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近い将来日本でマラリアが大流行!?地球温暖化が招く恐ろしい病気

 

熱帯地域で今もなくならないマラリア。

地球温暖化で日本でもマラリアが発生する?というのは大げさな話ではありません。

 

マラリア原虫を蚊が媒介するマラリア

マラリアはハマダラカという蚊が媒介する伝染病で、マラリア原虫という微生物が蚊の「吸血」という行為を介して伝染します。

蚊は生まれつきマラリア原虫を持っているわけではなく、マラリア原虫に感染している人の血を吸って、その病原体を次に吸血した人にうつすのです。

 

日本にも近縁種がいる蚊

近年、日本も地球温暖化の影響で平均気温が高くなって来ました。マラリアを媒介するハマダラカは、実は日本でも沖縄などに分布しています。では、日本でもマラリア感染が起きる可能性はあるのでしょうか?

それは、現在の状況では、NOです。

 

国内に感染源がない

現在、国内で見つかるマラリア患者は、すべて海外で感染したものです。ですから、日常的にマラリア感染者が近くにいなければ、蚊が媒介することはありません。マラリアの感染拡大が起こるとしたら、日本のように飛び地(島国)ではなく、既に感染がある地域を中心としたエリアから外側の安全だった地域に拡大することは考えられます。

 

媒介する蚊も増えづらい

日本にいる熱帯マラリアを媒介するコガタハマダラカは、沖縄の宮古・八重山諸島で見つかっていますが、沖縄本島では見つかっていません。

今後、温暖化によって分布が広がる可能性はありますが、島ということもあり、急激な拡大はないと考えられます。

 

蚊に刺される人も少ない

コガタハマダラカは、山裾の小川や渓流を好み、飛距離が短いため、さされる人も農村などに限られてきます。

人の多い都市部で感染することはないと言えます。

 

気温がもっと高くなると危険

現在の日本の気温では、ハマダラカの中でマラリア原虫が活性化するのに10日かかるといわれています。この間に、寿命が2週間程度の一般的な蚊は死滅してしまいますし、原虫が活性化しなければ次の人を刺したとしても感染しません。

ですから、現在のところ、衛生状態も良い日本国内でマラリアが流行することはないと言えるのです。

 

しかし、平均気温が25℃になると、蚊の寿命が伸び、マラリア原虫を持った蚊が生き残る確率が高くなります。これは感染の確率が高くなるといえます。

また、気温が高くなるとマラリア原虫の活性化も早くなり、さらに感染の可能性を高めるのです。

 

日本の公衆衛生環境は世界でも高いレベルにあり、マラリアのような伝染病が国内に蔓延することは考えにくいといえます。しかし、温暖化による影響は確実に近づいており、マラリアが発生してもおかしくない自然環境は整いつつあります

熱帯化した日本で、こうした感染症が広がらない衛生環境を維持することが大切です。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/07/01-379547.php)

 

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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