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アテローム(粉瘤)が出来たらみられる症状~知っておきたいアテローム(粉瘤)の手術と入院~

 

アテローム(粉瘤)が出来たらみられる症状

アテローム(粉瘤)は良性のできもので、できものである以外に体に多少なりとも症状が現れます。

 

アテローム(粉瘤)がどんな症状を引き起こすのか、そしてその症状は命に係わるのかどうかを見ていきます。

 

●アテローム(粉瘤)の初期症状はしこりのみ

アテローム(粉瘤)であっても、初期の段階ではしこりがあるなと気づくだけです。体を洗っているときなどにしこりに気づいて、大して大きくないので放っておいたら実はアテローム(粉瘤)だったという例もあります。

 

なお、アテローム(粉瘤)の特徴は中央に黒点があること、しこりから少し匂いがすることです。

 

●アテローム(粉瘤)で痛みが出る場合は細菌感染

アテローム(粉瘤)が気になって、つい手で押しつぶしてしまった場合や、道具などを使って無理やり押し広げてしまった場合などは、細菌感染して痛みが出ることがあります。

 

細菌感染をすると膿が溜まるほか、今までよりも格段にアテローム(粉瘤)が大きくなり、触ると痛むようになります。更に炎症がひどくなると黙っていても痛いです。

 

●アテローム(粉瘤)で腹痛・嘔吐

アテローム(粉瘤)を潰して中に膿が入ってしまった場合に、腹膜炎になると急に腹痛がしたりします。腹膜炎は細菌感染によって起きる病気で、アテローム(粉瘤)を無理やりおしつぶして細菌感染した場合には腹膜炎の可能性も出て来ます。

 

なお、同じような形で胸膜炎、リンパ管炎などの症状が出ることもあります。

 

アテローム(粉瘤)は初期には症状がないものの、無理やり潰して細菌感染してしまうとさまざまな症状が出るようになります。

 

腹痛や嘔吐などといった腹膜炎の症状はアテローム(粉瘤)を潰して細菌感染したところから膿が体内に流れ込むことで起きる痛みです。 

 

アテローム(粉瘤)から考えられる病気3つ

アテローム(粉瘤)は皮膚にできるできものですが、できものというとほかにも多くの種類があります。

 

アテローム(粉瘤)のようにできものができる病気で、アテローム(粉瘤)の他に考えられる病気、アテローム(粉瘤)との違いを見ていきます。

 

●ニキビ

顔や背中にアテローム(粉瘤)のようなできものが出来ているときに考えられる病気の一つがニキビです。特に顔はニキビを発症しやすい場所の一つと言われています。

 

ニキビの場合は皮脂が溜まり、アテローム(粉瘤)の場合は垢などが溜まるという点で異なります。見た目にもアテローム(粉瘤)の方がにきびよりも少し大きいという違いがあります。

 

スキンケアで改善する場合はニキビと考えてもOKです。

 

●脂肪腫

アテローム(粉瘤)のような症状から考えられる病気の2つ目が脂肪腫です。アテローム(粉瘤)と脂肪腫は見た目がよく似ており、全身のさまざまな場所に出来るという点も一緒です。

ただし、脂肪腫は脂肪細胞が増殖して出来たものであり、アテローム(粉瘤)のように中に老廃物が溜まっているわけではありません。そのため脂肪腫を押しても何らかの内容物が出てくることはありません。

 

●皮膚がん

アテローム(粉瘤)のようなしこりから考えられる病気のうち、もっとも気を付けた方がよいのが皮膚がんです。稀に、アテローム(粉瘤)が巨大化してがんになることもあります。

アテローム(粉瘤)の付近に出る痛みだけではなくだるさがある場合、何もしていないのに痩せてきたなど全身の症状がみられるときにはがんやそのほかの病気の可能性があります。

 

また、アテローム(粉瘤)から出血したときも要注意です。

アテローム(粉瘤)から考えられる病気には脂肪腫やニキビなどがあります。また、皮膚がんもアテローム(粉瘤)から考えられる病気のひとつで、皮膚がんが疑われるときは早急な検査と治療が必要です。

 

アテローム(粉瘤)は原因がわからない!?

アテローム(粉瘤)は割とポピュラーな腫瘍で、腫瘍とはいっても癌細胞のように全身に広がるわけではありません。

良性腫瘍の一種ですのでアテローム(粉瘤)から死に至るような心配はあまりありません。ただ、内側で破裂して体内に膿が入った場合は腹膜炎など命にかかわる病気になることもあります。

また、小さいものだと出来ていることに気づかない方もいるようです。

 

●アテローム(粉瘤)の中身って?

良性の腫瘍とは言っても腫瘍なのだからどこかが盛り上がってたり何らかの液状物質や固形物質が溜まっているはずです。

アテローム(粉瘤)の場合は角質、垢などが皮膚の中に溜まってしまった状態です。角質や垢などは不要なので老廃物として出されるはずなのですが、表皮が老廃物を覆ってしまうことでできものになります。

 

●アテローム(粉瘤)の原因は?

実はアテローム(粉瘤)の原因についてはわからないことが多いと言われています。アテローム(粉瘤)だけではなくほかの良性腫瘍もそうですがはっきりとした原因がつかめないことが多いのです。

考えられる説としては皮脂腺の異常が起きている、生まれつき、ニキビ跡に発症する、ストレスがかかわっているなどの説です。

いずれも研究中であり、これらの条件をすべて満たしていなくてもアテローム(粉瘤)を発症する人もいればすべての条件を満たしていてもアテローム(粉瘤)にならない人もいます。

 

アテローム(粉瘤)は良性腫瘍の一種で、その中身はもともとは体外に出るはずだった老廃物です。

アテローム(粉瘤)の原因は完全には分かっておらず、さまざまな説があります。

 

知っておきたいアテローム(粉瘤)の手術と入院

アテローム(粉瘤)は腫瘍の一種ですので治療方法は主にアテローム(粉瘤)を手術で取り除くという方法です。どのような場合にアテローム(粉瘤)を取り除いた方がよいのか、そして手術はどのように行われるのか解説します。

 

●手術が必要なアテローム(粉瘤)

アテローム(粉瘤)はそれほど大きくなければ、定期的に病院に通って経過観察をするという方が多いです。というのもアテローム(粉瘤)がよほど肥大化して長期間にわたって存在しない限り癌化の恐れは少なく、特に日常生活に影響がないからです。

 

そんな中で手術が必要なアテローム(粉瘤)とは、日常生活に影響を及ぼしているアテローム(粉瘤)や、細菌感染しているアテローム(粉瘤)です。細菌感染していると、腹膜炎など命に係わる病気になることもあるので手術をしなければなりません。 

 

●どんな手術をするの?

アテローム(粉瘤)手術では、垢や老廃物が溜まった袋を丸ごと取り出す形で手術します。炎症があるときには炎症を抑えてから、くまなくアテローム(粉瘤)を取出します。

 

開口手術ですので少なくとも傷跡が残ります。また、場合によっては先にアテローム(粉瘤)を開いて中身を出し切ってから、皮の部分を切開することもあります。

 

●入院は必要?

アテローム(粉瘤)の大きさや炎症の有無によって入院が必要かどうかは異なります。

一般的には、直径5㎝くらいまでのアテローム(粉瘤)であれば日帰り手術で、その後何度か通院する形を取るようです。

 

アテローム(粉瘤)は絶対に手術しなければいけないものではありませんが、細菌感染していたりかなり肥大化したアテローム(粉瘤)は取り除くことが必要です。5㎝くらいまでのアテローム(粉瘤)であれば、日帰り手術も可能な場合が多いです。 

 

アテローム(粉瘤)が出来やすい場所ってあるの?

 アテローム(粉瘤)は全身のどこにでもできる可能性がありますが毛根形成組織のある場所とない場所ではやや出来方に違いがあると言われています。

 

●毛根形成組織のある場所に出来るアテローム(粉瘤)

毛根形成組織のある場所とは例えば腕や背中などです。女性の場合は毛が薄い方もいるのでわかりにくいですが『毛が生えると予想できる場所』と考えてください。

毛根形成組織のある場所に出来るアテローム(粉瘤)は毛根の細胞が形を変えて老廃物を外に出さない皮になっていると考えられます。

 

●毛根形成組織のない場所に出来るアテローム(粉瘤)

毛根形成組織のない場所とは足の裏など、毛の生えない場所です。このような場所にもアテローム(粉瘤)は出来るのですが毛根形成組織がある場所と同じような毛根の細胞が形を変えるという出来方ではありません。

毛根形成組織のない場所にアテローム(粉瘤)が出来る場合は傷によって皮膚の一部が皮膚の中に入ることが原因と考えられます。

 

●アテローム(粉瘤)が出来やすい場所はあるの?

全身のどこにでもできるアテローム(粉瘤)ですがその中でも特にアテローム(粉瘤)が出来やすい部位として耳があります。

耳はさまざまな体の部位の中でもやや複雑な形をしており、アテローム(粉瘤)が出来る素地があるかどうかにかかわらず垢や汚れが溜まりやすいです。

耳の後ろには頭の毛が生えているので毛根細胞が多いというのも影響しているかもしれません。

 

アテローム(粉瘤)は毛根形成組織がある場所とない場所ではやや出来方が異なります。

また、耳は複雑な形をしている、毛根形成組織がある頭がすぐ近くにあるといった理由からアテローム(粉瘤)が出来やすいです。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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