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胆道ジスキネジーの原因とは?胆道ジスキネジーを防ぐ為にできること

あまり聞きなれない病気、胆道ジスキネジーをご存知ですか?

 

症状は、食後の右上腹部の鈍痛の症状が現れても、他の胆道系に胆石や炎症、癌などの異常が認められない病気です。まれに、吐き気、腹部膨満感、下痢があることがあります。

 

この病気の原因は?

消化をするためには、十二指腸へ胆汁を流さなければなりません。胆道内にあるファーター乳頭が開いて、胆汁を十二指腸へ送りだします。しかし、何らかの原因でファーター乳頭が異常を起こす為、胆汁が排出されない(急速に排出される)ことで上記の症状がみられます。

 

ファーター乳頭の異常の発生は、不明です。ファーター乳頭を開き、胆汁を排出させるのに関係している自律神経やホルモンの異常が原因ではないかと言われています。

 

また、ファーター乳頭の異常が、他の病気の合併症として発症することもあります。糖尿病や妊娠、潰瘍、肝炎が主な病気です。

 

ファーター乳頭の異常は女性に多く、心因的要素が大きく関わります。

この病気には3つの種類に分けられます。

 

●緊張亢進型(ファーター乳頭が開かない)

胆嚢がはりつめたようにふくれているために、胆汁を適切に排泄出来ません。胆汁の排泄が遅れ、食後数時間すると腹痛が生じます。

 

●運動亢進型(ファーター乳頭から胆汁が急速に排出される)

胆嚢が食事で直ちに収縮し、胆汁が急速に排出されるものです。食直後に腹痛があります。

 

●緊張低下型(ファーター乳頭からの排出が少ない)

胆嚢は緩んでいるため、胆嚢の収縮が弱く、胆汁の排泄が遅れるます。継続的に続く腹部の鈍痛があります。

 

治療方法と生活習慣

薬物治療が一般的です。まれに、胆嚢の摘出手術やファーター乳頭の切除が行われます。そして、治療と併用してほしいのが、生活習慣の改善です。

 

・暴飲暴食を避けましょう

・刺激物の摂取を極力避けましょう

・バランスの良い食事を心がけましょう

・疲れやストレスをなるべく溜めないよう、ゆっくりと休息をとりましょう

・規則正しい生活を送りましょう

 

心的要因が関わっているため、ゆっくりとした休息が一番の治療です。

 

 

肝臓が正常であることを確かめる!胆道ジスキネジーの診断

肝臓から十二指腸に送られる胆汁の量が不安定となる胆道ジスキネジーであることを検査で判断するための主な基準は、肝臓周辺に何の異常も無いと言うことを確認することです。

 

胆道ジスキネジーは胆道のファーター乳頭が胆汁を通す際に開閉する機能が異常動作を起こすことによって引き起される疾患であることが分かっています。

このファーター乳頭が動作異常を起こすのは、肝臓や胆道、ファーター乳頭自体に障害がある訳でもなく、その動作を司る自律神経に異常があることが原因なのです。

 

そんな胆道ジスキネジーのための検査は、症状が出ていても肝臓が全くの正常であるということを確認することから始まります。

 

■胆道ジスキネジーの検査

●異常が無いことを確認する検査

胆道ジスキネジーを検査する場合は、症状があるのに肝臓にも胆道にも全く異常が無いことを確認するための検査となります。

胆石症など似たような症状を持っているため、実際に検査して異常が全くないことを確認して初めて、胆道ジスキネジーと判断することになるのです。

 

●胆道の乳頭部運動を解析

超音波検査やCT検査で肝臓や胆道に異常が無いことが分かれば、さらに胆道ジスキネジーの特徴であるファーター乳頭の動作異常を確認するために、造影検査を行い、乳頭部運動をコンピューターで解析して検査します。

 

●胆道シンチグラフィー

肝臓から、胆道と胆管への分泌状態や流れを観察できる胆道シンチグラフィーが、胆道ジスキネジーの検査に大いに役立ちます。

 

●原因の特定

胆道ジスキネジーであることが判明したあとは、その胆道ジスキネジーの原因を特定する必要があります。

大きく分けて三つの原因が考えられ、それぞれに異なる治療法が必要となるのです。

 

症状が現れており、肝臓自体は正常であることから胆道ジスキネジーであることに当たりを付け、問題となるファーター乳頭自体の動きを丁寧に観察し、検査することで胆道ジスキネジーと確定できる検査となります。

 

 

原因の異なる三つの胆道ジスキネジー

肝臓にあるファーター乳頭という器官は胆嚢の収縮によって胆道に送り出される胆汁の量を開閉によって調節する調整弁の役割を担っています。

 

このファーター乳頭が動作異常を起こすことで胆道を通る胆汁の量が不安定になるのが胆道ジスキネジーです。

このファーター乳頭の動作異常の原因は主に三つに分けられ、それぞれのタイプごとに異なる治療対策が必要となります。

 

■三タイプの胆道ジスキネジー

胆道ジスキネジーは、その胆道の動作異常が起こる原因が異なる三つのタイプに分けられ、それぞれに異なる治療法が必要となります。

 

1.緊張亢進型

胆嚢が張り詰めたようにふくれてしまい、胆嚢を収縮させるホルモン刺激の効果も薄れてしまい、胆嚢が膨脹したまま胆汁が充分な量排出されなくなってしまいます。

胆汁の消化機能が薄れ、食後に腹痛が生じることになるのです。

 

2.運動亢進型

胆嚢収縮ホルモンの刺激に敏感になりすぎてしまい、胆嚢が一気に収縮することになるタイプです。

胆嚢が一気に収縮してしまえば、胆汁が一気に十二指腸に流れ込み、消化活動に問題を発生させてしまいます。

 

3.緊張低下型

胆嚢が弛緩してしまい、胆嚢収縮ホルモンの刺激を受けてもほとんど収縮しなくなってしまう型です。

胆汁の排出が遅れてしまい、腹部に持続性の鈍痛が引き起されます。

 

●胆道ジスキネジーの治療法

 

▼食事療法

胆汁を排出する胆嚢の収縮活動は、食事内容にも大きく関わってきます。

胆汁の排出を促す脂肪食をコントロールする食事療法は、緊張亢進型や運動亢進型に有効な治療法となります。

 

▼薬物療法

胆嚢の収縮を薬物で調節する薬物療法も有効な治療法です。

また、心因的原因での自律神経の乱れなどが原因の場合は、精神安定剤なども使用することになります。

 

▼精神療法

精神を正常に戻し、自律神経の乱れを無くすために、精神療法が効果を期待できます。

 

胆道ジスキネジーのタイプをキチンと見極め、それに適した治療法を選択することが重要です。

 

 

自律神経の不安定な人に起こりやすい病気、胆道ジスキネジー

この痛みは胆石ではないか?と思う程強い痛みに襲われ、病院を受診する事も少なくありません。

それほど強い痛みに襲われる病気が『胆道ジスキネジー』です。

この病名を知っている人はあまりいませんが、とても身近な病気なのです。

この胆道ジスキネジーは自律神経の不安定な人に起こり易い病気です。

傾向ではとくに女性に多いようです。そして、ストレスを受けやすい環境が多くある方は、注意が必要です。

 

この胆道ジスキネジーの症状は、胆石の発作の様な強い痛みが特徴で、特に場所は右上腹部や右の背中が多いようです。

また、吐き気や嘔吐等の症状が出る事もあります。

 

原因は、自律神経の働きが鈍り、胆嚢の出口の筋の収縮がうまく調整出来なくなることで起こります。

胆道ジスキネジーの原因ともなる『自律神経失調症』ですが、他にもこの様な影響があります。

頭痛や耳鳴り、口の渇き、動悸、めまい、立ちくらみ、冷え、のぼせ、しびれ、生理不順、疲労、記憶力や注意力の低下する等です。

 

自律神経を整えるために出来る事

1.生活のリズムを整える

起床や就寝時間、食事の時間を出来る限り決めましょう。寝だめもしない様にしましょう。

体がストレスを受けない様、体内時計を戻す事が大事です。

 

2.散歩をする

夏は涼しい朝がお勧めです。時間は気にせず、毎日続けられる時間・距離にしましょう。

 

3.日の光をしっかり浴びる

特に朝日がお勧めです。無理な場合、午前中に5分程でいいので太陽の光を浴びましょう。

 

4.食べ物はよく噛む

栄養の消化吸収の為だけではなく、『噛む』という事は自律神経を整える効果があります。

乳製品や豆類、肉類などをしっかり摂ることも大事です。

 

5.たくさん笑う

溜めたストレスを発散させる為にも『笑う』という事はとても重要です。

 

6.お風呂につかる

38度から40度位で、少しぬるめかなと感じる程度のお風呂に20分から30分かけてゆっくりとつかりましょう。

リラックス効果もある、アロマの活用もいいですね。

 

7.睡眠前の飲食は控える

睡眠の質の低下を防ぐ為にも、寝る直前の飲食は控えましょう。

 

8.夜のテレビやパソコンは控えめに

覚醒作用のあるテレビやパソコンは寝る直前は控えましょう。睡眠の妨げになります。 

 

自律神経の乱れは様々な病気を引き起こします。

数日で改善される様な事ではないので、時間がかかると思います。

ゆっくりと気長に続ける様にしましょう。

 

 

女性や神経質な人に起こりやすい 腹部の痛みと発熱

胆道・胆嚢腫瘍・炎症・結石などの異常がないのに胆石症に似た症状になる「胆道ジスキネジー」

胆道ジスキネジーとは、胆道・胆嚢腫瘍・胆道炎・結石などを確認することはできずに胆石症に似た症状が出るジスキネジー(機能異常)が見られるものです。

多くは疲労やストレスが起因していると言われている心身症の一つなのです。

 

女性に多い?

胆道ジスキネジーは自律神経が不安定だったり、神経質な人に起こりやすいものです。

その中でも女性に多いという傾向が見られます。

ストレスを受けやすい環境であることが胆道ジスキネジーを生み出したと考えて良いでしょう。

 

症状は?

自律神経機能やホルモンの分泌異常が原因となり、胆汁の流れが悪くなって右上腹部の痛みや発熱を訴えます。

痛みは持続性があり、食後だったり食後1,2時間内に痛みを感じます。嘔吐する事もあります。

 

治療法は?

胆道ジスキネジーになると痛みや発熱はあるものの、それぞれの機能に異常はみられません。故に病院へ行っても完璧な治療法はありません。しかし、自分で出来る治療法がありますので紹介します。

 

1、生活習慣を改める

規則正しい生活をし、バランスの良い食事をする様に心掛ければ次第に症状が改善されていくでしょう

 

2、ストレスを溜めない

ストレスを発散するべく、運動をしたり、自分自身がリラックスできる事を見つけ実行しましょう。たまには旅行へいき思い切り羽をのばすのも大切です。

 

3、睡眠

睡眠をしっかりとることも大切です。

 

この様に精神を安定させる事が胆道ジスキネジーを克服する道です。

精神的に安定すれば次第に症状がなくなり、痛みも全く感じなくなるのです。

 

 

胆道ジスキネジーを防ぐ為にできること

胆道ジスキネジーとはどんな病気?

肝臓でつくられる胆汁は、総肝管を通り、胆嚢に溜められます。そして、十二指腸で食べ物の消化が始まると、胆汁は胆嚢から総胆管に流れ出し、十二指腸へ流れ込みます。

これが十二指腸で食べ物を消化する一連の流れです。

 

胆道ジスキネジーは、胆嚢や胆管に異常がないのに、右上腹部痛や吐き気、発熱等の症状が現れます。

これらの症状は、胆石症に似ているのです。

 

ジスキネジーとは『運動異常』という意味です。

胆嚢が緊張や異常により収縮できず、胆汁の分泌が遅れてしまう緊張亢進型。

胆嚢が早期に収縮しすぎて胆汁の分泌が速くなる運動亢進型。

胆嚢から胆汁が分泌されない緊張低下型。

胆汁の分泌によって、3つの種類に分けられます。

これらは、胆道に何らかの運動異常が起こる事で、胆汁が滞留します。

この胆嚢の運動は、自律神経やホルモン異常、心的要因と考えられています。

 

胆道ジスキネジーを起こさない為に出来る事

自律神経

自律神経とは、体を活動的にさせる交感神経とリラックスさせる副交感神経からなります。

二つのバランスをとる事で、体内の環境が整います。

交感神経と副交感神経は1.5対1位のバランスが良いと言われています。しかし、実際は交感神経が高い状態がほとんどという方が多いのが現実です。

つまり、リラックスが足りていないという訳です。

では、乱れた自律神経のバランス整えるには、運動や入浴、食事、自然、リラックス、休養等があります。

忙しい毎日を送っている方は、ゆっくりとした休養やリラックスを心掛けましょう。

 

ホルモン異常

ホルモン異常を起こす原因ははっきり分かりません。

生活する上で様々なホルモンが分泌されますが、その分泌異常は、生活の変化や太りすぎ(痩せすぎ)、ストレス、不規則な生活、暴飲暴食・運動不足等が考えられます。

年齢や先天的なものである事もあります。

ストレスを溜めない様な生活は難しいでしょう。

自分の好きな事や物等でリフレッシュする事が、ストレスの少ない生活に近づく一歩となるでしょう。

 

心的要因

これもホルモン異常のストレスと同様です。

何が心的要因になっているのか?

原因が分かっていたとしても、実際その心的要因を解消できるのかどうか?

自分で解消するには難しい問題でもあります。

この原因によって、不眠等の症状が現れている場合は、症状を治す必要があります。

胆道ジスキネジーは、生活改善をする事が大きく関係する病です。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-16掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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