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生活習慣病

知っておこう、クモ膜下出血についての基礎知識~症状とその治療

 

クモ膜下出血と言えば“ハンマーで後頭部を殴られたような痛み”として表現されるほど出現時刻のハッキリとした突然の頭痛を感じることが特徴です。

 

 クモ膜下出血は脳血管障害の10~15%に当たり、その90%以上が脳動脈瘤破裂によって起こります。

 

 成因

脳動脈瘤は脳を覆っている3層の膜(軟膜、クモ膜、硬膜)のうち、クモ膜と軟膜の間にある動脈の動脈分枝部が高血圧の影響で袋状に膨らんだものです。

その動脈瘤が破裂して膜の間に溢れた血液が脳を圧迫します。

 

脳動脈瘤以外では、脳動静脈奇形、高血圧性脳内血腫、もやもや病などでも脳内出血や脳室内出血に伴って生じますが、単独で重症化する事はあまりありません。

 

 

症状 

それまで経験した事のないような激しい突然の頭痛が生じます

“ハンマーで後頭部を殴られたような痛み”として表現されるほど出現時刻のハッキリとした突然の痛みで、嘔吐やけいれんなどを伴います。

半数の患者では意識障害が見られますが、片麻痺などの局所神経症状が見られる事は少ないです。 

脳血管障害死亡の10%強にあたります。 

 

 

治療

脳動脈瘤破裂は出来るだけ早く手術をすることが望ましいです。

手術では再出血予防の為に動脈にクリップをかけ、クモ膜下出血の除去、脳槽ドレナージを行います。

 

 

予後

初回出血で約半数で死亡するか重篤な機能障害を残します。治療を行わなければ30%が再出血を起こし死亡します。

社会復帰率は術前の意識状態によって違います。意識清明であれば90%以上、軽度意識障害では70%前後、中~高程度意識障害では40%前後の社会復帰率です。深昏睡の場合はほとんど社会復帰する事はありません。

 

 

まとめ

クモ膜下出血では早急な治療が望まれます。突然の頭痛を感じたら、意識障害や神経症状を示さなくてもすぐに病院での診察を受けて下さい。

 

 

 

 

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/10/22-352033.php)

 

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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