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生活習慣病

慢性腎臓病の教育入院とは~腎臓に良い生活を体験してみよう!病院での検査など

慢性腎臓病の進行を防ぐには食事制限や適正な運動、薬物による血圧コントロールといった日常生活の節々に気をつけなければいけません。

ですが、これらの事を実際に実行するのは難しいものです。

 

そこで慢性腎臓病への理解を深めて腎臓に良い生活を体験するために教育入院をすることができます。

 

教育入院で行う事

・専門医からの説明

慢性腎臓病について専門医からの説明を受けます。病院によってはサッシやDVDを使って説明してもらえます。

 

・食事療法について

慢性腎臓病では塩分やたんぱく質の摂取制限が行われます。肥満の方の場合は減量をする必要もあるので総摂取カロリーに対する制限も行われます。

教育入院では病院の食事で実際にこれらの食事療法を体験します。

また、専門の栄養士から献立の組み立て方や外食の仕方などの詳しい説明を聞き、個人のライフスタイルや好みにあった食事療法の仕方を相談できます。

 

・血圧測定について

慢性腎臓病では血圧をコントロールすることが予後に非常に重大な影響を与えます。自分で血圧を測る練習や、血圧を下げる薬について薬剤師からの説明を受けることが出来ます。

 

・リハビリについて

理学療法士から適正な運動量や日常動作についての説明と実際のリハビリトレーニングを受けることが出来ます。

 

チームとして

これらの事を貴方のためのチームが編成されて行われます。

医師を中心として看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などがカンファレンスを行いながら進めて行きます。

 

まとめ

生活を一人でガラッと変えるのは難しいものです。

教育入院を行えるような病院は慢性腎臓病のプロフェッショナルの集まりですので、専門家の力を借りるのは非常に有効だと思われます。

 

MRI検査が危険!?ガドリニウム造影剤には要注意!

MRI検査などでは、しばしば造影剤が使用されます。造影剤を使用しなくてもMRIの検査自体は行えるのですが、正確な検査結果を得る場合には造影剤が必要です。ただしこの造影剤、安全な薬ではありますが、慢性腎臓病を発症している人は注意が必要です。

 

造影剤のひとつ「ガドリニウム造影剤」

MRI検査に使用する造影剤のひとつがガドリニウム造影剤です。MRI検査をするにあたって、この造影剤を血管内に注射し、全身の血管や臓器に巡らせます。これによってただMRI検査をするよりも、病気の性質や血管、臓器の様子が鮮明に見られるようになります。

全身に巡った造影剤も、ずっと体の中にとどまっているわけではありません。24時間以内には注入されたすべての造影剤が、腎臓の代謝によって尿中に排泄されてしまいます。

 

腎障害患者におけるガドリニウム造影剤使用のガイドライン

日本医師放射線学会や日本腎臓学会などの合同委員会が定めた、「腎障害患者におけるガドリニウム造影剤使用に関するガイドライン」というものがあります。このガイドラインによると、

腎障害患者へのガドリニウム造影剤は慎重に判断するべき

となっています。緊急の場合ややむを得ない場合は使用するけれども、他の選択肢を十分に吟味する必要があるといった具合です。

 

使用すると何が起こるのか?

指摘されているのは、腎障害のある患者が、ガドリニウム造影剤を使用した後、それに関連して腎性全身性線維症の発症があるということです。腎性全身性線維症の発症は造影剤使用後、数日から数か月、あるいは数年後に症状が出始めると報告されています。この疾患は現時点で確立された治療方法がなく、死亡例も多々ある為懸念されているのです。

 

 

腎臓とは関係のないただの検査だと思っても、慢性腎臓病を発症しているということはしっかり伝えるようにしましょう。

 

透析施設を転院したかったら…転院していい?どうするべき?

腎臓は尿を作り出す器官としてよく知られています。腎臓があるから体に害のあるものを体外に排出できるのですが、これが障害されると体の中に毒が蓄積して非常に危険な状態になります。腎臓が障害される疾患で、近年増加しているのが慢性腎臓病です。

 

慢性腎臓病から血液透析

慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下してしまった場合、最終的な治療方法として日本の多くの患者さんが選ぶのが、血液透析という方法です。血液透析は週の半分ほどの日数を、1回に4~5時間かけて病院で透析を行わなければならず、時間的、精神的に負担が大きいものです。そのためどの病院で透析を受けていくかということが、治療を受けていく上で非常に重要になります。

 

慎重に選ぶ必要のある透析施設

透析を受けるということは、その病院と長いお付き合いになるわけですから、慎重に選ばなければなりません。医療内容の充実はもちろんのこと、施設の雰囲気やサービス、融通がきく範囲、患者会の有無など様々な点から吟味して、透析施設を選ぶべきです。

 

それでも転院したいときはある

それでもいざ通ってみたら最初の印象とは違っていたということもあるでしょう。いざ体調を崩したときに、しっかりと対応してくれないということで、病院へ不信感を抱く場合もあると思います。人工透析は人生と並行して長く関わっていくものですから、こうしたことで、精神的な苦痛が大きかったり、実際に肉体的に症状が出ている場合には他の病院への転院を考えてもよいでしょう。

 

こうすると転院しやすい

物理的に引っ越しなどがあれば転院を申し出やすいですが、実際そうでない場合もあります。その場合は、慢性腎臓病でかかっていた先生に他の病院への転院を仲介してもらう方法があります。また、身体症状が出てしまっていたら、他の医療機関で診察を受け、その診断結果を元に転院の医師を伝えるという方法もあります。

 

もちろん転院する場合には、転院先の病院もしっかりと吟味する必要があります。転院した先で同じことが起こらないよう、転院先の病院は時間をかけて選びましょう。

 

自覚症状が少ないからこそ!教育入院して慢性腎臓病について知ろう!

生活習慣病を発症した場合、それを改善したり進行を予防するためには、生活習慣の改善が必要です。生活習慣の改善というと、健康的な生活を送ることが基本軸となりますが、そうした健康的な生活を送ることが難しいから、生活習慣病を発症したという人もいます。

 

慢性腎臓病の教育入院

生活習慣病のひとつに慢性腎臓病があります。慢性腎臓病の場合にも、改善や進行予防のためには生活習慣を改善することが求められます。しかし、上記の通り、生活習慣の改善そのものが、仕事上、生活の環境上、年齢的に、あるいは怠惰な理由で難しいという場合があります。そんな場合にある選択肢が教育入院です。

 

教育入院とは

教育入院というのは普通の入院とは異なり、その名の通り教育を目的とした入院です。何の教育かというと、もちろん慢性腎臓病の教育で、入院して検査などを受けながら、病気に対する知識を深めたり、個々に合わせた食事や運動療法を指導してくれます。

 

大きな目的

慢性腎臓病における教育入院は以下のような目的があります。

腎機能障害の進行を緩やかにする

心血管疾患の発症を予防する

慢性腎臓病との付き合い方を習得する

慢性腎臓病の最終的な形は、腎臓が機能しなくなる末期腎不全です。そこに至らないためには病気の進行を遅らせる必要があります。また、それによって心血管疾患の発症を予防することもできます。

 

教育入院のもう一つの意義

教育入院は重症度や合併症によって入院期間などが多少変わりますが、約2週間です。仕事をしている人は無理に思うかもしれませんが、仕事をしている人にこそ、この入院の意味があります。というのも慢性腎臓病は自覚症状に乏しいため、仕事を頼まれれば「大丈夫だろう」と受けてしまいますし、そのことによって周囲も病気への認識が薄くなります。しかし2週間の入院となれば、本人も周囲の方もそれなりに病気への認識が高まりますよね。そういった点でも教育入院は意味があります。

 

教育入院はそこで教わったことをその後生かしていかなければ意味がありません。知識をもらうだけでなく、積極的に自分の疾患を考え、慢性腎臓病と長く付き合っていく方法について考えましょう。

 

腎移植を検討する場合は慎重に!主治医と綿密に相談して決めよう

CKD(慢性腎臓病)の方は、服薬治療や生活習慣に気を配ることで、その進行を抑えることができます。

ただし、その進行具合は原疾患や合併症、その方の治療を開始した時期などにより大きく変わってきます。ステージ(病期)が進行し、人工透析に移行する方もいるでしょう。

 

人工透析を導入することで、生活に対する制限は格段に少なくなります。しかし、週に数回、数時間かけて行う透析は、身体的にも精神的にも苦痛を感じる方が多いでしょう。

透析治療を何年も続けるのはたくさんだ、何とかしたいという方は、最終選択として腎移植を選択するようです。

 

 

腎移植を行うことで得られるメリットはいくつもあります。

透析をしなくても良くなることで、時間による拘束がなくなり、水分や食事制限がほとんどなくなります。延命率も上がります。

透析導入後の10年生存率は約30%~40%と言われています。もちろん、透析治療を受けながら20年以上元気に生活を送られている方もいます。

それなのに、生存率が低いのは合併症が進行し、全身状態が悪化していくことに起因しています。

 

その一方で、腎移植を受けた方の場合、生存率は格段に上がります。それは腎移植が、腎不全の根本的治療法だからともいえるでしょう。

 

しかし、腎移植を行うためには様々な難関が待ち受けています。

その第一関門が病院選びです。

今現在国内で腎移植を実施している病院は、そう多くはありません。

地方にお住まいの方は、病院に通院するための費用もかかるでしょうし、家族のサポートが必要な方は尚なおさら多大な費用が掛かってしまいます。

移植する腎臓を提供してくれるドナー探しも大変です。

 

長時間の手術に耐え、免疫抑制剤の副作用に耐え、うまく定着してからも自己管理を徹底しなければいけません。そこまでしても、移植した腎臓は永久とはいえないため、いずれはまた透析を再導入する必要性も出てきたりします。

 

腎移植を選択する場合は、それが自分にふさわしいかどうかをよく考え、主治医と綿密に相談して決める必要があります。

 

腎生検って何?検査の流れってどんな感じ?

慢性腎臓病が最初に見つかったのは血液検査や尿検査からと言う方が多いでしょう。 慢性腎臓病はタンパク尿や血尿といった異常によって発見されます。

ですが、慢性腎臓病の症状の進み具合を正確に診断して評価するためにはこれだけでは不十分な事があります。

 

そこで腎臓の組織を少しだけ切り取って顕微鏡で診断します。

これを“腎生検”と言います。

 

腎生検の目的

腎生検は3つの目的の為に行われます。

1、腎臓の組織を直接観察することによって正確に診断をします。

2、予後(どのような経過を辿るか)を予測します。

3、最も相応しい治療法を決めます。

 

期間

一般的な腎生検の入院期間は1週間と言われています。

検査自体は1時間程で終りますが、検査後に傷口が開いてしまわないように1日~2日ほどはベッドで安静となります。

 

検査の流れ

エコー(超音波)で腎臓の位置を見ながら行います。

1、腎臓は腹腔の後部にあるのでうつ伏せに寝ます。

2、エコーで腎臓の場所を確かめます。

3、背中に局所麻酔を注射します。

4、腎臓組織を採取するための針(生検針)を背中から刺します。

5、腎臓に生検針を刺す前に息を止めます。

6、腎臓に生検針を刺して組織を採取します。おおよそ太さ5㎜長さ2cm程です。

これらの作業を数回行い、腎組織を数辺採取します。

7、検査後は圧迫止血を行います。10分ほど背中を押さえて、その後圧迫コルセットを巻いて止血します。

8、丸一日ほどベッドの上で寝た状態で安静にします。

 

まとめ

腎生検は検査とはいえ、入院が必要で侵襲が大きいですが、末期腎不全への進行を防ぐためには非常に重要になります。

 

将来的なCKDを予防するための取組み~学校検尿~

学校検尿(学校腎臓検診)は、慢性的に経過しがちな種々の腎尿路系疾患を早期に発見し、早期に治療を行って、その予後を改善することを目的に行われています。

わが国では1974年に法制化され、現在ではほぼ100%の小中学生が検診を受けています。

一次検尿では試験紙を使い、潜血と蛋白をチェックします。

二次検尿では、試験紙だけではなく、尿沈渣を調べます。

 

小学高学年以上では、起立性蛋白尿の頻度が上がるため、これを除外するために検査前日の就寝前に排尿させ、検査当日の早朝第一尿を検査します。

また、高学年の女児では生理による月経血の混入による血尿を除外するため、生理と、生理終了後2日間の尿は検査しないことになっています。

その他に、現行では有所見者を検出するために三次検診を行い、医師を受診するように勧めるように推進しています。

 

学校腎臓検診にて発見される慢性糸球体腎炎の8割がIgA腎症です。

学校腎臓検診で腎炎の発症を早期に発見し、早期に治療(免疫抑制剤を中心とした治療)をした場合、15年後の末期腎不全患者の発を防止できるとも言われており、小学高学年から発症するIgA腎症患者を糸球体硬化を来す前に発見・治療できるとして、その有意義性が語られています。

 

しかしながら、専門家からは、今の学校腎臓検診について、検尿システムが統一されていないことや、所見を指摘されてから、暫定的診断が出るまでの期間が長いなどの問題点を指摘する声も多く聞かれています。

 

1999年に原発性糸球体腎炎により末期腎不全となった我が国の20歳未満の小児は29人でしたが、学校腎臓検診を実施していない米国では、1966~1999年の平均で311人で、我が国の人口数に合わせても111人と、3.8倍にもなります。

 

その有益性を考慮してか、1992年からは台湾が、1998年からは韓国が、同様に学校検尿を開始しました。残念ながら、米国小児科学会では現在、いかなる小児年齢においても、検尿の予防医学的意義を認めていません。

 

CKDをはじめとする慢性疾患を予防するために、今後は学校検尿システムの問題点を解決しつつ、さらなる予防に努めてもらいたいものです。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2010/11/17-342337.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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