→真ん中→毛先の順に泡をなじませながら軽く洗う
泡立てたシャンプーを全体にまんべんなくいきわたらせます。
特に毛先は痛みやすい部分なので泡を集めて、やさしくこすらないようにシャンプーをなじませましょう。
濡れている髪はデリケートです。泡をなじませてから汚れを取ることが重要です。
※生え際は耳の脇などは忘れがちなのでしっかり洗いましょう。
6.地肌を洗う
髪全体が泡立ってきたら、髪の間から指を差し入れて、マッサージするように指の腹で、地肌全体をもみこみます。
洗い終えたら頭全体を指10本の腹でぐっと押さえ刺激します。生え際から上へと刺激を与えます。
この刺激は頭皮の血行を促し、シャンプー剤の効果を最大限に活用します。
※頭頂部は紫外線でダメージを受けてやすく、頭皮も硬くなりやすい部分なので、やさしくマッサージするように。
7.中間→毛先を洗う
地肌をよく洗ったら指を通すように、もう一度、真ん中→毛先を洗います。
最後に髪全体についている泡を毛先に集め、やさしくなじませてシャンプーの終了です。
スタイリング剤などを付けている場合は泡だったまま1分程放置するのも効果的です。
通常は1回のシャンプーでOK。まだゴワゴワするようなら2度洗い。
8.全体をしっかりとすすぐ
泡を充分なじませたら、地肌をこするように、地肌→真ん中→毛先に向かってすすぎます。
すすぎが足りないと、かゆみの原因になるので注意しましょう。
頭皮についた泡ももちろん、全体を念入りに洗い流していきましょう。耳の後ろや髪の生えぎわは、洗い残しやすい部分なので気をつけて。
水圧の強いシャワーですすぐと、頭皮のマッサージ効果も。
9.髪を軽くしぼる
後頭部から髪全体を軽くしぼります。水分を少し感じられる程度になれば、リンスやトリートメントの準備完了です。
髪も紫外線で大ダメージ?!髪へのUVケアの必要性とヘアカラー後の注意点!
UVケアと聞くと、つい顔や体の肌に対しての紫外線予防を思いつきます。しかし、実は髪も紫外線は影響を及ぼしてしまいます。意外に見落としがちな髪のUVケア。では、紫外線は髪に対して、どんな影響を与えるのでしょうか?
◆紫外線が髪へ与えるダメージとは?
髪はケラチンというタンパク質が主成分になっており、18種類ものアミノ酸が結合することで形成されています。そこに、紫外線というダメージを与えると、アミノ酸同士の結合を破壊し、切断させ、強度を弱めてしまいます。
さらにはハリ・コシのない髪の毛へと変貌を遂げさせ、髪全体がパサつき、潤いを奪ってしまいます。そして不健康になってしまった髪は枝毛や切れ毛になってしまいます。髪は女性にとって美意識の高いものです。
髪型1つ・髪の質を見るだけで、その人間の印象をもインプットされてしまうほど、とても重要なパーツなのです。
◆ヘアカラー後は特に注意!
髪が紫外線を浴びると様々なダメージを受けるということは解っていただけたかと思います。そこに、更なる注意点として覚えていただきたいことは、ヘアカラー後の紫外線には特に注意が必要だということです。
ヘアカラーをすると髪は紫外線の防御機能が低下してしまいます。これは髪の内部にあるメラニン色素をヘアカラーの際に分解し、減らしてしまうことで紫外線を防御する機能も減ってしまうというイメージをもってください。
更には、ヘアカラーをすると、髪内部に残った染料が、紫外線ダメージを受けて傷ついた髪の表面から流れ出てしまうことがあります。紫外線を浴びると、カラーの持ちが悪くなったり発色が悪くなってしまうことも。
◆髪へのダメージは頭皮にも・・・。
髪が紫外線を浴びるということは、必然的に、頭皮も紫外線を浴びてしまいます。頭皮も、紫外線を浴びてしまうと、頭皮の細胞もジリジリと壊されていきますし、頭皮の老化が進んでしまう・髪の毛のハリやコシを奪ってしまう・白髪が増える、又は、髪の毛が赤くなり白髪のように見える等々の問題も浮上してしまいます。
頭皮の老化はとても深刻で、老化が進むと、頭皮はたるんでしまいます。そのたるみが顔や体の皮膚へも影響をすると、顔のたるみ・シワの形成・老いて見える見た目・・・などの原因になってしまいます。
紫外線は体の中に蓄積されていくものです。蓄積されたものは、数日のうちに表面に出てくるというわけではありません。シミであったり、そばかすなどは数年という年月をかけて表面に出て来ます。
髪も同様で、ため込んだダメージはシーズンを超えたころに一気に出て来て、ケアをしても遅い!という状態になりかねません。しっかりと事前のケアをしておくことが大切です。
(Photo by: [http://www.pakutaso.com/201201photo047post-1205.html])
著者: カラダノート編集部