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気になる病気・症状

昔とかなり違う!?進化したHIV治療薬 薬の種類をまとめ

 

HIV:ヒト免疫不全症候群は、性感染症であることや免疫不全でさまざまな感染症を併発することなどから、差別的にとらえられた側面もある病気です。

根治療法はいまだに見つかっていませんが、抗HIV薬として様々な薬が開発され、現在では服薬治療によって症状を抑えることで通常の寿命を全うできるまでになっています。

 

多剤併用によるHIVの治療

HIV感染と診断されたら、適切な治療を継続することが必要です。

その場合には、複数の薬剤を飲み続けることになります。

HIV治療薬は、今もたくさんの種類が開発されています。

 

 

HIVの治療薬

 

核酸系逆転写酵素阻害剤

HIV感染細胞で、HIVの逆転写酵素にくっついてDNAへのウイルス遺伝子の挿入を阻害する、DNAと同じ核酸でできた薬です。

世界で最初に抗HIV薬として発売されたAZTなどがこれに含まれます。

HIVに薬剤耐性株が出て、使用できないことが出てきました。

 

非核酸系逆転写酵素阻害剤

HIVの逆転写酵素に強く結合する、核酸以外の成分の逆転写阻害剤。

耐性ができにくいと考えらています。

 

プロテアーゼ阻害剤

逆転写阻害剤と一緒に投与することで、抗HIV効果が発揮される薬。

時間を守った服用が必要で、発症を抑制するためには飲み続けなければなりません。

 

インテグラーゼ阻害剤

HIVのDNAをヒトのDNAのなかに取り込ませる酵素(インテグラーゼ)に結合して、ウイルス増殖を阻害します。

 

侵入阻害剤

HIVが感染を広げるときにターゲットとする細胞側の分子と、ウイルスを接着させないことで、細胞へのウイルスの侵入を阻害します。

逆転写酵素阻害剤などこれまでの薬剤とちがう仕組みでウイルスを押されるので、薬剤耐性になった場合に使用できます。

 

融合阻害剤

開発中のHIV治療薬で、ウイルスの表面蛋白質に結合して細胞とウイルスが融合できないようにします。

 

薬剤耐性との追いかけっこの創薬

こうした多種類の薬剤は、つぎつぎと出てくるHIVの薬剤耐性に対して有効な手段となっています。上記以外にも、世界中で多くの薬が研究開発されています。社会的にも影響の大きいHIV感染は、途上国だけでなく、国内でも感染者が増えています

 

私たちには、HIVをコントロールできる病気ととらえて感染者への差別をなくしていくことが求められています。

感染の抑止と、さらなる治療薬の開発に期待したいものです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/06/09-378944.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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