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痔瘻の治療は手術だけではない

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痔瘻の治療には、病巣を時間をかけて除去する方法と、手術で除去する方法があります。

■治療の基本

治療の基本は、「病巣の切除」と「膿の排出」です。
原発巣(痔瘻が発生した病巣)は、内肛門括約筋と外肛門括約筋の間にあるため、痔瘻を治すにはそこを切除する必要があります。
原発巣は悪性の肉芽で覆われているので、その悪性肉芽を取り除くことが第一です。
原発巣を除去するために、保存的療法や手術などのいろいろな工夫がなされています。

■保存的療法

手術で原発巣を掻き出さずに、時間をかけて原発性の悪性肉芽を除去しようとする方法です。
これには、クシャラスートラやネラトンという管を用いたドレナージ療法があります。
クシャラスートラとは、ケイノコヅチ由来のスリランカ産の植物で、殺菌作用もあることから二十数年ほど前より日本に導入され、痔瘻の治療に手術用の管として使われています。

どちらの管を用いる場合も、まず管を痔瘻の瘻管に通します。
この管を肛門管から引き出し、両端を結び合わせて輪にします。
そのまま三週間~一ヶ月そのままとめておくと、悪性肉芽は完全に除去される可能性が高まります。
悪性肉芽が除去され、管が抜去されると共に、綺麗になった瘻管は良性肉芽で覆われ、ふさがります。


■手術療法

手術によって治療する方法は、完全開放創、くりぬき法の二つがあります。

●完全開放創

括約筋を切開して原発巣を除去し、この傷口を開放したまま膿を排出する方法です。
この方法は、以前から痔瘻を治療する際の基本的術式として用いられてきましたが、肛門機能失調による便失禁などの合併症が後を絶ちませんでした。

最近では、低位筋間痔瘻に適した治療法としても見直されています。

●くりぬき法

二次口より瘻管をそのままくりぬいて、一次口に向かい、抜き去る方法です。

治療の対象には、単純型痔瘻ばかりではなく、馬蹄形痔瘻や多分岐型痔瘻など、手術の難しい複雑型痔瘻もあります。




(Photo by //www.ashinari.com/2012/04/10-360580.php )


著者: ナムルさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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