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健康診断・健康管理

高い抗酸化力のカテキン『EGCG』抽出には80℃加熱が必要?

高い抗酸化力のカテキン『EGCG』には、ビタミンの約90倍の効果がある

近年では、様々な病気の原因(動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、癌など)になる『活性酸素』を消去することの出来る物質として、『抗酸化作用』のある食物に注目が集まっています。中でも比較的安価で手軽に摂取でき、非常に高い抗酸化作用があるとして注目されているのが、茶葉に含まれる『カテキン』です。

 

このカテキンにはいくつかの種類があり、中でも最も高い抗酸化力を持ち、ガレート基という特殊な官能基を持った物質を『エピガロカテキンガレート(EGDG)』と言います。

 

この物質の持つ抗酸化力は、ビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍であるとも言われ、様々な疾患への治療薬としての期待が高まっています。

 

『カテキンの種類』はいくつある?

カテキンには以下の8つの種類が存在し、『ガレート型』と『遊離型』に分類されます。

 

◆ガレート型カテキン…エピガロカテキンガレート(EGCG)、エピカテキンガレート(ECG)

◆遊離型カテキン…エピガロカテキン(EGC)、エピカテキン(EC)

 

⇒茶葉中のカテキン含有量は、 EGCG>EGC>ECG>EC の順に多いと言われています。

 

※『エピ』は摘芽後の酵素失活のための加熱以外の加熱が行われていない状態、『ガロ』はカテキンから水酸基(親水性を示す)が増えたもの、『ガレート』はさらに脱水縮合により3つの水酸基が増えたもの。ガレート基は比較的疎水性の性質を示す。

 

茶葉(カテキン)の扱い方と抽出方法について

◆『EGCG』を構造変化させないためには?

次の5点は、カテキンの効果を高めるために重要であると言われています。

 

1)摘んだ生茶葉がある場合、すぐ加熱処理を行う。

⇒カテキンを酸化させる酵素の活性が止まる。

 

2)高温加熱を行い過ぎない。

⇒酸化が進み(天然型を示す『エピ』が取れたもの:熱異性体に変化)約50%が抗酸化力の弱い状態に変化してしまう。

 

3)市販の緑茶飲料より自宅で作るようにする

⇒市販の飲料は高温加熱処理により、熱異性化されている。

 

4)茶葉購入は、2週間~1ヶ月で使い切れる少量を心がける

⇒酸化防止のため。

 

5)乾燥剤を入れ、冷蔵庫で保存する。

 

◆『EGCG』抽出方法とは?

 

 エピガロカテキンガレート(EGCG)は溶液中で82℃から加熱による構造変化が起こるとされています(生理作用の低下)。また、比較的疎水性の性質を持っているので、20℃以下の低温では抽出されにくいと言われています。

⇒最も適している抽出温度は、70℃以上~80℃以下が好ましいとされているようです。

 

<正しい抽出方法>

◇70℃~80℃程度のお湯500mlに、4~6gの茶葉を入れ、5分以上かけて抽出を行う。

 

『カテキン』の具体的な効果とは?

主に以下の5つの効果が報告されています。

 

1)抗ウィルス効果

インフルエンザ薬「アマンタジン」の100倍効果があると言われている。

 

2)動脈硬化予防

LDLコレステロールの酸化反応が15分遅れて起こった(カテキンを78.8%含んだものを1日600mg、2回に分けて1週間投与)。

 

3)抗がん作用

発生段階だけでなく、成長段階においても効果を示した。

 

4)内臓脂肪減少

12週間の調査で有意な結果を示した(340ccあたりカテキン580mg含有の飲料を毎日飲用)。

 

5)アルツハイマー病の進行抑制

特に近時記憶の改善に関して、顕著な改善が見られた。

 

カテキンの抗酸化力を維持しようと思ったら、3~4時間ごとにお茶を飲まれることが必要(一日8杯程度)であるようです。基本的には水に溶けやすく、排出しやすいので問題は無いようですが、大量摂取による肝機能障害などの副作用の報告もありますので、上記の量程度に留めておいた方が良いと言われています。

 

気軽に摂れる抗酸化物質で、健康維持を始めていきましょう! 

(photo by://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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