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気になる病気・症状

気付かないうちにあなたも?薬剤が効かない結核菌が日本で猛威を振るう?

 

実は、日本は先進国で一番結核が発生しています。

今、結核?と思いますが、現在、国民5000人に1人の割合で結核が見つかっているのです。

 

結核は「終わった病気」ではない

昭和初期は、結核患者が多く、「亡国病」とまでいわれていましたが、戦後の医療事情の改善とともに、国内の結核患者は急激に減少しました。一時は、「結核は過去の病気」とまでいわれていましたが、1996年頃から国内の結核患者数が上昇をはじめ、「再興感染症」として注目され始めました。現在、人口10万人あたり18人が発症しており、これはアメリカの4人、イギリスの12人より多く、先進国の中でトップです。

 

免疫のない若い世代が要注意

発病の65%が60歳以上の戦前戦後に感染したことがある方で、なんらかの体力低下などで再発したと考えられています。

しかし、心配されているのは、免疫を持たない若い世代の感染です。大学などでの集団感染では、診断が遅れて重症化するケースもあります。また、ホームレスなどのケアを受けにくい人の中での発症も目立っています。

 

現代においても、結核と診断されて治療した人の9%が命を落としていますから、深刻なのです。

 

多剤耐性結核菌の出現

さらに問題を難しくしているのが、結核菌が多剤耐性になっていることです。

戦後はペニシリンをはじめとした初期の抗生物質で、国内の結核は駆逐されていきました。

しかし、現代では何らかの耐性をもった結核菌に感染している人が、結核治療を受けた経験がある人のうち20%に見つかっています。

これは、治療中に薬を中断してしまったり、不規則な服薬をしていたりすることで、耐性菌の出現頻度が高くなっているためです。

現在では、イソニアジリドとリファンピシンという薬剤が同時に効かなくなると、治療が困難になってしまいます。

 

きちんと服薬、治療を完了させる

結核は、飛沫感染や空気感染でうつります。

ですから、きちんと直すことは、家族や周囲の人への感染防止につながるのです。

もし結核と診断されたら、約6ヶ月間は決められた薬を規則的に服用する必要があります。

途中で治療をやめてしまったりすると、耐性菌が出てしまったりしてさらに治療が長引きますから、注意しましょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2009/07/23-025139.php)

 

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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