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野山に行く方、ツツガムシ病対策を万全に!死にも至る恐ろしい病気

現在でもたまに発生がある「ツツガムシ病」。

山などに入ることがある場合には、要注意です。

 

ダニが媒介する病原菌

ツツガムシ病は、野ネズミなどに寄生するダニの一種ツツガムシが媒介するツツガムシリケッチアで引き起こされる感染症です。動物中で増えたリケッチアがダニを介して人にも感染することから、人獣共通感染症に数えられます。日本だけでなく、オーストラリアやアジアにも広く存在します。

 

秋の山野で感染が多い

古くは、山形県や秋田県、新潟県などで感染する風土病と恐れられていました。

アカツツガムシが媒介するこちらは古典型ツツガムシ病と呼ばれ、春から夏にかけて多くみられましたが、現在は少なくなっています。

一方、新型ツツガムシ病と言われるものが、北海道をのぞく全国で発生がみられ、古典型と異なり、秋から初冬にかけて発生します。

 

ダニの0.1〜3%が菌を持っていると言われ、このダニが動物に吸着します。

一般にこのダニは1〜2日動物に吸着して皮膚の表面を食べたり、組織液を吸ったりします(血は吸わない)。

この間、6時間以上吸着していると、ダニから動物に病原菌が移行します。

 

高熱・紅斑、重症化することも

ツツガムシに刺されて感染すると、5〜14日の潜伏期間のあと、39℃以上の高熱が出て、全身に小さな赤い斑点が出ます。

5日目くらいにこの紅斑は消えますが、全身の倦怠感や頭痛、リンパ節の腫れなどが起きます。

特徴的なのは、ダニの刺し口で、これを見つけることが診断で重要です。

重症化すると、多臓器不全で死亡することもあるので注意が必要です。

 

山に入るときは肌を出さない

ツツガムシ病の予防として山に入るときは次のことに気をつけましょう。

 

・ツツガムシ病が発生したら、発生時期に汚染地区(発生があったとされるエリア)に行かない。

・山に行くときには、長袖・長ズボン・長靴・手袋を着用して肌を露出しない

・肌の露出部にはダニよけを塗る

・脱いだ服やタオルを、不用意に草むらなどに置かない

・草の上に寝転んだり、座ったりしない

・帰宅後は入浴し、脱いだ衣類はすぐに洗濯する

 

また、草深いところを歩くときには、手ぬぐいなどで草を払い、ダニをたたき落とすことも有効だとされています。

秋の散策やハイキングは楽しむためにも、こうした感染症に十分注意しましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/07-373891.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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