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ギョウ虫による肛門の症状って?~肛門掻痒症のかゆみを抑える薬~

 

誰もが子供の頃にギョウ虫検査を受け、そしてその一部の人がギョウ虫駆虫を行ったことがあるはずです。

 

ギョウ虫が活動するのは腸内と、そして肛門付近で、ギョウ虫の雌が卵を産むために活動することが肛門の痒みの原因となり、強い痒みが不眠の原因となります。

 

また、肛門の痒みに我慢できず掻きむしることで、さらにギョウ虫感染を拡大させ、肛門に炎症を起こさせることにもなりかねないのです。

 

■ギョウ虫による肛門の症状

1.ギョウ虫による痒みの原因

●ギョウ虫が這い回った痕

ギョウ虫のメスが肛門から出て、周囲を動き回ることで強い痒みが発生します。

 

●生み付けられた卵

ギョウ虫の雌が産み付けた卵は粘着性の物質が付着し、それによって皮膚にこびりつきます。その粘着性の物質が、激しい痒みを発生させるのです。

 

2.痒みによる症状

●寝不足

主に睡眠時に雌のギョウ虫や産み付けられた卵によって痒みが強くなるため、その痒みに睡眠を妨げられ、睡眠障害の様な症状が発生する場合があります。

 

●肛門の炎症

痒みで我慢できず激しく掻きむしると、掻いた痕が炎症を起こし、さらに強い痒みとなる悪循環を起こします。

 

3.駆虫

ギョウ虫はパモ酸ピルビニウムを経口投与することで腸管から安全に駆除することができます。

 

4.予防

ギョウ虫の卵は、痒みで肛門付近を掻いた指先に付着し、あちこちに接触する度に撒き散らかされ感染を広げます。

 

当たり前のことですが、もし肛門を掻いたなら、すぐにきちんと手を洗うなどの衛生対策を行うことで、その感染を防ぐことは容易にできるのです。

 

ギョウ虫に感染したのならば、もちろんすぐさま駆虫することは当然ですが、それ以前に痒みを我慢すること、我慢できなかった際はかいた指先をすぐにきれいに洗い流すことが、ギョウ虫拡散防止のために必須の心構えとなります。

 

 

お尻の痒い原因は?肛門そう痒症

肛門そう痒症とは、敏感な肛門周囲の皮膚にかゆみが出る病気の総称です。その原因には様々なものがあります。

 

肛門そう痒の原因

○刺激物の摂取

辛いもの、刺激の強い香辛料、カフェイン、などによって肛門が刺激されて痒みが出ます。

 

○肛門への刺激物

石鹸やウェットティッシュが肌に合わなかった時や、痔の薬の副作用で痒くなることがあります。

 

○脱肛や痔によるもの

脱肛や痔ろうからの分泌物によって肛門にかゆみを覚えます。

 

○真菌感染

女性の膣に痒みを起こすことで有名な真菌のカンジダですが、肛門に痒みを引き起こすことがあります。

 

○細菌感染

怪我をしてしまったり、痒みのために引っ掻き過ぎたり、過剰に肛門を紙で拭くことにって傷ついて細菌に感染して痒みが出ることがあります。

 

○ぎょう虫

ぎょう虫に感染すると明け方にお尻が痒くなります。

 

○全身性疾患

糖尿病や肝硬変によっても痒くなることがあります。

 

○不衛生

排便後の不十分な拭きとり、清潔でない下着によってかゆみが出ます。

 

○特殊な疾患

ボーエン病やベージェット病などの癌、陰窩炎、排膿性痩孔によって痒みが出ます。

 

○アトピー性皮膚炎

アレルギー症状で肛門が痒くなることがあります。

 

○心因性

ストレスや不安などの心因性の原因であることもあります。

 

一口に肛門が痒いと言っても、その原因は様々です。それぞれの原因によって治療法は違いますし、ボーエン病やベージェット病の様に放置しておくと危険な病気もあります。

 

肛門の痒みが続くときは肛門科の診察を受けましょう。

 

 

おしりがかゆい・・・特発性と続発性の肛門掻痒症

肛門に痒みが生じる肛門掻痒症ですが、全てに痒みに原因があるわけではありません。

 厳密に言えば原因は存在するのでしょうが、明確に原因が特定できるものと、そうで無いものが存在するのです。

 原因が特定できない肛門の痒みを特発性肛門掻痒症、原因が特定できる肛門の痒みを続発性肛門掻痒症と呼びます。

 

 続発性肛門掻痒症は主に痔などの肛門周辺の疾患に続発して痒みが発生する掻痒症です。

 

■特発性と続発性

●特発性肛門掻痒症

 肛門に痒みを感じる肛門掻痒症の症状があるものの、原因が特定できない特発性の肛門掻痒症です。

 原因が特定できないため単純に痒みの対症療法が治療法となります。

 

●続発性肛門掻痒症

 続発性、つまりは何らかのはっきりした原因から続いて肛門掻痒症の症状が現れる、原因のある肛門掻痒症のことです。

その原因にはいくつもの種類があります。

1.痔核

 痔核が肛門に出来ることで、出血に続いて痒みを発生させることがあります。

2.裂肛

 裂肛の場合でも傷に細菌が感染することで化膿し、痛みと痒みを伴うこととなります。

3.痔ろう

痔ろうの場合、直腸と繋がる穴から膿が排出され、それが肛門周辺に痒みをもたらすのです。

4.肛門ポリープ

肛門に出来た無害なポリープですが、そのできものによって便や細菌が溜まりやすくなり、痒みを発生させることになります。

5.直腸脱

 本来肛門の奥に隠れているはずの直腸が外気にさらされ、刺激を受けることで痒みを生じさせます。

 

続発性肛門掻痒症の場合は、原因となる疾患の治療も必要となります。

たとえば痒みの原因が痔核の場合は、痒み自体をステロイド軟膏で治療したとしても、痔核がある限り再び痒みが再発するのです。

 肛門掻痒症は痒みの治療とは別に、痒みの原因の除去も必要なのです。

 

肛門掻痒症のかゆみを抑える薬

肛門掻痒症の治療は、原因のある続発性と原因のない特発性のどちらでも、まず痒みを抑制する治療が行われます。

ステロイド軟膏などを使った薬物療法です。

 

まずは軟膏によるかゆみ止めで、痒みを押さえ込み、そこから続発性の場合は原因疾患の治療を始めます。

 

肛門掻痒症の治療

続発性肛門掻痒症の場合

原因となる病気や細菌感染の対処など、同時に治療を行います。

 

特発性肛門掻痒症の場合

原因が不明の肛門掻痒症ですが、その場合主に考えられるのは便です。

 排便時に充分に拭き取れず便を残存させることで、皮膚が痒みを発生させることが誰もが知るところでしょう。

 

その痒みをかいて皮膚が湿疹を起こしさらなる痒みになるなどの原因が考えられます。

つまり、肛門周辺を清潔に保つことが治療になるのです。

 

痒み自体への薬物治療

肛門掻痒症の痒みへの治療は主に各種軟膏を使用して痒みを抑える対症療法です。

 

 1.ステロイド軟膏

ステロイドを痒みの発生場所に塗布することで即効性で痒みを抑える効果が現れます。

ほとんどの痒みに有効ですが、一般的にはステロイド軟膏は、真菌性の痒みには使いません。ですが中には抗真菌薬と混ぜて外用する場合もあります。

 

 2.抗真菌薬軟膏

 真菌性の痒みに効果のある専用の軟膏です。

 痒みを発生させている原因が真菌である疑いがある時に使用します。

 

 3.抗生剤入り軟膏

 細菌感染により患部の化膿による痒みに有効な軟膏です。

 肛門部は細菌も多く、痒みの原因のほとんどが細菌感染に関わるため効果が期待できるでしょう。

 

 肛門掻痒症の原因が特定できれば、かゆみ止めに使用する軟膏も原因に合わせて使用することが可能となり、よりかゆみ止め効果を高めることが出来るでしょう。

 肛門掻痒症の治療は何よりも原因を特定し、取り除くことが重要なのです。

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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