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知らずに菌をばらまいているかも?!サルモネラ菌の保菌とは

たまご2

 サルモネラ菌の食中毒は下痢や嘔吐などの症状が激しいというイメージがありませんか?

 

実は、サルモネラ菌が体内に入ったからといって、必ずしも発症するとは限らないのだそうです。多くの人で発症しますが、中には目立った症状が出ないまま、長期間体内に菌が生息する場合があるのです。

 

また、症状が出て、治まった後にも、長い間体の中で菌が残ってしまうこともあるそうです。こういった状態を「長期保菌」といいます。

 

■「健康保菌者」ってなに?

サルモネラ菌に汚染された卵や肉などの食品を食べるなどして、体内に菌が入ったけれど、発病せず感染した状態のまま普段の生活を送っている人が「健康保菌者」または「無症候性キャリア」と呼ばれます

 

感染した菌によって、または感染した患者の状態によって、発病しない理由は様々なようです(患者の抵抗力が高かったり、感染はしたが特定の条件下でないと発病しない等)。

 

一般的に、保菌期間が長いほど、体内の菌の病原性は低くなると言われています。

 

■周りの人の病気の原因になってしまうかも

健康保菌者は、上で説明したように、菌に感染はしていますが症状が出ていないので、自分が保菌者であることを知らない場合がほとんどです。ですが、菌自体が病原性がないのではなく、たまたま健康保菌者となった人物では発病しなかった、という状態な為、保菌者から排便などにより菌が外に出ると、そこから感染が広がる場合があるのです。

 

有名な例では、1900年代アメリカで、一人の健康保菌者であった女性から、腸チフスの感染が拡大したということがあります(腸チフスはサルモネラ菌感染の一種)。同じトイレを使用していたことから感染が広がったそうで、現在でも同じことが起こる可能性は十分にあります。

 

■気をつけるべきことは?

健康保菌者は、自分に目立った症状が出ません。でも、家族や友人、同僚など、自分の周りでサルモネラ菌の感染・発病患者が出たけれど、感染源がはっきりしない場合などには注意が必要となります。知らないうちに感染していることもあるからです。そして、その場合は、知らないうちに病気を運ぶ「キャリア」になっているということでもあります。

 

もし、身近なところでサルモネラ菌の感染者がいた場合(特に、感染源がわからない場合)には、病院で検査を受けて感染の有無を確認したほうがよいでしょう。

 

また、普段から 

・肉・魚・卵の生食を極力避け、十分に加熱調理をする

・調理器具は清潔に保ち、頻繁に漂白剤での殺菌や熱消毒をする

・トイレ・風呂等を毎日しっかり掃除する

・こまめに石けんを使って手を洗う

 

など、感染自体を未然に防ぐよう心がけましょう。

 

自分自身はもちろんのこと、大切な家族や友人など周りの人間の健康を損なわないためにも、日頃から健康管理や衛生管理に気をつけて生活することが大切です。

 

そしてもし身近に感染者・発病者が出た場合には、「私は症状がないから大丈夫」と思い込まず、早めに検査を受けるようにしましょう。 

(Photo by: //www.photo-ac.com/ 

著者: ミシェルさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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