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深在性真菌症は早期治療が重要!なりやすい人と予防と治療!MRSAって何?

高齢になると、からだの免疫機能が下がり、さまざまな病原菌に感染しやすくなります。

こうした日和見感染は、一般的ではない症状を示すので、原因がなにかわからない場合が多いのです。

特に、皮膚表面などではなく、肺や内臓に真菌(カビ)が感染する「深在性真菌症」は、怖い病気です。

 

日和見感染の原因菌

日和見感染とは、日常どこにでもいる菌が体内でどんどん増えてしまうことです。

普通の免疫機能があれば、これらの菌が体内に入ってきてもすぐに押さえつけてしまうので、体内で菌が増えることはありません。

しかし、免疫機能が押さえられなかったカビは、肺や内臓などさまざまな場所で増え、その結果命を落とすことも少なくありません。

  

日和見感染する真菌

次のような菌が、日和見感染による「深在性真菌症」の原因菌として多く、注意が必要です。

 

・アスペルギウス

・カンジダ

・クリプトコックス

・フサリウム

 

これ以外にも多くの真菌が原因となります。

 

症状と治療

真菌が、肺や血液中、臓器などで増えると、発熱や呼吸困難、敗血症によるショック症状などが起きます。いずれも早期に診断し、適切な治療が必要です。治療では、点滴や服薬で持続的に抗菌剤を投与します。

予防的に複数の抗菌薬を投与する場合もありますが、抗菌剤は高価なので乱用は避けるべきです。また、抗菌剤を多用すると、耐性菌の発生につながることも考えられます。

 

 

抗菌剤が効かないこともある

細菌感染の治療はどの菌に感染しているのかで、薬の選択が決まります。診断が間違っていると、せっかくの高価な抗菌薬が効かないケースもあります。そのため、治療経験が豊富で、検査設備の充実した病院で受診することをお勧めします。

 

加齢以外にも、免疫機能が低下する病気や、治療によって免疫機能が低下している場合などもあります。日和見感染はきちんと対処しなければ、命にも関わりますので、十分に注意しましょう。

 

 

きちんと知ってる??健康は人には無縁の病気「日和見感染」

日和見感染とは、健康な人なら感染症を起こさないような弱い病原菌が原因となります。自己免疫力が落ちている為に弱い病原菌が感染菌となり発症する感染症です。(日和見という菌がいるわけではありません)

 

自己免疫力が落ちる原因

自己免疫力が落ちる原因は様々なものがあり、以下のようなものが代表的です。

 

○加齢

○慢性的な重症疾患

○栄養失調やアルコール依存

○先天性免疫不全

○後天性免疫不全症候群(エイズ)

○ステロイドや免疫抑制剤による治療中の患者

○抗がん剤

○重度の熱傷

○糖尿病

○肝不全や肝炎、肝硬変

○放射線被ばくや放射線療法

○腎不全やネフローゼ症候群、尿毒症

○関節リウマチや全身性エリトマトーデスなどの膠原病

○白血病

○妊娠

○再生不良性貧血

○原発性免疫不全症

○臓器移植

 

日和見感染を起こす菌

日和見感染を起こす細菌で代表的なものとしては、 非結核性好酸菌、緑膿菌、レジオネラ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、大腸菌、セラチア、結核、クレブシェラ菌、などがあります。

 

真菌では、カンジダ、クリプトコッカス、ニューモシスチス(以前はカリニ肺炎と呼ばれていました)、アスペルギルス、などがあります。

 

ウイルスでは、ヘルペス、サイトメガロウイルス、 JCウイルス、などがあります。

 

原虫では、トキソプラズマ、クリプトスポリジウム、などがあります。

 

自己免疫力が落ちている人は、食事(生ものは避ける)や、帰宅後の手洗いやうがい、人ごみに近づかないといった日常生活での予防をしましょう。

 

また、もし感染症にかかっている人と接触した時は早めに医師に相談しましょう。  

 

 

HIVのような免疫不全だけでなく、高齢者などで免疫が低下すると、さまざまな感染が起きます。

中でも多発するのが「カンジダ」をはじめとする真菌(カビ)症です。

 

「深在性真菌症」とは

真菌症というと、水虫を思い浮かべるかもしれません。

水虫も真菌(カビ)ですが、こうした皮膚表面で菌が活発に増える状態は「表在性真菌症」と呼び、治療にはまず外用薬を使用します。

しかし、爪水虫になった人はご存知だと思いますが、爪水虫は、外用薬を塗っただけでは治りません。

爪水虫は、菌が外用薬が届かない深部まで到達しているので、抗菌薬を服用して体内から菌を殺さなければならないのです。

さらに、肺や肝臓、血液中など、内臓にカビが増殖した状態が「深在性真菌症」です。

こうした「深在性真菌症」に感染した場合には、命に関わることがあります。

  

日和見感染するカビ

一番多いのが「カンジダ」で、これは外陰部などにただれを起こすカビとは近縁の種です。

消化管や腎・尿路、肺などに多く発生しています。

つぎに「アスペルギルス」が多く、これは肺に主に見つかり、重篤化して肺に空胞を形成します。

これ以外にも、日和見感染として体内で増殖するカビはたくさんいます。

 

日和見感染を起こしやすい人

日和見感染を起こしやすい「易感染者」とは、次のような条件の人です。

 

・免疫不全

・癌や悪性リンパ腫、白血病などの基礎疾患

・膠原病

・臓器移植後の免疫抑制剤を使用している場合

 

こうした条件の方は、医療機関でも配慮がなされますが、日常的にも注意しましょう。

 

感染経路

日和見感染は、どこにでもいる菌に感染しますが、内臓に菌が入るきっかけはいくつか特徴的なものがあります。

 

・中心静脈栄養など留置カテーテル

・誤嚥や吸引による経気道性感染

・尿路感染からの血液内移行

 

また、道路で転んだ傷口から感染して重篤化した例もあります。

十分な消毒を心がけ、かかりつけ医に相談しましょう。

誤嚥によるのどから食道の出血などにも注意が必要です。

 

ほかにもざまさまなカビが日和見感染の原因となりますが、これらは抗菌剤を服用して治療します。悪化した場合には、点滴で抗菌剤を投入します。

抗菌剤は副作用の強いものもありますが、一定期間しっかり継続して服用することが必要です。中断すると抗菌剤が効かなくなることもあるので、医師の指導をしっかり守って治療を完了することが大切です。

 

 

風邪に似ている?日和見感染の症状

日和見感染の原因となるウイルスはさして問題のあるウイルスではありません。もともと、人間の体に入り込んだとしても病的な症状を引き起こすことは滅多にないのです。

ただし、免疫力が弱っている場合は話が別です。通常の人よりも免疫力が弱い人、免疫力が低下する病気にかかっている人が日和見感染したときにどのような症状が出るかを見ていきます。

 

●風邪のような症状が一般的

日和見感染の症状の中でもよくみられるのが風邪のような症状です。例えば38℃以上の発熱は日和見感染の代表的な症状と言えるでしょう。

その他に息切れやめまいなど風邪のときのだるさを重くしたような症状が日和見感染の特徴です。

吐き気、嘔吐、便の色の変化、不正出血なども見られるのでこれらの症状があれば病院を受診してください。

 

●軽めの日和見感染の症状

発熱、嘔吐まで症状がひどくなくとも日和見感染の可能性はあります。

軽めの日和見感染の症状は陰部のかゆみ、体のだるさ、口内炎です。こちらも思い当たる節があれば病院へ相談しましょう。

 

●普段からの検査で日和見感染を知る

免疫力が低下する病気の方は定期的に病院に通っている場合が多いです。そこでおすすめしたいのが定期検査で日和見感染を予防するという方法です。

体を守る役割を担っているリンパ球の数を定期的に測ることで日和見感染しやすい状態なのかどうかを判断できます。

 

日和見感染は健康な方がかかる感染症ではなく免疫力が弱っている方がかかる感染症です。

日和見感染の症状には風邪のような症状の他に体のだるさや口内炎などもあります。

 

 

日和見感染で問題になるMRSAって何?

MRSAとは、メシチリン耐性黄色ブドウ球菌のことです。

MRSAはメシチリンを代表とする抗生物質に対して耐性を示します。

 

MRSAの問題点

MRSAが特に問題となるのは日和見感染や院内感染においてです。MRSAは黄色ブドウ球菌と同様に人の常在菌で健康な人の体にも居ます。

が、エイズ、加齢、疾患などによって自己免疫力の低下している患者ではMRSAで感染症を発症することがあります。これを日和見感染と言います。

 

○治療が難しい

患者の自己免疫力が低下している上に、MRSAは抗生物質に対する耐性を持っているので治療が難しくなります。

 

○病院で広がりやすい

また病院内では自己免疫力の落ちた患者が多数居ることに加えて、健康な人(医師や看護師、家族など)はMRSAに一時的に感染しても何の症状も出ない、MRSAは乾燥や消毒剤に強い、これらによって感染が広がりやすくなります。 

 

 MRSAの治療法

そのMRSAに対して有効な抗生物質を投与します。

 

しかし、最近ではバンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性腸球菌、ペニシリン耐性肺炎球菌などの薬剤耐性病原体がどんどん出てきています。

感染を広げない事が大切なので、病院や介護施設などでは感染拡大防止の為のマニュアルが作られています。不安な時はどの様にして予防しているのか聞いてみるといいでしょう。 

 

まとめ

自己免疫力の落ちている人は、日和見感染を防ぐためにはどうすればいいのか医師としっかりと相談してみましょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2010/05/07-036443.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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