育児
ご存知ですか?あかちゃんによくある蕁麻疹と湿疹の見分け方
肌が赤く腫れてひどい痒みが出てきた…。こんな時真っ先に疑われるのが、蕁麻疹か湿疹です。この二つの疾患、一見よく似ていますが、症状の現れ方も、治療法も違うのです。
◆肌の赤みやブツブツが、数時間程度で出たり消えたりする→蕁麻疹の可能性が高いです。
・症状
強いかゆみとともに、虫に刺されたような赤いふくらみや、部分的なブツブツ、ミミズ腫れなどの症状が肌に現れます。こうした症状が数時間から1日内に治まり、場合によっては再発を繰り返すというのが蕁麻疹の特徴です。
・原因
原因はさまざまです。食品や薬などのうち、体にあわないモノが体内に入ってしまった、皮膚になんらかの刺激が加えられた、感染症によるものなどがみられます。
・治療
肌表面に症状が現れますが、蕁麻疹の症状を引き起こす物質そのものは、皮膚の表面より下にある真皮と呼ばれる層で発生しています。そのため塗り薬ではあまり効果がありません。蕁麻疹の症状を引き起こす物質を抑える薬を内服しての治療が行われます。
◆赤いブツブツができ、患部がかさついている。数日~一週間以上症状が消えない→湿疹の可能性が高いです。
・症状
肌に見える症状そのものは、湿疹も、蕁麻疹もよく似ています。ですが湿疹の場合は、強い痒みや赤み、ブツブツのほかに、患部にかさつきがでてきます。症状が酷くなると水ぶくれができたり、皮膚がひび割れたようになるのが特徴です。
また湿疹は蕁麻疹のように、短時間で症状が出たり消えたりすることはありません。一度現れた症状は、最低でも2、3日、酷い時には一週間以上続きます。
・原因
湿疹ができる原因は比較的分かりやすく、皮膚になんらかの刺激物が触れることが理由であることがほとんどです。治療の際には、皮膚表面の炎症を抑える塗り薬が基本となります。
蕁麻疹や湿疹はちょっとした事が原因になって発症します。そのため簡単に治ることも多い反面、症状を繰り返すうちに酷くなったり、アレルギーが原因の場合には、ショック症状を併発してしまうことも。
少しでも気になる症状が出たら、早めにお医者さまの診断を受けましょう。
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著者: カラダノート編集部