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気になる病気・症状

アロエやジャガイモなど「やけどの民間療法」って効果はあるの?

やけどはとても身近な外傷。

そのため、昔からさまざまな民間療法がいわれています。

ですが「民間療法で治るやけどは、何もしなくても治る」というのが多くのお医者様の定説。

赤みやひりつき、水ぶくれなどが出ているひどいやけどの場合、かえって炎症を悪化させてしまうといわれています。

 

巷に伝わる民間療法のうちいったい何が問題なのか、そもそも効果はあるのか、特に有名なものを中心に調べてみました。

 

◆アロエ

医師の話によれば、やけどをした患者さんがしている民間療法の中でも、一番多くみられるのが植物のアロエを使ったもの。

切ったアロエの断面を患部に貼り付けたり、アロエを傷つけた時に出る液を患部に塗ったりとその方法も様々です。

 

やけどや怪我の治療にアロエが効くという伝承は随分古く、今から2000年以上前の古代ギリシャやエジプトにもそうした記録がみられるのだそうです。

最近ではアロエを切った時に出てくるゲル状の液が患部を保水し、ウイルスを防ぐ効果もあるという説もあります。

 

ですがアロエは消毒薬ではないので、完全に菌を殺すということはありえません。

長時間貼り付ければ変質し、菌の温床になる可能性もあります。

アロエを貼り付けたことでかぶれを起こし、かえって炎症が悪化してしまった例もあるといいます。

やはり患部に貼り付けるのは避けるべきでしょう。

 

◆ジャガイモの絞り汁、みそなどの食品

患部を冷却したり、保湿する効果があるといわれているようですが、アロエ同様かぶれや細菌感染のリスクが高いです。

 

◆消毒薬

やけどで怖いのが、患部からの細菌感染。

ですが、お家にある消毒薬を使うのは逆効果。

ダメージを受けた皮膚にとって市販の消毒薬は刺激が強く、症状を悪化させてしまう可能性が高いのです。

 

◆馬油、ワセリンなどの油分

特に馬油はやけど治療に効果アリと喧伝され、なかには受傷直後に塗らないと効果が薄い!とまでいう人がいますが、これも考えもの。

馬油をはじめとする油分全般には、確かに皮膚表面を保護する働きがあります。

とはいえ、ろくに冷やしもせずに油分だけ補給しても、肌に残った熱でやけどがどんどん進行してしまいます。

油分を塗るのは治療が終わった後にすべきです。

 

また馬油そのものに殺菌効果があるという説もありますが、これは疑問が残ります。

製品に殺菌成分が含まれている場合も、消毒薬と同じく、炎症を悪化させる要因になります。使用は避けた方が無難でしょう。

 

やけどはまず水で冷やして熱を取り、進行を抑えるのが大切。

またみずぶくれや、変色がある場合には病院で治療を受けるのが基本です。

 

特に気をつけてほしいのが低温やけどの時。

ホットカーペットやカイロなど「普通ならやけどしない」温度で起きるやけどのため、どうしても軽くみてしまいがち。

そのため病院にかからず、こうした民間療法で治そうとする人がとく多くみられます。

 

ですが低温やけどは最初の見た目より重症化していることがほとんどです。

赤みやひりつきなどの症状が続く時は、自分で治そうとせず、すぐにお医者様へかかりましょう。

Photo by://pixabay.com/

著者: 富樫のぞみさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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