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メンタル

うつ症状が重い方向けの漢方薬

     

うつ病の方に漢方薬を処方する場合は、その方のタイプを2つに分けて、その方に合った漢方を処方します。
その分類の仕方を虚実といい、「虚証」と「実証」、「中間証」があります。

簡単な見分け方を一覧表にしてみましたので、参考にしてください。

 

 

重症のうつ病の方に、主に処方する漢方薬は次のようなものになります。

(軽症のうつ病、中等度のうつ病の場合の漢方薬については、別途説明致します。)

 

◆ 重症のうつ病◆

 

《中間証》
◎甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
疲れがひどく、不安定な精神の高ぶりを鎮める甘い漢方の薬で、悲しみが強く、あくびがよく出る人に処方します。

その他、ヒステリー、てんかん、激しいけいれん性の咳(痰のない乾性の咳)、自律神経失調症、小児の夜泣き、ひきつけ、神経症、不眠症、チック症、舞踏病などにも使用します。

 

◎ 分心気飲(ぶんしんきいん)
こちらは煎じ薬で、根気がなく、吐き気があり食欲不振の症状が特徴的に見られる場合に用います。その他ノイローゼや拒食症、乳腺炎や管支炎、腎炎、浮腫にも効果があります。

 

 

◎ 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸が弱く疲れやすい、元気のない方に使用します。病後や過労などで胃腸の働きが衰えている方の食欲の回復を図ります。

または慢性の下痢、内臓下垂、疲労時に熱や汗がでるような方にも効果があります。

その他、息切れ、頭痛、めまい、子宮下垂、胃下垂、腎下垂、脱肛、不正性器出血、流産、痔、低血圧症などにも応用されます。

 

◎ 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
疲労の蓄積などで衰弱した人の全身けんたい感、食欲不振などによる貧血の症状を改善し、体力の回復を促します。

術後、病後、産後、慢性疾患による消耗、また、寝汗、手足の冷えなどの症状を和らげます。

 

……などの薬を、気力・体力とも激しく低下している場合に処方することがあります。


うつ病を漢方薬で治療する場合、その進行具合を見分けるのは大変難しく、その方の症状を良く聞いて、適切な薬を見分けることが大切になります。


漢方薬の場合は、効果が現れて症状が落ち着くまで最低2~3ヶ月はかかります。

ですから、身体に負担の少ないマイルドな治療を根気強く行いたいという方向きです。

 

重症のうつ病の場合は、漢方薬のみで症状が改善しなければ、西洋医学の抗うつ薬を一緒に服用する場合もあります。

死にたい願望が出てきた場合は、手遅れにならないように早めに医師に相談し、漢方薬のみならず、適切な処方をしていただくことが必要です。

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/04/16-360888.php )

(表by:著者)

 

 

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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