カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 心臓 >
  4. 心房細動になったら気をつける5つのこと~心房細動は何故起こる?その治療法とは?~

気になる病気・症状

心房細動になったら気をつける5つのこと~心房細動は何故起こる?その治療法とは?~

心房細動の症状

心房細動とは、心臓を動かす電気信号の異常で脈拍数が100以上になるものです。症状は動悸を感じる方が多いようです。また、まれに胸痛やめまい、吐き気を感じる事があります。

 

心房細動の最も怖い事は、不整脈その物でなく、二次の病気に気をつけなければなりません。特に怖い病気は脳梗塞などの血栓の病気です。心臓が血液を押し出す力が弱まる事で、血液の循環が悪くなります。そのせいで血栓が出来やすくなるのです。

 

そもそもの心房細動を引き起こす基礎疾患には様々あり、心筋症や弁膜症等の心臓の病気や、生活習慣病、甲状腺の病気などです。

 

心房細動になったら気をつける5つのこと

1.基礎疾患の治療に努めましょう

2.心房細動を誘発しやすいカフェインの摂り過ぎには気をつけましょう

3.60歳を過ぎたら、心房細動を起こしやすくなります。年に1回は、心電図検査をしましょう

4.ストレスや過労、睡眠不足には気をつけ、疲労時にはゆっくりとした休息をとりましょう

5.喫煙や過度の飲酒はしない様にしましょう

 

これらが原因で、心房細動を引き起こすわけではありませんが、少しでも心房細動になりにくい身体にする為には大事なことです。特に3ですが、心房細動は人の感じ方によって様々で、心房細動の症状として、現れる人と現れない人がいます。

 

実際には症状がなくても、心電図では心房細動の症状が現れているのです。

その為にはやはり、心電図が必要不可欠です。

 

心房細動が完治した後も再発の恐れがありますので、年に一度の定期検診で心電図を必ず受ける様にしましょう。

 

心房細動のメカニズムと心房細動について

心房細動は不整脈の一種で、50代には少なく、80代には10%近くで見られます。

この症状は、心電図にてみられるものです。 そもそも心臓というものはどのように働いているかについて説明していきたいと思います。

 

心臓の働きとは・・・ 

心臓には4つの部屋があります。

 

 

このように分かれており、ポンプのように中央の太い血管(動脈)と書いてある2方向へ血液を送りだしています。心房と心室とを分けている2箇所の弁では逆流を防いでいます。 右は肺への血液を送り綺麗にし、左は綺麗になった血液を身体の全体に送っています。ここまでが心臓の役割です。

 

心房細動の原理・・・

心房細動は心房の協調性が失われた状態のことを指します。不規則な心房の興奮(動き)になり、脈拍が早くなります。数秒~数時間、ときに数日間持続する場合があります。  自然に停止(細動=正常に戻る)場合を発作性心房細動といい、自然には正常に戻らない慢性心房細動と2種類に分類されています。

 

心房細動の心電図をみると・・・ 

 

 ↓心房細動時の心電図

ここで語句の説明をします。

・R→脈拍の波形=心臓が収縮し初めた点(血液を送り出しているとき)

・P→心房の興奮=心房が動いている波形

・基線→基準となる線=心臓が拡張しているとき(血液を取り入れるとき)

・ST→心臓が収縮している閒の区間

 

正常な心電図と心房細動の波形を見比べてみると山のようになっているところ(P部)(正常な心電図)がなくなってしまっています。さらに基線が不規則に揺れています。このようなことから血液のIN、AUT(出入り)が困難になってしまいます。

 

心房細動の症状

1.血液の取り入れが不十分になり、体に血液が回りにくくなります。その結果、貧血になるおそれがあります。

2.血液の流れが足りていないとろ過しきれていない血液が流れる可能性があります。その結果、血栓といって血管内に血液が固まってしまい固まった血液が血管を塞いでしまい、脳梗塞・心筋梗塞・心不全などの死に至る病気につながります。

 

定期検診などをまめにして心臓の動きが正常であるか自己把握が健康を保つことにつながります。 老若男女問わず、検診をする機会があったら検診をして常に自分が健康であるか、又はどこに異常があり注意していかなければならないかを見直していきましょう。

 

心房細動は何故起こる?その治療法とは?

近年の食事が欧米化する事で、血圧や心臓の病気、メタボリック等の生活習慣病になった人口が増えてきました。

この様な基礎疾患が心房細動を起こす事もあるのです。また、高齢化によって不整脈を起こす方が増えています。

不整脈の一つ、心房細動は、脳梗塞の約4分の1の原因となります。

 

そもそも心房細動とはどんな症状なんでしょうか?

動悸やめまい、胸のドキドキの違和感を感じる方が多数を占めます。気分が悪くなるという事もあります。

この時点では自分がどんな病気なのか見当もつかないでしょう。

しかし、心電図をとると一目瞭然です。

通常60回ほどの脈拍が100~150回にまで増えます。

『どっくん、どっくん』という脈拍が『とととと・・・』と感じます。

心臓内でポンプを動かす役割の筋肉が興奮状態になっているのです。

回数は通常より多いですが、血液を送り出す力は極めて弱いのです。

その為に心臓で血液が凝固しやすくなります。その血液の塊が脳へ流れ、脳で詰まる事で脳梗塞を引き起こします。

 

心房細動の治療

心房細動を治療するに当たっては、留意しておかなければならない事があります。

まず、心房細動の程度を知る事、そして心房細動の原因を知る事です。

第一に心房細動の程度を知るという事は、薬物療法の参考にもなります。

心房細動は抗不整脈薬を用いて症状を落ちつけます。抗不整脈薬は心房細動の程度によって、薬が分かれています。

簡単に言えば、心臓で興奮した信号を抑えるのです。

しかし、心房細動が起こっていない状態に用いたりすると、体には良くないからです。

慎重に判断をしてもらう為にも、日頃の状況を詳細に記録する事をお勧めします。

第二に心房細動の原因を知る事は、一番重要な事項でもあります。

 

何故起こっているか?

喫煙・高血圧・肥満・心臓の持病等です。特に生活習慣病は重大です。

近年増えている原因は、食事に大きく関わります。

脂っこい食事や、塩分の多い食事、欧米化の食事によってカロリー摂取が大幅にアップしたのです。

欧米化の食事が必ずしも生活習慣病を引き起こすわけではありませんが、日頃の摂取カロリーを意識して過ごす事が必要です。

 

脳梗塞の20%は、この心房細動から起こるとも言われています。

脳梗塞は、体の麻痺や言語障害、記憶障害等を引き起こすとても怖い病です。

心房細動は、確実に治療をしなければなりません。

 

まずは生活習慣・病気の治療を重点的に行い、心房細動の薬物療法を併用していく事が一番の治療法です。

 

高血圧の方が心房細動になりやすい!?そのメカニズムとは?

心房細動のリスクを高めてしまう要因は主に2つで、加齢と高血圧と言われています。

高血圧の方がなぜ心房細動になりやすいのか、どんな点に気をつければよいのかを見てみましょう。

 

●高血圧は血栓を作る

心房細動は血管内に血栓が出来るせいで心臓の脈がおかしくなり、息切れや動悸などを引き起こす病気です。

正確に言うと電気信号で心臓がドクドクと動いているのに、電気信号の指示が異常になり、最終的に心臓の働きも異常になります。

そして心房細動の直接的な原因は血栓にあり、高血圧はその血栓の原因になっています。

高血圧になって血管内の圧力が高まると、内部にある細胞が傷つき血栓が出来ることがわかっています。

このことから、高血圧は心房細動を引き起こすと言われているのです。

 

●電気信号を乱す高血圧

高血圧が心房細動の原因となっている理由は血栓の出来やすさの他に、電気信号を乱すことにもあります。

心臓を動かすための電気信号が、高血圧のせいで乱れてしまうのです。

肺静脈という部分に高い圧力がかかると電気信号が乱れて、心房細動を引き起こしやすくします。

 

●薬も大事だが、生活習慣も

高血圧の治療といえば降圧薬などもありますが、基本となるのは生活習慣の見直しです。

特に塩分については、1日6g未満が基準となりますので、塩分計などで普段自分がどれだけ塩分を摂取しているかを測るところからスタートしましょう。

高血圧を防げば、心房細動だけではなく心筋梗塞や脳梗塞など、血管に関わる病気のリスクも減らせます。

 

高血圧によって電気信号の乱れや血栓が出来ることで、心房細動が引き起こされます。

心房細動自体は生活への影響がそこまで大きくはありませんが、重症な病気に移行するのを防ぐためにも高血圧への対処、心房細動が見つかっているなら心房細動への対処は必要です。

 

不整脈に注意!頻発の期外収縮は心房細動に変わる?

期外収縮や心房細動は不整脈の一つです。不整脈には、病気に由来するものと、そうでない生理的なものがあります。

 

心房細動は、脳梗塞を引き起こす原因の一つで、胸痛や動悸、めまい、胸の心拍の違和感などの症状のある不整脈です。この心房細動の脈は、細かい心拍の刻みで、収縮は弱いのが特徴です。その為、心房細動は心臓に血液が滞り易くなります。ひどくなると、血の塊が出来やすい状態へとなります。

 

その塊が血流と共に脳へと流れていき、脳で詰まってしまう事で脳梗塞を引き起こしてしまいます。

 

心房細動の不整脈が見られたら、直ちに治療を行うべきです。心房細動は不整脈の中でも、危険レベルの高いものと言えます。

 

又、不整脈の一つに期外収縮がありますが、心房細動に比べると、危険性の低い不整脈です。30歳を超えると多数の人に認められるようになり、年をとるにつれて増加します。

 

期外収縮は、電気信号の異常によって、心臓の収縮の前後に不規則な収縮をしてしまうものです。この不規則な収縮があった際に、ドキッとする感じになります。そして不規則な電気信号によって、収縮と収縮の間が空く事でめまいや息苦しさを感じたりします。

 

期外収縮は、異常な電気信号が起こる場所によって呼び名が変わります。

・心房…心房外期外収縮

・心室…心室性期外収縮

 

心室性期外収縮は、危険性が潜んでいる可能性の高い不整脈です。もし、期外収縮が3回以上連発で続く事が頻発しているようであれば注意が必要です。

 

何故なら、そのせいで心房細動になる事もあるからです。期外収縮がどのくらいの頻度で発生しているかを、定期的に調べなければなりません。頻発している場合は収縮を正常に戻す薬もあり、期外収縮を防ぐ事ができます。

 

期外収縮と診断された場合も、心房細動へ移行する可能性が十分あります。

 

定期的な診断と共に、ストレスや疲れを溜めない生活、高血圧等の基礎疾患の治療をする事をお勧めします。 

 

心房細動、脳梗塞を引き起こさないようにする生活習慣を改善しよう

心房細動は、胸痛や動悸、めまい、吐き気、脈拍の違和感を感じる病気です。

この心房細動には、心房細動を引き起こす根源がある事を忘れてはなりません。

ほとんどの心房細動には、基礎疾患が大きく関わっているのです。

ですので、基礎疾患を知り、治療をしていく必要があります。

 

また、この心房細動を起こす事で、引き起こされる重大な病が潜んでいる事も忘れてはなりません。

心房細動は、基礎疾患のサインでもあり、重大な病のサインでもあるのです。

ほとんどの方が、何だかおかしいと感じる程度ですが、何らかの違和感を感じる様です。

心房細動を気付いたのが、健康診断の心電図と言う方も多くいます。

健康診断で心房細動に気付き、基礎疾患も見つかったというケースです。

心臓は生きていく上で、重要な臓器です。

何だか異変があると感じたら、病院を受診する様にしましょう。

 

心房細動と脳梗塞のあまり知られていない関係性

脳梗塞は、一般的によく知られている病気です。

脳に血栓が出来ることで、脳の血流がストップし、酸素や栄養が行き届かなくなります。

そのせいで、脳の中の細胞が壊死し、麻痺や言語障害、記憶障害等を起こすのです。

 

脳梗塞は、怖いと知られていますが、実は心房細動もとっても怖いんです。

脳梗塞を発症したうちの2割が、心房細動から起因していると言われています。

心房細動では、脈拍回数が通常の倍以上になりますが、体に血液を送る力は極めて弱いのです。

イメージとしては、側溝に砂の混じった水を流します。その水をどんどん流しますが、勢いが弱い為に砂の部分が沈澱し、最終的には溜まり過ぎて水の流れを止めてしまいます。

砂=血液と置き換えると、心房細動が脳梗塞を起こすと言う意味がよく分かりますよね。

 

脳梗塞を引き起こさない様にする習慣

心房細動が起きている事が分かったら、抗血液凝固剤を摂ります。

血液を固まりにくくする薬です。しかしこの薬は厄介で、注意することがあります。

実は納豆やクロレラ、青汁に含まれるビタミンKを多く含む食材は薬の力を弱めるので摂ってはいけないのです。

薬の効果を損なわないよう、食生活には注意してください。

 

タバコや暴飲暴食、塩分や脂肪の多い食品に偏らない様にしなければなりません。

また、可能な限り、適度な運動が必要です。

心房細動を起こした方、生活習慣を見直しましょう。

 

心房細動の治療法「抗凝固療法」…その治療薬の副作用はどんなもの?

不整脈の一種である心房細動で問題となるのは、血栓が出来やすい状態を作ること、そして心房細動のもともとの原因は血栓が出来ていることにあります。

心房細動と血栓に注目した治療法が抗凝固療法という治療法です。

 

●抗凝固療法は血栓を出来にくくする

心房細動の治療で標準的に用いられている抗凝固療法というのは、血栓を出来にくくする治療法です。

心房細動から脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことを防ぐためにも、早めにこの抗凝固療法が必要と言われています。

抗凝固療法では、血栓を溶かして血液の流れをよくするので、心臓にしっかりと栄養が行き渡り心房細動の症状が出にくくなります。

 

●治療薬でメジャーなのはワーファリン

治療薬でメジャーなのはワーファリン(もしくはワルファリン)という薬で、この薬を使う時にはちょっとした注意が必要です。

まずはINR測定という血液検査で、これは定期的に行われます。

生活習慣病や別の持病で薬を飲んでいる場合は、飲み合わせにも注意が必要なので、医師に確認してみてください。

なお、ワーファリンを飲むなら納豆、クロレラ、青汁を摂取できないという特徴もあります。

 

●ワーファリンの副作用

血液が固まるのを防ぐのがワーファリンの役目ですので、出血の際に通常よりも血液が出やすい・勝手に出血するという危険性もあります。もしも出血したら、医師に連絡してください。

その他に、一時的な副作用として食欲不振や吐き気、じんましんが出ることもあります。

ワーファリンを飲んでいて血が流れやすく、それが重症化した場合は肺出血や脳出血につながることもあるので早めの連絡が必須です。

正しく使えばワーファリンは心房細動の治療だけではなく、血栓を原因とする病気の治療に役立ちます。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

心臓に関する記事

費用はかなり安い!?心房中隔欠損の手術時間と費用を知ろう~心房中隔欠損において重要なカテーテル検査~

  心房中隔欠損の手術は心室中隔欠損の手術とよく似ており、何はともあれ心房に開...

心不全を予防しよう!~心不全が疑われる症状を知ろう~

  心臓の機能が低下してしまう事で起こるのが、心不全です。 心臓が血液を...


再生医療の最前線!心筋細胞を再生させる『心筋シート』とは?痛みのない心筋梗塞を早期発見するには?

人工心臓・心臓移植に代わる治療法『細胞シート移植』 『太ももの筋細胞を培養...

先天性の病気「心室中隔欠損症(VSD)」とはどんな病気?新生児の心室中隔欠損

心室中隔欠損症(VSD)とは・・・ 病気には先天性と後天性があります。この...

カラダノートひろば

心臓の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る