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頭痛

群発性頭痛の治療薬には、スマトリプタンと鼻炎薬が有効?!

群発性頭痛とはどんな病気か?

群発性頭痛という病気をご存知でしょうか?この病気は、内頚動脈の拡張や浮腫などが原因で、周囲の交感神経に圧迫が起こり、眼の奥やその周辺の部位に激しい痛みが生じるという病気です。

 

 

頭痛という病名から、軽い病気である、鎮痛薬を飲めば治まるのでは、ということが考えられますが、この病気の痛みは「眼を刃物でえぐられるような、くも膜下出血と間違えるほどの」激しい痛みだとされ、発作が起こると15分~3時間の1日数回、数ヶ月毎日この症状が続く、という患者さんにとって非常に苦痛で困難な病気であると言えます。

 

この病気には、現在根本的な治療法が無いとされていますが、対症療法として、いくつか有効であるとされている療法があります。ここでは、一般的に行われている治療法から、患者さんが独自で考案された(安全性は高いものとされています)療法までをご紹介していきたいと思います。

 

群発性頭痛の治療法は大きく分けて2種類

群発性頭痛の発作が生じた際に、通常行われている治療法は大きく分けると2種類あり、「発作時の痛みを改善する治療」と、「発作を起こりにくくする予防的治療」があります。

 

◆発作時の痛みを改善する治療法

1)スマトリプタン(皮下注射薬・点鼻薬)

血管収縮作用のある薬で、群発性頭痛(発作時)の第一選択薬とされています。(※但し、狭心症、心筋梗塞や末梢血管障害のある方には使用不可。) 

2)酸素吸入

通常7リットル以上の吸入により効果が認められています。(※保険適用外)

 

◆発作を起こりにくくする予防的治療

1)エルゴタミン製剤

就寝前など頭痛が起こる前に服用すると有効とされていますが、効果は限定的であるようです。

2)カルシウム拮抗薬(ベラパミル) 

3)副腎皮質ステロイドホルモン

4)抗てんかん薬

5)抗うつ薬

 

◆その他の予防薬

鼻炎薬(リドカインが含有されているに限る。)

局所麻酔薬としての使用。

 

発作時の痛みを改善する治療法の詳細

発作時の治療薬には、上記で述べたように、1)スマトリプタン(皮下注射薬・点鼻薬)2)酸素吸入があります。

 

1)スマトリプタン

痛みの原因である血管拡張を抑制する作用があります。スマトリプタンには2種類の<皮下注射薬と点鼻薬>がありますが、群発性頭痛としては皮下注射薬のみが保険適用となっています。

⇒皮下注射薬は病院で受けるほか、「イミグラン自己注射キット」という自分で注射を行えるキットの処方も受けることが出来ます。

⇒点鼻薬に関しては、偏頭痛の病名で処方を受ける(過去には発頭痛は偏頭痛の一種であったので)ことで、保険適用を受けることが出来ます。

 

2)酸素吸入

酸素吸入は、純酸素を毎分「7リットル以上」吸入すると症状が治まると言われており、通常は病院で酸素吸入を行いますが、緊急の場合に備えて自宅に酸素ボンベを常備する場合もあるようです。

また、携帯用酸素ボンベでは5分程度でなくなってしまうので(通常10分~1時間の吸引が必要)、携帯用は効果が無いとされています。

 

発作を起こりにくくする予防的治療の詳細

予防的治療法には、主に1)エルゴタミン製剤 2)カルシウム拮抗薬(ベラパミル) 3)副腎皮質ステロイドホルモン があります。

 

1)エルゴタミン製剤

一般的には、エルゴタミン製剤が就寝前に服用すると有効とされている場合もありますが、実際においては、あまり効果的でないとされている場合も多いようです。

 

 

2)カルシウム拮抗薬(ベラパミル) 

ベラパミルは元々狭心症の薬ですが、これらの予防薬の中では、最も有効であるとされています。

 

特筆すべき予防法

一般的には治療薬とされていませんが、患者さんの方がブログ内にて紹介されていた療法で、一般市販薬の鼻炎薬に含まれる「リドカイン」成分が局所麻酔の作用を示し、群発頭痛の症状を抑える効果が見られたようです。

 

 

(※鼻炎薬の薬効としては、『アレルギー性鼻炎、急性鼻炎または副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:鼻水、鼻づまり、くしゃみ、頭重』の治療薬として使用されます。)

 

<ある市販鼻炎薬の内容成分例>

◇抗ヒスタミン剤 マレイン酸クロルフェニラミン : 5mg 

◇血管収縮剤 塩酸テトラヒドロゾリン : 1mg 

◇殺菌剤 塩化ベンゼトニウム : 0.2mg 

◇局所麻酔剤 リドカイン : 5mg(0.5%)

 

上記のようにリドカインが含有されたものを選ぶと良いようです。この方法を試された患者さんの多くが、潮が引くように痛みが消え、非常に有効であったとの声が多数ありました。イミグラン剤と併用されるとより効果的であるようです。

 

 

市販薬であるので、成分の濃度は低く安全であると思われますが、使用の際には薬剤師や医師に相談することが勧められています。

 

群発性頭痛の痛みを予防する方法として、上記に加え、摂取を避けることで痛みの誘発を防ぐものに「飲酒・喫煙」が関係していると言われていますので、症状が出ている間は摂取を控えることが大切です。

 

 

また、ニトログリセリン(狭心症薬)は血管を拡張させる作用があり、痛みを誘発すると言われていますので、服用されている場合は別の治療薬への変更を希望するなど、医師に相談されることが必要になります。

 

(photo by://pixabay.com/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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