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生活習慣病

脳卒中の基礎知識!虚血性病変と出血性病変!高脂肪摂取は心臓病、脳卒中の最大の敵!

脳卒中とは脳血管障害の一般的な名称です。脳血管障害は、虚血性病変と出血性病変に分けられます。

 

虚血性病変

脳の血管が詰まる事によって、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が壊死してしまいます。代表的なものとしては、脳梗塞と一過性脳虚血発作があります。

 

脳梗塞はさらに二つに分類でき、脳血管に血栓が生じて血管閉塞を起こす脳血栓、心臓や動脈の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓、の2種類に分けられます。脳卒中死亡の60%以上を占めます。 

 

一過性虚血発作は発作時間が24時間未満の脳虚血を言います。脳血栓症の前兆となることが多く、一年以内(特に一ヶ月以内)に脳梗塞へ移行する確率は30%以上だと言われています。

 

出血性病変

脳の血管が破れることによって、 その先の細胞に栄養が届かなくなり、細胞が壊死してしまいます。代表的なものとしては、脳出血とクモ膜下出血があります。

 

脳出血は出血場所によって5つに分類することができます。被殻出血、視床出血、橋出血、小脳出血、皮質下出血で、出血場所によって症状が違います。脳卒中死亡の25%程です。

 

クモ膜下出血はその9割以上が脳動脈瘤破裂によって起こり、ハンマーで後頭部を殴られたような激しい痛みを伴います。 脳卒中死亡の10%強です。 

 

脳卒中になってしまったら、治療やリハビリを早急に行わなければいけません。遅れてしまうと症状が進行し回復が難しくなります。最悪の場合、再発作が起きて死に陥る可能性もあります。

 

リハビリも早期に開始して、筋肉がこわばって動かなくなったりするのを防ぎましょう。

 

気をつけて!一過性脳虚血性発作は脳梗塞などの前触れです

一過性脳虚血発作とは24時間未満の局所脳機能障害です。

脳梗塞の前兆となることが多く、発症後一ヶ月以内に30%以上で脳梗塞を発症します。

  

一過性脳虚血発作とは

短時間の脳局所障害で、障害部位などの臨床症状から脳虚血以外の原因が考えられないものを言います。CT検査やMRI検査で塞栓が見られないこともあります。

微小塞栓が原因となり、それが自然に流れるのだろうと言われています。

 

発作のピークは5分以内に訪れ、持続時間は2~15分ほどです。 

  

症状

大部分の患者で運動障害を認めます。四肢の脱力や、歩行困難を生じることがあります。

また、急に言葉が出なくなる失語や、一過性黒内障(片目だけの失明)を伴う事があります。

これらの症状が全て出るわけではなく、どれか一つが単独で出ることもよくあります。

大部分は同じ症状を繰り返し、発作を反復します。が、発作の後も持続するような神経欠落症状を残す事はありません。

  

診断

MRI検査やCT検査を行います。一過性脳虚血発作患者のCT検査では20~30%に脳梗塞が、MRI検査では80%に虚血病変像が見られます。 

 

治療

アスピリンなどの抗血小板薬を投与します。

一過性脳虚血発作の原因として心疾患や頸動脈狭窄が見られる場合にはそれらに対する治療も行います。 

 

予後

一過性脳虚血発作発症後一年以内、特に一ヶ月以内に脳梗塞を発症することがあります。30%以上だと言われています。 

 

発作が起きてもすぐに自然と収まった、だから大丈夫だろうと油断しないでください。

一過性脳虚血性発作は脳梗塞などの前触れとなりますので、もし前触れ症状が出た時は早めに病院で診察を受けましょう。

 

高カロリー、高脂肪摂取が心臓病、脳卒中の最大の敵

ある日いきなり、倒れてそのまま二度と会えなくなる病気――、

心臓病や脳卒中は、突然、死に至るコワイ病気です。

 

心臓病、脳卒中のカラクリ

心臓は酸素と栄養を血液にのせて全身にくまなく送りだす、

いわばポンプの役目。その送りだす力、

血管内の圧力を、血圧(単位はmmHg:水銀柱ミリメートル)

と言います。血圧は心臓が収縮して血液を押し出すときに高くなり

(収縮期血圧)、拡張して血液の流れが緩やかなときは低くなります

(拡張期血圧)。

 

動脈硬化は、心臓から血液を送る血管が硬くもろく

分厚くなるのが原因です。

血管が傷ついて、それをふさごうとしてできるフタが血管をふさぎ

(血栓)、心臓に酸素と栄養がいかなくなるのが心筋梗塞。

心臓のポンプが瞬間的に働かなくなり、細かく振動するのが心室細動。

同じようなことが脳の血管内で起こるのが脳梗塞。

ちなみに、脳卒中は脳の病気の総称で、脳梗塞、脳出血、

くも膜下出血を含みます。血のかたまりが突然飛んで

脳で詰まらせるのが原因です。

 

1960年代と現代では、血管の負担の原因が異なる

心筋梗塞や脳梗塞は、高度成長期の1960年ごろ、

とても多かったのです。それは当時の食生活が、タンパク質不足な上に

塩分の多い食事が原因で血管が破れやすかったため

と言われています。その後、日本人の食生活は欧米化されました。

欧米化が進むにつれ、そうした状況は改善されて血管は丈夫になった

とか。しかし反対に、高カロリーで脂っぽい食事や

過剰な栄養摂取により、詰まりやすくなったと言います。

 

定期的な検査によってサイレントキラーを防ぐ

心臓病や脳卒中は、サイレントキラーとして、自覚症状がないため、

恐れられている病気です。血管の瞬間的な異変を食い止めるには、

血管に傷をつけないことがなにより。血圧、血糖値、コレステロール値

などの検査値をつねに意識しながら、血管を守ることが大切です。

とくにカロリーを摂りすぎる人、脂っこい食事が好きな人は、

日々十分気をつけて暮らしてください。

 

ストレスが原因で突然死?!くも膜下出血になりやすい人とは

くも膜下出血は、脳卒中の中でも「死に近い病気」とされていて発症すると約半数が死に至ると言われています。このくも膜下出血の危険因子の一つにストレスがあるのをご存知ですか?ストレスがこの突然死を招く要因になるかもしれません。

 

くも膜下出血について

くも膜下出血は、脳を覆っている軟膜と、くも膜の間を走っている血管の一部が破れて脳出血を起こします。血管内にできた、こぶのように膨らんだ脳動脈瘤が、血圧の上昇が原因で破裂して脳出血を起こすケースが殆どです。この脳動脈瘤を持っている人は人口の1.5~5%ほどいると言われています。

 

くも膜下出血の危険因子

脳卒中は高血圧が危険因子の筆頭に挙げられますが、最近では高血圧でない30~40代の発症が増えていると言われています。このようなタイプで発症する場合の要因は、寝不足や過労などによるストレスとされています。ストレスホルモンが増えることで血管が収縮して、知らないうちに血圧を上げてしまっているのです。特に女性はストレスの影響を受けやすく、また、ホルモンの分泌量が減少する60歳以降にくも膜下出血を起こしやすくなるというデータがあるので、特に注意が必要です。

 

意外と知られていないリスク要因

脳卒中の原因で、意外と知られていないのが輸血歴があるかどうかです。理由ははっきり分かっていませんが、特に男性が影響を受けやすく、輸血歴がある男性は、輸血歴がない男性に比べて4倍のリスクがあると言われています。また、家族や近親者に脳卒中の既往歴がある場合は、男女ともに2倍もリスクが高くなります。 

 

脳動脈瘤を破裂させないようにするためには、健康的な日常生活とストレスを溜めない生活を送ると良いでしょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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