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子宮脱になるのは健康な女性の証拠?!予防し治療するには?子宮内膜症が原因で起こるチョコレート嚢胞とは?

 

通常の病気や疾患は、その人が健康を損ねているからこそ発症するものですが、健康な女性だからこそ発病する疾患というものもあるのです。

それが子宮脱という疾患となります。

 

子宮脱の原因は骨盤底の靱帯が損傷し、子宮を支えることができなくなることで発生する疾患なのですが、そもそもの靱帯の損傷などは出産によって生じるものです。

 

一般に出産が可能となるのは、それに耐えられるだけの健康な女性であり、実際に出産すれば、ほぼ確実に子宮脱のリスクを抱え込むこととなります。

つまり、健康だからこそ子宮脱になるのです。

 

■健康だからこそ発症する子宮脱

●子宮脱は出産が原因

子宮脱となる原因の最たるものは、女性の人生で最も大きな負担の掛かる出産による骨盤底の靱帯が損傷してしまうことにあります。

つまり出産経験がなければ、子宮脱のリスクは劇的に低くなると言うことでもあるのです。

 

●健康だからこそ出産に

出産という大難事に踏み切る女性の多くが何の病気も持っていない健康な人ばかりです。

だからこそ、子宮脱のリスクを抱えているのは、病気もしない健康な人ばかりということになってしまいます。

 

●出産後の力仕事

健康な人だからこそ、出産後も元気なままで仕事を続ける人も多く、力仕事は出産で損傷した骨盤底の靱帯にも大きく負担をかけることになります。

 

出産したからといってすぐに子宮脱になると言うことは少なく、出産時のダメージがそのまま残り、加齢などの要因で年数が経ってから発病することがほとんどです。

 

ただでさえ女性の子宮を支える力は、加齢によって女性ホルモンが減少すると共に弱まってしまいます。

そこで、出産後の女性はできる限り子宮を支える力が弱まらないよう予防対策を継続して行う必要が出てくるのです。

 

体操などで弱まった靱帯や筋を鍛え直すことはもちろん、それ以上損傷させないためにも骨盤に負担をかけるような力仕事を控えるなどの心配りが必要とされます。

 

 

子宮脱を予防し治療するには?

子宮が支えられなくなる子宮脱という疾患は、出産を経験した女性なら誰もがリスクを抱えていると言えます。

 

つまり、出産経験者は全員、子宮脱を予防する対策を立てる必要があると言うことです。

子宮が支えられなくなるのは、子宮を支える骨盤底の靱帯と筋が弱まると言うことで、弱体化を食い止めるには、単純にその部位を体操などで鍛えることがもっとも効果的でしょう。

骨盤底筋を鍛えるためのケーゲル体操などがあります。

 

また、実際に子宮脱を発症した場合は、速やかに治療するための手術が必要となり、現在では特殊なメッシュを埋め込むTVM手術が行われることになるのです。

 

■子宮脱の予防・治療

1.予防体操

子宮を支える骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操が、予防対策として有効です。

とくに出産により、骨盤底靱帯を損傷した女性の方にはそれ以上の靱帯の損傷を予防するためにも推奨されます。

 

2.治療

●骨盤底筋を鍛える

予防と同様に、骨盤底筋を鍛え、子宮の支えを取り戻す事で子宮脱を治療することが可能です。

 

●膣壁縫縮術

子宮の周りの組織を縫合し、補強することで子宮脱を治療する手術です。

かつては一般的だった手術ですが、再発率が高いため、後術のTVM手術が現在の主流となっています。

 

●TVM手術

手術によって特殊なメッシュを埋め込み、新たな膣壁を形成する手術で、子宮だけでなく、膀胱、直腸などの位置も元に戻すことができます。

再発率も低く、身体への痛みや負担も少ないため、現在の子宮脱治療の主流です。

 

子宮脱を治すにはたしかに手術が最も手早いのですが、可能ならば体操などで地道に弱まった筋肉を鍛え、自然に子宮を支えられる力を取り戻す方が望ましいでしょう。

 

身体に害のないメッシュなどを埋め込むよりも、体操などで予防、そして治療を試みる方が心理的にも身体的にも負担が少なく、安心できる人が多いのではないでしょうか。

 

 

代表的な女性特有の病気を理解しよう!

女性特有の病気は、性交が原因で発生するものや、炎症や出血を伴うなど様々な症状が出るものなどまで様々なものがあります。ここでは、代表的な女性特有の病気を一つずつ確認していきましょう。

 

子宮頸管炎

子宮頸部に起こる炎症で、淋病やクラミジアと呼ばれる性感染症の結果発生する症状です。他の原因として、出産・流産の後、人工妊娠中絶手術の後、不衛生にしていた場合などでも、子宮頸管炎が発生すると言われています。性交の際に痛みが発生し、発熱や腰痛も伴う場合もあります。

 

子宮内膜炎

この炎症は、結核菌やブドウ球菌といった細菌に、子宮内膜が感染した結果発症する炎症のことです。非衛生な性行為、分娩時に子宮内膜が傷ついた場合などが原因で発生するとも言われています。

症状として、血液・ウミがまざったおりものがでたり、発熱・腰痛を伴う場合があるので注意が必要です。

 

非特異性膣炎

膣は自身で、膣内部での細菌の異常発生を抑制する自浄作用がありますが、膣や外陰部を不潔にしていたり、タンポンを長時間取り替えないなどしている場合に、自浄作用が正常に機能しなくなり、ブドウ球菌・大腸菌・連鎖球菌と呼ばれる細菌が異常繁殖して、炎症を引き起こします。

おもな症状として、おりものの量が増えるだけではなく、悪臭がする、膣がはれ、かゆみがあるといったものがあります。

 

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープは基本的にほとんどの場合良性ですので、子宮頸管ポリープと診断されても必要以上に不安になることはありません。しかし、性行為などのちょっとした刺激で出血しますので、気になる方は、外来で比較的簡便な手術で取ることも可能です。

 

以上のように、女性には様々な特有の病気があります。基本的な点を理解しておくだけでも、症状が出て必要以上に不安にならなくて済むのではないでしょうか。

 

 

子宮内膜症が原因で起こるチョコレート嚢胞とは?

あまりにも生理痛が酷い、チョコレート色のドロっとした経血が出る…それは子宮内膜に似た組織が卵巣の中に出来てしまう病気「チョコレート嚢胞」かも。溜まっていく月経血が癒着を引き起こしたり、卵巣をどんどん膨らませていき、5cmを超えると破裂の可能性も出てくるといわれている恐ろしい病気です。

 

チョコレート嚢胞とは?

子宮内膜は、子宮や卵巣周辺の腹膜を中心にさまざまな場所にできますが、卵巣にできると卵巣の中に嚢胞ができます。

これをチョコレート嚢胞と呼びます。

 

卵巣内にできた内膜症も生理周期に合わせて剥がれ落ちて出血しますが、それが徐々に卵巣内に溜まり、チョコレート色のドロっとした液体になります。

チョコレート嚢胞も他の部位にできた子宮内膜と同様、閉経後には出血しなくなり、徐々に小さくなっていきます。

 

なぜチョコレート嚢胞ができるの?

子宮内膜症の原因はいくつかの説がありますが、一番有力なのは、月経で剥がれた子宮内膜組織の一部が再び卵管を通って腹腔内に流れ込み、卵巣や腹膜に移植されるという「移植説」です。

 

ですが、この説もすべての子宮内膜症を説明できるものではありません。

子宮内膜症は月経の起こる回数が多いと症状も悪化しやすく、初経年齢が早くなっている近年ではそのリスクは高くなっているといわれています。

 

また、妊娠したことがない女性は出産経験のある女性よりも必然的に月経回数が多いため、このこともまた子宮内膜症発症リスクを高めるといわれています。 

 

チョコレート嚢胞の症状

子宮内膜症の代表的な症状は、ひどい月経痛です。

 

チョコレート嚢胞の場合は、下腹部や腰が痛むようです。

チョコレート嚢胞を発症している場合、多くは腹膜などの他の部位にも病変が存在していると考えられるため、他の部位も同時に痛むことが多いでしょう。

 

また、子宮内膜症の月経痛は徐々に強くなっていく傾向があるため、月経痛がひどい人、以前よりも徐々に強くなってきたという人は子宮内膜症の疑いがあるかもしれません。

 

チョコレート嚢胞はもろいため、嚢胞が破裂して中身が腹腔内に流れ出てしまうこともあります。

その場合は、かなり激しい痛みに襲われるため注意が必要です。

 

チョコレート嚢胞はじめ子宮内膜症をもつ女性には、不妊症の女性がとても多いことが知られています。

また、チョコレート嚢胞はがん化することもあるため、しっかりと医療機関で診察と治療をおこないましょう。

 

 

子宮内膜症チェック

 

■主な症状は月経痛

子宮内膜症の主な症状は月経痛です。進行するほど症状は重くなります。そのほかには、月経時の腰痛、

排便痛、性交痛などがあります。

痛み以外だと、過多月経、貧血、下痢、便秘、頻尿などがあります。

卵巣チョコレートのう腫は、進行するまで症状がでないこともあります。しかし、病気が進行すると、卵巣の付け根の部分が

ねじれる茎捻転がおこったり、のう腫が破裂したりして、激しい腹痛があります。

 

■子宮内膜症チェック

子宮内膜症は不妊にも関係しています。

気になる症状があれば、次の子宮内膜症チェックで確認してみましょう。

 

①月経のときに下痢をする

②月経痛が徐々にひどくなった

③薬を飲まないと我慢できない月経痛がある

④排便通がある

⑤排卵のころに下腹部が痛む

⑥月経のとき、血の塊が出ることがある

⑦腰が重い感じがする

⑧貧血がある

⑨月経のときに吐き気やめまいがする

⑩最近、血尿や血便がでた

⑪おりものが増えたり、茶褐色のおりものがある

⑫便秘がちである

⑬慢性的な下腹部痛や腰痛がある

⑭性交痛がある

⑮妊娠しにくい(避妊していないのに、2年以上妊娠しない)

 

チェックが付いた項目が0~5個

→今のところ問題なし

 

チェックが付いた項目が6~10個

→子宮内膜症の可能性あり

 

チェックが付いた項目が11~15個

→子宮内膜症の可能性が高い

 

■子宮内膜症は、すぐに命にかかわる病気ではありません。

しかし、気になることがあったら受診を先延ばしにせず、医師に相談しましょう。

 

 

自然気胸は子宮内膜症が原因!?

自然気胸は、特に胸部に特に強い衝撃がない場合でも、肺に穴が開いてしまい空気が胸の中にもれてしまう病気です。

 

症状としては、呼吸困難や胸痛などが起こります。

重篤の場合ですと、心臓が圧迫されて不整脈が発生したり、呼吸困難によりチアノーゼが発生するなどします。

そういった場合は緊急の処置が必要になりますのでただちに病院に受診してください。

 

自然気胸は若い男性に多い病気ですが、女性でも自然気胸が発症する場合があります。

その場合、月経周期にあわせて発症することが多いです。

 

子宮内膜症に罹患している場合が多い 

自然気胸を発症する女性は、たいてい生理周期にあわせて症状が出ます。生理が開始すると、肺や横隔膜に穴が開いて呼吸困難や胸痛などが起こります。

そういった症状がある場合、その女性は子宮内膜症に罹患している場合が多く見られます。

子宮内膜が肺、横隔膜に転移、増殖した結果、月経時に肺や横隔膜の組織が剥落し、穴が開きます。

 

子宮内膜症の治療が自然気胸の治療となります 

自然気胸の治療は、子宮内膜症の治療を行うことになります。ホルモン療法の場合、低用量ピルなどで月経を軽くする治療方法になります。

外科治療の場合は、肺や横隔膜の子宮内膜組織を除去する治療法になります。

 

診察を受けに行くときは月経開始時にする 

月経開始後72時間程度で発症がみられます。

したがって生理開始から3日目から5日目に受診をする必要があります。

それ以外の期間ですと、症状が治まって気胸が自然治癒してしまい、診断がつけられないことがあります。

 

 

子宮内膜症に伴う自然気胸は2回に1回起こるなど、毎回起こるわけではありません。生理のタイミングにあわせて病院を受診するのは大変なこともありますが、正しく診断をしてもらうために症状が出ているときに受診することは大事なことです。

 

自然気胸の症状がある場合は、なるべく生理開始から一週間以内に受診するようにしましょう。

(Photo by: http://www.photo-ac.com/main/detail/320)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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