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気になる病気・症状

家畜からうつる皮膚真菌症

 

牧場などに行ったときに、牛などに触った後、ごくまれに皮膚病が起こることがあります。

それは「皮膚糸状菌症」かもしれません。

 

動物からうつる病気「人獣共通感染症」

感染症を起こす原因となる菌は、通常、人に感染するものは人にだけ、ネコの感染症はネコだけ、というように「宿主特異性」といって、同じ種類の動物の間で感染します。

ただ、複数の動物のあいだで感染する菌も少なからずありますし、本来感染しない菌がたまたま人に感染する、という場合もあります。

その場合には、もともと感染する動物よりも、症状がひどい場合が多いのです。

 

 

子牛の皮膚病「牛白癬」が人にうつることがある

子牛が離乳時などでやや体力が低下したときなどに、皮膚に常在菌の真菌の一種が繁殖して起きるのが「牛白癬」です。いわゆる水虫のような状態ですが、免疫力が低下すると体中にでき、かゆみでさらに子牛が弱ったりすることもあります。

成長すると自然に治っていく病気ですが、これが人にうつることがたまにあります。

 

 

症状は強いかゆみとただれ

酪農家の方などは免疫を持っている場合が多いので、ほとんどかかりませんが、牧場にアルバイトに行った学生などが、ときどき発症することがあります。強いかゆみと、ただれたような皮膚になります。適切な抗菌剤で治療すれば、きちんと治りますが、誤った治療をした場合にはなかなか治りません。

 

もし、牧場などに行った経験があり、こうした症状が出たときには、皮膚科の医師にきちんと伝え、可能性を考えてもらいましょう。

 

 

家畜のためにも配慮を

畜産や酪農の現場では、こうした常在菌をコントロールするのが大変です。

観光やアルバイトなどで行く場合にも、現地に菌を持ち込まないようにすることが大切です。また、動物に触ったあとは、きちんと手洗いをすることを心がけましょう。

 

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2011/12/30-355343.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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