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男性に圧倒的に多い痔瘻とは?

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痔瘻は細菌感染によって、肛門内部に生じた膿のトンネルです。
どのようにして痔瘻は発生するのでしょう。

■痔瘻の成り立ち

痔瘻は、肛門腺の中の腺窩(歯状線というアコーディオン様のひだのくぼみにある、粘液を分泌する腺)という部位への細菌感染が原因だと言われています。
この分泌腺への細菌感染は、内・外肛門括約筋の間に移り、溜まった膿が排出されずに残って痔瘻のもとになる病巣(原発巣)ができます。
これは、肛門周囲膿瘍といって、痔瘻の前段階の状態です。
その後、この原発巣からは、ふつう四方向のうちの一~二方向に膿の溜まった内向のルートが瘻管となって延び、それぞれ二次口といわれる開口部ができて、そこから膿が排出されるようになります。
これが痔瘻です。

最初は瘻管は、細菌が入った痔瘻の入り口(一次口)と、出口の二次口がつながった単純なルートでできていますが、そのまま放置しておくと、瘻管は特に皮下を這ってあらゆるところに二次口をつくって膿をだすようになります。

■男性に多い

痔瘻の発生頻度は圧倒的に男性に多く、男性が女性の五~六倍となっています。
また、その割合は、肛門疾患で外来を受診した人の約十五パーセント程度で、痔核に続いて多い病気です。

三十~五十歳代の中高年層では、痔核や裂肛が硬い便によるのを主としているのに対し、痔瘻は軟便や下痢を訴えている人に多いという特徴があります。


■症状がなく悪化しやすい

痔瘻は、痛みなどの分かりやすい症状がないのが特徴です。
下着が汚れるといった訴えで、外来を訪れる人が大部分ですが、その多くは、肛門周囲膿瘍のある人です。
つまり、痔瘻の初期の一形態が、肛門周囲膿瘍であるといえるでしょう。
このような状態のまま、長く治療をしないでおくと、病巣は皮下を這ってあちこちに固結をつくり、自壊して膿を排泄します。
下着が汚れていつまでも治る様子がないときには、まず専門医の診察を受けるようにしましょう。




(Photo by //www.ashinari.com/2012/05/29-362691.php )


著者: ナムルさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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